コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

アレムツズマブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アレムツズマブ?
モノクローナル抗体
種類 全長抗体
原料 ヒト化 (ラットより)
抗原 CD52
臨床データ
販売名 マブキャンパス, Campath, MabCampath, Lemtrada
Drugs.com monograph
MedlinePlus a608053
胎児危険度分類
法的規制
薬物動態データ
半減期288時間
データベースID
CAS番号
216503-57-0 チェック
ATCコード L01XC04 (WHO)
DrugBank DB00087 チェック
UNII 3A189DH42V チェック
ChEMBL CHEMBL1201587 ×
化学的データ
化学式C6468H10066N1732O2005S40
分子量145453.8 g/mol
テンプレートを表示

アレムツズマブ(Alemtuzumab)は、分子標的治療薬であるモノクローナル抗体医薬品のひとつ。日本での製品名はマブキャンパス点滴静注30mg(サノフィ製造販売)。米国では製品名Campath、欧州ではMabCampath。

薬理

[編集]

B細胞性リンパ球の95%以上にはCD52が発現している。アレムツズマブは、CD52に対するモノクローナル抗体医薬品である。腫瘍リンパ球細胞膜上に発現するCD52抗原に結合し、抗体依存性細胞傷害活性(ADCC)および補体依存性細胞傷害活性を介して細胞溶解を引き起こし、抗腫瘍効果を示す。

適応症

[編集]
日本では多発性硬化症臓器移植に対する適応はない。

副作用

[編集]

副作用の発生率は、国内治験で100%、海外治験で99.2%であった。

アレムツズマブ投与で発現し得る重大な副作用は、

である[2]。(頻度未記載は頻度不明)

出典

[編集]
  1. ^ マブキャンパス:難治慢性リンパ性白血病に適応を持つ抗CD52抗体製剤”. 日経メディカル (2014年11月21日). 2016年6月30日閲覧。
  2. ^ マブキャンパス点滴静注30mg 添付文書” (2015年6月). 2016年6月30日閲覧。