アンダー・ザ・ウィッシング・ツリー
『アンダー・ザ・ウィッシング・ツリー』 | ||||
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チャーリー・セクストン・セクステット の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
テキサス州オースティン マーキュリー・エイト・スタジオ、ヒット・シャック・スタジオ[2] ルイジアナ州ニューオーリンズ キングスウェイ・スタジオ[2] | |||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | MCAレコード | |||
プロデュース | マルコム・バーン、チャーリー・セクストン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャーリー・セクストン アルバム 年表 | ||||
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『アンダー・ザ・ウィッシング・ツリー』(Under the Wishing Tree)は、アメリカ合衆国のロック・ミュージシャン、チャーリー・セクストンが「チャーリー・セクストン・セクステット」名義で1995年に発表したスタジオ・アルバム。
背景
[編集]ソロ・プロジェクトとしては3作目に当たるアルバムだが、セクストンは前作と本作の間に、アーク・エンジェルス名義のアルバム『アーク・エンジェルス』(1992年)をDGCレコードから発表している[3]。プロデューサーのマルコム・バーンは、本作の制作に関して「チャーリーは、どんなレコードを作ろうとしていたか確信に満ちていた。彼は、大仰で古臭く馬鹿げたレコードは作りたくないと考えていたから、すぐに意気投合したよ」「彼はこの特別なレコードで初めて、単なるギタリストとしての存在を超えた。ヴァイオリン、チェロ、マンドリン、ドラムス等、大半の楽器のアレンジおよび演奏まで手がけた」と語っている[3]。
反響・評価
[編集]セールス的には成功に至らず、セクストンのアルバムとしては初めてBillboard 200入りを逃した[4]。
キース・A・ゴードンはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「激しいブルースのリフとスケールの大きなロック・ギターに加えて、アコースティック・フォーク、ニューオーリンズ・ジャズ、更に"Spanish Words"や"Sunday Clothes"といった曲ではケルト音楽からの影響も持ち込まれている」「彼の初期の作品よりも、ソングライティング面での切れが著しく向上している」「若きアーティストが苦しみにもがきながら、さらに高次の成熟を目ざして、音楽的にも詩的にも実験に乗り出していたことを映し出している」と評している[5]。また、『CDジャーナル』のミニ・レビューでは「いろいろな楽器をあやつり、旨味のある歌声を披露し、渋い好アルバムに仕上がっている」と評されている[1]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はチャーリー・セクストンとトニオ・Kの共作。
- ネイバーフッド - "Neighborhood" (Charlie Sexton) - 6:09
- ウィッシング・ツリー - "Wishing Tree" - 5:10
- アグリー・オール・デイ - "Ugly All Day" - 5:07
- エヴリワン・ウィル・クロール - "Everyone Will Crawl" - 5:02
- ビリー - "Billy" (C. Sexton) - 6:14
- ダーク - "Dark" (C. Sexton, Malcolm Burn, Craig Ross) - 4:30
- サンデー・クローズ - "Sunday Clothes" (C. Sexton, James McMurtry) - 5:18
- プレイン・バッド・ラック - "Plain Bad Luck and Innocent Mistakes" - 12:14
- ホーム・スウィート・ホーム - "Home Sweet Home" - 7:05
- レイルロード - "Railroad" (C. Sexton, Will Sexton) - 4:20
- スパニッシュ・ワーズ - "Spanish Words" (C. Sexton) - 6:47
- ブロークン・ドリーム - "Broken Dream" - 4:52
参加ミュージシャン
[編集]- チャーリー・セクストン - ボーカル(all songs)、ギター(all songs)、ベース(on #1, #2)、ピアノ(on #2)、ドラムス(on #2)、ヴィオラ(on #2)、チェロ(on #2, #3)、ヴァイオリン(on #3, #4, #12)、マンドリン(on #3)、モーグ・シンセサイザー(on #3)
- マイケル・ラモス - アコーディオン、ピアノ、ハモンドオルガン、キーボード
- ジョージ・レイフ - ベース、バックグラウンド・ボーカル
- ラファエル・ゲイヨル - ドラムス、パーカッション、タブラ
- ウィル・セクストン、クリス・マッケイ - バックグラウンド・ボーカル
アディショナル・ミュージシャン
脚注
[編集]- ^ a b “チャーリー・セクストン・セクステット/アンダー・ザ・ウィッシング・ツリー (廃盤)”. CDJournal. 音楽出版社. 2022年8月21日閲覧。
- ^ a b CD英文ブックレット内クレジット
- ^ a b “Prodigy Charlie Sexton Keeps Plugging Away”. The Spokesman-Review (1995年4月4日). 2022年8月21日閲覧。
- ^ “Charlie Sexton - Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2022年8月21日閲覧。
- ^ Gordon, Keith A. “Charlie Sexton Sextet - Under the Wishing Tree Album Reviews, Songs & More”. AllMusic. 2022年8月21日閲覧。