アンリ・ベルンスタン
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アンリ・ベルンスタン | |
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アンリ・ベルンスタン(1917年頃) | |
誕生 |
Henri-Léon-Gustave-Charles Bernstein 1876年6月20日 フランス共和国パリ |
死没 |
1953年11月27日(77歳没) フランスパリ |
墓地 | パッシー墓地 |
職業 | 劇作家 |
ジャンル | 戯曲、劇 |
文学活動 | 自由演劇 |
代表作 |
『秘密 (ベルンスタン)』(1913年) 『メロ (ベルンスタン)』(1929年) |
デビュー作 | 『市場(Le Marché)』[1](1900年) |
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アンリ・レオン・ギュスターヴ・シャルル・ベルンスタン(フランス語:Henry Léon Gustave Charles Bernstein、1876年6月20日 - 1953年11月27日)は、フランス、パリ出身の劇作家。
ユダヤ人銀行家の父の元に生まれ、処女作『市場(Le Marché)』[1]を同国出身の演出家アンドレ・アントワーヌに送り、腕が認められ1900年に自由劇場で初演された。その後はブールバール劇場の中心的存在[2]となり『渇望(La Soif)』などの原作を手がけ、同国出身の劇作家アンリ・バタイユの好敵手として[3]バタイユと人気を二分した[4]。
主な作品
[編集]初期の作品は金銭問題を巡り、本能的に行動する人物が特徴的であったが[3]、1913年に初演された戯曲『秘密 (ベルンスタン)』では心理的な内面描写が佳作と評価されている[5]。第一次世界大戦後は『秘密』に代表されるように、心理的な描写を戯曲に取り入れた作風で知られるようになった。
- 1900年、『市場(Le Marché)』 - 訳によっては『取引』など。
- 1902年、『まわり道(Le Détour)』
- 1902年、『Joujou』
- 1904年、『Le Bercail』
- 1905年、『La Rafale』
- 1906年、『La Griffe』
- 1906年、『Le Voleur』
- 1907年、『Samson』
- 1908年、『Israël』
- 1911年、『Après moi』
- 1912年、『L'Assaut』
- 1913年、『秘密 (ベルンスタン)』
- 1922年、『Judith』
- 1924年、『La Galerie des glaces』
- 1926年、『フェリックス(Félix)』
- 1929年、『メロ (ベルンスタン)』
- 1933年、『Le Bonheur』
- 1936年、『Le Cœur』
- 1939年、『Elvire』
- 1950年、『Victor』
- 1952年、『Evangéline de Henri Bernstein』
- 1955年、『Espoir de Henri Bernstein』
脚注・参考文献
[編集]脚注
[編集]- ^ a b 訳によっては『取引』などがある。
- ^ 新潮 世界文学小辞典 1971, p. 843.
- ^ a b 万有百科大事典 1973, p. 576.
- ^ ベルンスタン、2014年12月28日閲覧。
- ^ グランド現代百科事典 1983, p. 312.