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アリュートル語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アリュートル語
алуталг’у
話される国 ロシアの旗 ロシア
地域 コリャーク管区カムチャツカ半島北部)
話者数 100-200[1]
言語系統
チュクチ・カムチャツカ語族
  • 北部諸語
    • コリャーク・アリュートル諸語
      • アリュートル語
表記体系 キリル文字
言語コード
ISO 639-3 alr
消滅危険度評価
Severely endangered (Moseley 2010)
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アリュートル語(アリュートルご、: Alyutor language)はカムチャツカ半島北部のコリャーク管区に住むアリュートル人[2]が話す古シベリア諸語の一つ。チュクチ語コリャーク語およびイテリメン語と共にチュクチ・カムチャツカ語族を形成する(ただし最後のイテリメン語については別系統であるとの論議もある)。

2000年にアリュートル人が独立した民族としてロシア政府により認められる以前は、コリャーク語の一方言とされてきた。[1]

正書法はまだない。

複統合的な言語であり、動詞が多数の形態素から形成され、に相当するような意味を表現しうる。また、抱合的でもあり、他動詞目的語を抱合し、新たな語幹を形成する。

他動詞の目的語と自動詞主語が共通の(絶対格)で示され、他動詞の主語が能格で示される(能格言語と呼ぶ)。

数詞

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ənnan 1
ŋitaq 2
ŋəruqqə 3
ŋəraqqə 4
məlləŋin 5
ənnanməlləŋ(in) 6 (1+5)
ŋitaqməlləŋ(in) 7 (2+5)
ŋəruqməlləŋ(in) 8 (3+5)
ŋəraqməlləŋ(in) 9 (4+5)
mənɣətkin 10
mənɣətək ənnan 11
qəlikkə 20
qəlikək ənnan 21
ŋəraqmənɣətkin 40 (4×10)
ŋəraqmənɣətkin ŋəraqqə 44
ŋitaqməlləŋin mənɣətkin 70 (7×10)
mənɣətək mənɣətkin 100 (10×10)

脚注

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  1. ^ a b 『ニューエクスプレス・スペシャル 日本語の隣人たちⅡ』(白水社・2013年1月)ISBN 9784560086162
  2. ^ アレウト族(アリュート族、Aleut)とは異なる。