コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

アナCAN

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アナCAN
ジャンル バラエティ番組
構成 石井裕之
小泉泰成、鈴川朋治 ほか
演出 高橋愛子、千葉晃嗣
出演者 枡田絵理奈
加藤シルビア
山本匠晃
田中みな実
江藤愛
ほか
エンディング エンディングを参照
製作
製作総指揮 海本泰(チーフP)
プロデューサー 柴田裕正
編集 笠原善之
制作 日音、TBSディグネット
TIX'ヨavex&EAST
(全て制作協力)
製作 TBS(製作著作)
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送開始から2009年3月まで
放送期間2008年4月12日 - 2009年3月21日
放送時間毎週土曜日 1:25 - 1:55(毎週金曜日深夜)
放送分30分
回数48
2009年4月から終了まで
放送期間2009年4月8日 - 2009年9月23日
放送時間毎週水曜日 1:29 - 1:59(毎週火曜日深夜)
放送分30分
テンプレートを表示

アナCAN』(アナキャン)は、2008年4月11日深夜(4月12日未明)から2009年9月22日9月23日未明)までTBSで放送されていた深夜バラエティ番組である。その年の4月入社の新人アナウンサー司会進行するのが特徴であった。

概要

[編集]

番組の司会は、当年度(2008→2009年度)のTBSテレビ新人アナウンサー(番組では「ルーキーアナウンサー」と呼ぶ)が務める。2008年度新人司会者は「(TBS新人アナ)史上最速の大抜擢」と謳っていた[注 1]。他に新人アナウンサーをサポートする女子大生リポーター軍団(アナCANサポーター)も登場する。また、ニコニコ動画とのコラボレーション企画がある。過去には番組放送中にアナCANサポーターによるチャットが行われていた(2008年7月19日 - 2009年2月7日)が、その最終日には通常の2倍以上のコメントが殺到した。

番組誕生の背景の一つには当時のTBS女性アナウンサー陣の事情がある。2007年春以降退社したり、出産や病気療養により休職したりする女性アナウンサーが続出するなど、TBS社内の労使協定とも絡んで2008年春の時点で「人手不足」の状態にあった。このような経緯のため2008年入社組については、通常の新人研修と並行してレギュラー番組を持たせてアナウンサーデビューを急がせた(小林豊ら先輩アナウンサーの記述も参考のこと)。3人の新人アナウンサーは2008年秋から、早速各ジャンルの番組に積極的に投入されている。

番組内容は2008年度は半年ごとにリニューアルされていたが、2009年上半期は3ヶ月でリニューアルされた。ルーキーアナウンサーを見守る立場にいる人物が番組レギュラーに加わり、最初の半年間は先輩アナウンサーの安東弘樹、2008年秋から半年間は千原ジュニア、2009年春からはくわばたりえが事実上お目付け役を役割を担っている。

再放送が行われることもあり、2008年4月28日から本放送2日遅れの日曜日深夜(正確には月曜日未明)に不定期で、2008年度下半期は基本的に第4日曜日深夜(1時20分 - 1時50分)の月1回(ただし特番が割り込んだ場合は休止)。2009年上半期は特番が割り込まない限り毎週日曜日深夜(第3・第4週は1時50分 - 2時20分、それ以外の週は1時20分 - 1時50分)に再放送されていた。

コーナー

[編集]
芸能人お客様相談センター
2009年7月から。番組公式HPに寄せられた、視聴者からの質問をゲストにぶつける。「週刊★輝女」のゲストは女性限定だったが、このコーナーでは一転して、男性芸人がゲストとして招かれることが多くなる。
ルーキーアナお客様相談センター
2009年7月から。基本的には以前の「答えて★ルーキーアナ!」同様に、番組公式HPに寄せられた視聴者からの質問に、田中と江藤が答えてゆくが、進行役はくわばたりえが担当する。
キラキラ★INFORMATION
アナCANサポーターたちが注目する最新トレンドを紹介。番組の特性からか携帯のゲームサイトを紹介することが多い。
週刊★輝女(キラジョ)
2009年4月から7月まで。各界で活躍する女性をスタジオに招き、仕事やプライベートなどゲストの人となりを探ってゆくトークコーナー。三角形のテーブルにおいて画面右側に田中みな実江藤愛、左側にくわばたりえとゲストが座り、トークを展開してゆく。
答えて★ルーキーアナ!
2009年4月から7月まで。番組公式HPに寄せられた視聴者からの質問に、田中と江藤が答えてゆく。「ルーキーアナお客様相談センター」とは異なり、田中・江藤が自ら進行しながら質問に答えていた。
芸能人お悩み相談室 clubアナCAN
2008年秋から半年間放送された番組のメインコーナー。若手男性お笑い芸人が持ちネタを披露しつつ、銀座周辺の飲食店の女性従業員(つまり「クラブのママ」)に自分たちの悩みを相談する企画。当該コーナーでは千原ジュニアが事実上の司会者を務め、枡田絵理奈加藤シルビアは交代でアシスタントを担当、山本匠晃にいたってはいわゆる雛壇芸人と大差なかった。だが、この2008年秋のテコ入れに対しては、新人アナが主体という初期企画意図から外れてしまったという意見も少なくなかった[1]
アナウンサーのお仕事
番組開始から2008年秋まで放送。高野貴裕出水麻衣ら先輩アナウンサーとアナCANサポーター(回によってはルーキーアナウンサー)が、関東各地に出向き、そこでさまざまなものに挑戦する。奮闘する先輩の姿を見てアナウンサーとしての基本を身に付けてゆくための企画。
番組開始当初のトークコーナー
タイトル不明。ルーキーアナウンサーが毎回ゲストを招き、ゲストのルーキー時代の苦労話を訊く企画だった。枡田・加藤・山本の不慣れなコーナー進行に、お目付け役の上司・安東弘樹がはらはらしながら見守っていた。なお、初回のゲストは品川庄司だった。

出演者

[編集]

2009年度

[編集]

司会

[編集]
TBSテレビ2009年度入社アナウンサー

アナCANサポーター

[編集]
番組開始時から出演
2008年7月から出演
2009年4月から出演
2009年6月から出演

ナレーション

[編集]
  • 木村郁美(TBSアナウンサー)
    回によっては木村以外の人物が担当することもある

2008年度

[編集]

司会

[編集]
TBSテレビ2008年度入社アナウンサー

お目付け役

[編集]
  • 安東弘樹(TBSアナウンサー、2008年4月 - 9月頃)

「アナウンサーのお仕事」コーナー出演

[編集]

2008年9月頃までの半年間に2回以上出演したアナウンサーのみ掲載

「clubアナCAN」進行

[編集]

アナCANサポーター

[編集]
番組開始時から出演
2008年6月加入
2008年7月加入

放送時間

[編集]
  • 2008年4月12日 - 2009年3月21日 : 毎週土曜1:25 - 1:55(毎週金曜深夜、初回のみ1:40 - 2:10)
  • 2009年4月8日 - 2009年9月23日 : 毎週水曜1:29 - 1:59(毎週火曜深夜、初回のみ1:34 - 2:04)

主題歌

[編集]

スタッフ

[編集]
  • 構成:石井裕之、たちばなひとなり、小泉泰成、鈴川朋治
  • TM:小林敏之
  • TD:神沢哲也
  • CAM:廣田雅之
  • VE:八木真一郎
  • MIX:朝日拓郎
  • 照明:半田圭
  • 編集:笠原善之
  • MA:伊藤誠二郎
  • 音効:アックス(2009年6月までサウンズアートと表記された)
  • 美術:アズマリツ
  • 美術制作:立原英生
  • 装置:杉井麻衣子
  • 電飾:吉田晃子
  • ファッションプロデューサー:渡辺佳恵(LML)
  • スタイリスト:難波洋子
  • ヘアメイク:松崎稚恵(air-e)
  • ロゴ&WEBデザイン:トレスアミーゴ
  • CG:コーラルレッド
  • 編成:竹中優介
  • 宣伝:田中瑞穂
  • デジタル統括:杉田謙二、中野健
  • WEBディレクター:清宮嘉浩
  • ホームページ制作:長谷川浩司・筒井絵奈(TBSディグネット)
  • TK:常藤直子
  • AP:浅倉きよみ
  • ディレクター:嵯峨祥平
  • 演出:高橋愛子、久留嶋雄樹、住吉剛英
  • チーフディレクター:千葉晃嗣
  • プロデューサー:柴田裕正
  • チーフプロデューサー:海本泰
  • 技術協力:赤坂ビデオセンターティ・エル・シー
  • 制作協力:日音TBSディグネットTIX'ヨavex&east
  • 製作著作:TBS

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ これまでTBSにおいてレギュラー番組の最短デビューは、小倉弘子(1997年入社)と青木裕子新井麻希岡村仁美(いずれも2005年入社。このうち新井は2010年10月に、青木は2012年12月に退社)の4人で、入社4ヶ月目であった。また、他局ではテレビ朝日宇賀なつみが入社即日でレギュラー番組を持っている。
  2. ^ 大学の同級生だった吉田明世は、2011年4月にTBSにアナウンサーとして入社。

出典

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]
TBS 土曜(金曜深夜)1:25 - 1:55枠
前番組 番組名 次番組
アナCAN
(第1期)
TBS 水曜(火曜深夜)1:29 - 1:59枠
アナCAN
(第2期)