コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

アンダーワールド (シンフォニー・エックスのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『アンダーワールド』
シンフォニー・エックススタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ヘヴィメタルプログレッシブ・メタルネオクラシカルメタルパワーメタル
時間
レーベル ニュークリア・ブラスト
ビクターエンタテインメント(日本)
プロデュース マイケル・ロメオ
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 10位(スイス[1]
  • 12位(フィンランド[2]
  • 20位(オランダ[3]
  • 23位(ドイツ[4]
  • 31位(スウェーデン[5]
  • 42位(ベルギー・ワロン地域[6]
  • 46位(日本[7]
  • 54位(フランス[8]
  • 59位(オーストリア[9]
  • 65位(イタリア[10]
  • 90位(アメリカ[11]
  • 101位(ベルギー・フランデレン地域[12]
  • シンフォニー・エックス アルバム 年表
    アイコノクラスト
    (2011年)
    アンダーワールド
    (2015年)
    テンプレートを表示

    アンダーワールド』(Underworld)は、アメリカ合衆国プログレッシブ・メタルバンドシンフォニー・エックスが2015年に発表したスタジオ・アルバム

    概要

    [編集]

    シンフォニー・エックスの9作目のスタジオ・アルバム。 2014年9月、バンドは本作のレコーディングのためにスタジオ入りした[13]。なお、レコーディング開始から間もない2014年9月26日には、マイケル・レポンドの初のソロ・アルバム『Mike LePond's Silent Assassins』(マイケル・ロメオもリードギターとプロデュースで参加)がリリースされ[13]、同年10月にはラッセル・アレンヨルン・ランデとのコラボレーション・アルバム『ザ・グレイト・ディヴァイド』をリリースしている[14]

    マイケル・ロメオのインタビューによれば、バンドは本作の制作に当たり、早い段階からダンテ・アリギエーリの叙事詩『神曲』のうち「地獄篇」と、オペレッタ地獄のオルフェ』から影響を受けていたという[15]。本作はいわゆるコンセプト・アルバムではないが、ロメオは「過去の何作かのレコードと同じく、物語を語っていないとはいえ、通底したテーマがある」と語っている[16]

    反響・評価

    [編集]

    バンドの母国アメリカでは、総合アルバム・チャートのBillboard 200で90位に達し[11]、『ビルボード』のハード・ロック・アルバム・チャートでは6位、インディペンデント・アルバム・チャートでは8位、ロック・アルバム・チャートでは12位を記録した[17]。一方、スイスのアルバム・チャートでは3週連続でトップ100入りし、同国においてバンド初のトップ10入りを果たした[1]。また、フィンランドのアルバム・チャートでは3週連続でトップ50入りして最高12位を記録し、同国において初のトップ20入りを果たした[2]

    Thom Jurekはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「アレンジは素晴らしく、マイケル・ロメオによるプロダクションとイェンス・ボグレンによるミキシングも傑出しているが、何より最大の満足感をもたらしているのは曲作りと演奏である」「シンフォニー・エックスのサウンドは新鮮さを取り戻し、過去最大の活気を得た」と評している[18]

    収録曲

    [編集]
    #タイトル作詞作曲時間
    1.「Overture」(オーヴァーチュア 〜序章〜)インストゥルメンタルマイケル・ロメオ
    2.「Nevermore」(ネヴァーモア)ロメオ, マイケル・レポンドロメオ
    3.「Underworld」(アンダーワールド)ロメオ, レポンドロメオ, マイケル・ピネーラ
    4.「Without You」(ウィズアウト・ユー)ロメオロメオ
    5.「Kiss of Fire」(キッス・オブ・ファイア)ロメオ, レポンドロメオ
    6.「Charon」(カロン)ロメオ, レポンドロメオ, ピネーラ, レポンド
    7.「To Hell and Back」(トゥ・ヘル・アンド・バック)ロメオロメオ
    8.「In My Darkest Hour」(イン・マイ・ダーケスト・アワー)ロメオロメオ
    9.「Run with the Devil」(ラン・ウィズ・ザ・デヴィル)ラッセル・アレン, ロメオロメオ
    10.「Swan Song」(スワン・ソング)ロメオ, レポンドロメオ
    11.「Legend」(レジェンド)ロメオロメオ, ピネーラ
    合計時間:

    参加ミュージシャン

    [編集]

    脚注

    [編集]
    1. ^ a b Symphony X - Underworld - hitparade.ch
    2. ^ a b finnishcharts.com - Symphony X - Underworld
    3. ^ Symphony X - Underworld - dutchcharts.nl
    4. ^ Symphony X | Longplay-Chartverfolgung - mucicline.de
    5. ^ swedishcharts.com - Symphony X - Underworld
    6. ^ ultratop.be - Symphony X - Underworld
    7. ^ ORICON STYLE
    8. ^ lescharts.com - Symphony X - Underworld
    9. ^ Symphony X - Underworld - austriancharts.at
    10. ^ italiancharts.com - Symphony X - Underworld
    11. ^ a b Symphony X Underworld Chart History”. Billboard. 2018年5月4日閲覧。
    12. ^ ultratop.be - Symphony X - Underworld
    13. ^ a b Symphony X To Begin Recording New Album This Week”. Blabbermouth.net (2014年9月8日). 2016年12月25日閲覧。
    14. ^ Allen / Lande: 'Bitter Sweet' Lyric Video Released”. Blabbermouth.net (2014年11月4日). 2016年12月25日閲覧。
    15. ^ Roques, Alice. “INTERVIEW: SYMPHONY X”. Rock Revolt Magazine. 2016年12月25日閲覧。
    16. ^ Symphony X: Official Lyric Video For New Song 'Nevermore'”. Blabbermouth.net (2015年5月22日). 2016年12月25日閲覧。
    17. ^ Symphony X - Awards”. AllMusic. 2016年3月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年12月25日閲覧。
    18. ^ Jurek, Thom. “Underworld - Symphony X”. AllMusic. 2016年12月25日閲覧。