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アルチニ石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アルチニ石
ニュー・アイドリア産出のアルチニ石
分類 炭酸塩鉱物水酸化鉱物
シュツルンツ分類 5.DA.10
化学式 Mg2(OH)2CO3·3H2O
結晶系 単斜晶系
対称 C2/m
単位格子 a = 16.56, b = 3.15
c = 6.22 [Å]; β = 99.15°; Z = 2
晶癖 針状結晶、繊維脈状、ブドウ房状、球状集合体
へき開 On {100} perfect; on {001} good.
モース硬度 2.5
光沢 ガラス質、絹質
白色
条痕 白色
透明度 透明
比重 2.01 - 2.03
光学性 二軸 (-)
屈折率 nα = 1.488 - 1.489 nβ = 1.533 - 1.534 nγ = 1.556 - 1.557
複屈折 δ = 0.068
文献 [1][2][3]
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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アルチニ石(Artinite)は、化学式Mg2(CO3)(OH)2・3H2Oのマグネシウム炭酸塩鉱物である。白色絹状の単斜晶系柱状結晶を形成する。モース硬度は2.5で、比重は2である。に溶けやすい。

低温の熱水鉱床蛇紋岩化した超苦鉄質岩内で形成される。関連する鉱物には、水滑石水苦土石パイロオーロ石クリソタイルアラレ石方解石苦灰石菱苦土鉱等がある[1]

アルチニ石は、繊維状結晶が放射状に成長し、球状となることがある。カリフォルニア州ニュー・アイドリア産出の標本。大きさは9.2 x 5.2 x 1.5 cm

1902年にイタリアロンバルディア州で初めて報告され、イタリア人の鉱物学者エットーレ・アルティーニイタリア語版の名前に因んで命名された[2]

出典

[編集]