アレクサンドル・ストローク
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アレクサンドル・ストローク(Александр Строк、1877年1月1日 - 1956年7月1日)は、ロシア帝国出身のアメリカ合衆国の興行主。アレクサンダー・ストロークとも表記される。
経歴
[編集]アフセイ・ダヴィドヴィチ・ストローク(Авсей Давидович Строк)としてラトビアのリガに生まれたユダヤ人。第一次世界大戦後、上海交響楽団でチェリストとして活動。しかしまもなく音楽活動を停止し、他の音楽家のためのエージェント業に転じる。
エフレム・ジンバリスト、ヤッシャ・ハイフェッツ、グレゴール・ピアティゴルスキー、アルトゥール・ルビンシュタイン、フョードル・シャリアピン、セルゲイ・プロコフィエフ、ミッシャ・エルマン、アンナ・パヴロワなど、主にロシア革命による亡命芸術家を極東に紹介。東京で死去し、同地に埋葬された。
出典
[編集]- 野村光一『日本洋楽外史―日本楽壇長老による体験的洋楽の歴史』(ラジオ技術社、1978年)
- 榎本泰子『上海オーケストラ物語―西洋人音楽家たちの夢』(春秋社、2006年)
- 『私の履歴書: 経済人』第2巻、p.127
- 江藤淳、高階秀爾、遠山一行編『芸術と思想―シンポジウム』(講談社、1969年)p.97
- 毛利眞人『貴志康一永遠の青年音楽家』(国書刊行会、2006年)p.45
- アサヒビール株式会社社史資料室『Asahi 100』(アサヒビール、1990年)p.319
- 『文藝春秋』第30巻、第7号(文藝春秋社、1952年)p.41