アビジット・ロイ
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アビジット・ロイ(Avijit Roy、ベンガル語: অভিজিৎ রায়; 1972年9月12日 – 2015年2月26日)はバングラデシュの自由思想著述家、ブロガーである。職業はエンジニア。信条は無神論。
ベンガル語で「自由な心」を意味する名のウェブサイト「Mukto-Mona」を開設し、そこはインターネットにおける理性主義者、無神論者、懐疑主義者、自由思想者のコミュニティとなっていた。 自身もこのサイトのブログでイスラム原理主義を批判しており、イスラム過激派から脅迫のメールが届いていた。
妻ラフィダ・アフメド・ボナ(Rafida Ahmed Bonna)とバングラデシュの首都ダッカを歩いていたところ襲撃をされ、死亡した。妻も大怪我を負った。事件の後、「アンサル・バングラ7」を名乗るグループが自分たちがtwitterにて自分たちが犯行を行ったと発表した[1]。実態が不明な集団で警察当局が事件後捜査を開始している[2]。父アジョイ・ロイ(en:Ajoy Roy)はイスラム主義政党「イスラム協会」の支援を受けた過激派グループによるもの、と語ったが、イスラム協会側はこの疑惑を否定し、犯人への処罰を求めた[3]。バングラデシュ憲法(en:Constitution of Bangladesh)の起草者の一人であるカマル・ホサイン(en:Kamal Hossain)は、「凶悪な殺人だ。彼は執筆活動を理由に殺された。犯人はわれわれの憲法に違反した」と非難した[4]。3月2日、容疑者が逮捕されたが、「アンサル・バングラ7」との関係は不明[5]。
著作
[編集]- 『同性愛』( Samakamita)
- Alohate Chaliyachhe Andharer Jatri 2007年 (宇宙の起源についての著作)
- Mohabisshe Praan O Buddhimottar Khoje, 2007年 ファリド・アフメドとの共著
- 『不信の哲学』(Obisshahser Dorshon)
- 『信仰のウィルス』(Biswasher Virus)