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アラウダ (小惑星)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アラウダ
702 Alauda
アラウダ(2009年10月19日撮影)
アラウダ(2009年10月19日撮影)
仮符号・別名 1910 KQ
分類 小惑星
軌道の種類 小惑星帯(アラウダ族?)
発見
発見日 1910年7月16日
発見者 ヨーゼフ・ヘルフリッヒ
軌道要素と性質
元期:2008年11月30日 (JD 2,454,800.5)
軌道長半径 (a) 3.192 AU
近日点距離 (q) 3.123 AU
遠日点距離 (Q) 3.261 AU
離心率 (e) 0.022
公転周期 (P) 5.70 年
軌道傾斜角 (i) 20.61
近日点引数 (ω) 352.95 度
昇交点黄経 (Ω) 289.97 度
平均近点角 (M) 115.44 度
衛星の数 1
物理的性質
直径 194.73 ± 3.2 km
自転周期 8.36 時間
スペクトル分類 C / B
絶対等級 (H) 7.25
アルベド(反射能) 0.0587 ± 0.0002
色指数 (B-V) 0.665
色指数 (U-B) 0.316
Template (ノート 解説) ■Project

アラウダ[1] (702 Alauda) は小惑星帯に位置する比較的大きな小惑星である。ハイデルベルクヨーゼフ・ヘルフリッヒによって発見された。

ヒバリ属の学名Alaudaにちなんで命名された。

軌道

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アラウダは大きな衝突族を形成している[2]。 アラウダに軌道が類似する小惑星としては、(581)タウントニア、(1101)Clematis、(1838)ウルサ、(3139)Shantou、(3325)ターディス、(4368)Pillmore、(5360)ロジェストヴェンスキー、(5815)Shinsengumiなどが挙げられている[3]

衛星

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2007年7月26日に、ジャン=リュック・マーゴットらによってヨーロッパ南天天文台VLTを用いて行われた観測で衛星が発見されて同8月2日に公表され[2]S/2007 (702) 1という仮符号が付けられた。衛星の直径は約 6 km で、主星から 900 km ほど離れた軌道を約3日の周期で回っている。衛星はその後、VLTのあるチリで話されているマプチェ語で「小さな鳥」を意味する"Pichi üñëm"と命名された[4]

"Pichi üñëm"は、上記の衝突族を形成した衝突の際に形成され、アラウダに捕捉されたと考えられている[2]

脚注

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  1. ^ 全世界の観測成果 ver.2” (Excel). 薩摩川内市せんだい宇宙館 (2018年3月3日). 2019年3月11日閲覧。
  2. ^ a b c Margot, Jean-Luc; Rojo, P. (2007). “Discovery of a Satellite to Asteroid Family Member (702) Alauda”. American Astronomical Society 39: 440. Bibcode2007DPS....39.1608M. 
  3. ^ "Opposition dates and magnitudes for 702 family members (2004–2008)". Italian organization of minor planet observers. 2009年10月5日2013年8月4日閲覧
  4. ^ 小惑星センター回報76269、2011年10月12日、2013年8月4日閲覧

関連項目

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外部リンク

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