ア・パーフェクト・サークル
ア・パーフェクト・サークル A Perfect Circle | |
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基本情報 | |
出身地 |
アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンゼルス |
ジャンル |
オルタナティヴ・メタル[1] オルタナティヴ・ロック[1][2] ヘヴィメタル[1] ポスト・グランジ[1] プログレッシブ・メタル[2] アート・ロック |
活動期間 |
1999年 - 2004年 2010年 - 現在 |
レーベル |
ヴァージン・レコード BMG |
共同作業者 | トゥール、ナイン・インチ・ネイルズ |
公式サイト | A Perfect Circle |
メンバー |
メイナード・ジェームス・キーナン ビリー・ハワーデル ジェームス・イハ マット・マクジャンキンス ジェフ・フリードル |
旧メンバー |
ジョシュ・フリース ジョーディ・ホワイト ダニー・ロナー トロイ・ヴァン・リーウェン パズ・レンチャンティン ティム・アレキサンダー |
ア・パーフェクト・サークル(英: A Perfect Circle)は、アメリカ合衆国出身のロックバンド。著名なバンドマンを多く擁するスーパーグループである。一度解散したが、2010年から再始動を果たしている。
概要・略歴
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
1999年、ギタリストで作曲家のビリー・ハワーデルと、トゥールのボーカリストのメイナード・ジェームス・キーナンを中心に結成された。
2000年にアルバム『Mer de Noms』でデビュー。2004年に全体がほぼカバー曲(オリジナル曲は2曲のみ)で占められた3rdアルバム『eMOTIVe』をリリース後間もなくして一時解散した。
2008年に再結成を表明し、2010年から6年ぶりに再始動している。2013年には一時解散して以来の新曲を含む初のベスト・アルバム『Three Sixty』をリリース。
2018年、スタジオ・アルバムとしては実に14年ぶりとなる4thアルバム『Eat the Elephant』をリリース[3]。
メンバー
[編集]現ラインナップ
[編集]メイナード・ジェームス・キーナン(Maynard James Keenan) - ボーカル (1999– )
- オハイオ州ラヴェンナ生まれ。本名ジェームス・ハーバート・キーナン(James Herbert Keenan)。
- トゥールが2ndアルバムを制作していた頃、メイナードはビリーにノースアメリカにある自宅の一室を提供し一緒に暮らしていた。その時に、たまたまメイナードがビリーの作った曲のデモを聞き、これを気に入ったメイナードが「その曲に歌詞をつけてみても構わないか?」と申し出る。これがア・パーフェクト・サークルが誕生するきっかけとなった。
- ア・パーフェクト・サークルがデビューした当時は、メイナードのトゥールとしての活動があまりに有名だったために「トゥールのフロントマンによるサイドプロジェクト」として扱われることが多かったが、当の本人は「ア・パーフェクト・サークルは私のもう一つのバンドであり、サイドプロジェクトなどではない」と時に言明している。
- ステージで奇抜な恰好をすることでも有名だが、ア・パーフェクト・サークルでは眼鏡や長髪・三つ編みのウィッグを着用することが多い。
ビリー・ハワーデル(Billy Howerdel) - リードギター/ボーカル (1999– )
- ニュージャージー州生まれ。
- バンドのメインコンポーザーであり、基本的にバンドの殆どの曲はビリーによって作曲されている。レコーディングでもギター、ベース、キーボード、プログラミングなど、殆どのパートを手掛けている。
- フェイス・ノー・モア、フィッシュボーン、デヴィッド・ボウイ、スマッシング・パンプキンズ、ナイン・インチ・ネイルズ、ガンズ・アンド・ローゼス、トゥールなど、数々の著名なバンドにギターテックとして関わっていた。
- フィッシュボーンがトゥールと一緒にツアーに出ていた時に、当時フィッシュボーンのギターテックだったビリーはトゥールのボーカルであるメイナード・ジェームス・キーナンと知り合う(その後、ビリーはトゥールの2ndアルバム『Ænima』のレコーディングにエンジニアとして参加し、その後のツアーにもギターテックとして参加する)。
- ビリーも卓越した歌唱力を持っており、自身のソロプロジェクトである“ASHES dIVIDE”ではリードボーカルを務めている。
ジェームス・イハ(James Iha) - リズムギター (2003– )
- 日系アメリカ人、日本名:井葉吉伸。スマッシング・パンプキンズのギタリストとして有名。
- 2003年に加入。当時のギタリストであったダニー・ロナーがツアー直前に脱退したため、ビリーとメイナードは以前から知り合いだったジェームス・イハを起用することを思いつく。しかしその時既にツアーまでに猶予が2週間しかなく、バンドの曲を全く知らなかったジェームスだが、そのわずか2週間でバンドの全ての曲を完璧に覚えマスターしたという。
マット・マクジャンキンス(Matt McJunkins) - ベース (2010– )
- 2010年での再々結成時に加入。ビリーのソロプロジェクト“ASHES dIVIDE”や、メイナードのソロプロジェクト“Puscifer”でもベースを勤めていた。
ジェフ・フリードル(Jeff Friedl) - ドラムス (2011– )
- 2011年に別のバンドのセッションで活動していたジョシュ・フリースをサポートする形で加入。その後、ジョシュが別のバンドでの活動に専念するため脱退した2012年と同時に正式加入。
- “ASHES dIVIDE”や“Puscifer”でもドラムスを勤めている。
グレッグ・エドワーズ(Greg Edwards) - リスムギター/キーボード (2018– )
- フェイリュアのギタリストおよびベーシスト。ジェームスがスマッシング・パンプキンズとしての活動を再開して以降、彼の代理としてツアーに帯同した。
-
メイナード・ジェームス・キーナン(Vo) 2018年
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ビリー・ハワーデル(G) 2018年
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ジェームス・イハ(G) 1995年
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マット・マクジャンキンス(B) 2018年
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ジェフ・フリードル(Ds) 2018年
旧メンバー
[編集]ジョシュ・フリース(Josh Freese) - ドラムス (1999–2011)
- フロリダ州生まれ。両親ともミュージシャンで、自身も8歳の頃からドラムを叩き始める。
- ヴァンダルズ、スティング、ディーヴォ、ガンズ・アンド・ローゼス、ナイン・インチ・ネイルズなどのバンドで活動してきた経歴を持つ。他にもポップス、パンク、メタルなど、ジャンルの垣根を越えて様々なミュージシャンのセッションに積極的に参加している。2010年にはパラモアのツアーメンバーとしてドラムスを務めた。
- ティム・アレキサンダーの後任として、ほとんどバンド初期からドラマーを担当。パワフルで軽快かつ的確なドラミングが持ち味で、変拍子を多用するア・パーフェクト・サークルの楽曲の中でも、安定した演奏でバンドのリズムの要として重要な役割を果たした。
- 2009年に発売された2枚目のソロアルバム『Since 1972』は値段に応じて様々な特典がつけられており、高額なものになると「メイナードと一緒にゴルフをする(20,000ドル限定一名バージョン)」、「NINのギタリストの家でパスタ料理をごちそうになる(75,000ドル限定一名バージョン)」などの特典がつけられ話題となった。
- 2012年脱退以降はヴァンダルズやディーヴォでの活動を継続している。
ジョーディ・ホワイト(Jeordie White) - ベース (2003–2004)
- マリリン・マンソンのベーシスト兼メインコンポーザー”トゥイギー・ラミレズ”としての活動で知られる。
- 2002年にマリリン・マンソンを脱退し、その後パーティで出会ったジョシュ・フリースの紹介でア・パーフェクト・サークルに参加する(当時ジョーディはメタリカのオーディションを受けていたが、結局その結果を待たずにア・パーフェクト・サークルに加入する)。2004年のア・パーフェクト・サークル活動休止以降は2005年から2008年にかけてのナイン・インチ・ネイルズのツアーに参加。2010年以降は、再びマリリン・マンソンのメンバーとして復帰している。
ダニー・ロナー(Danny Lohner) - ギター/サウンドエンジニア (2003, 2004)
- 1994年から2000年までナイン・インチ・ネイルズの主要メンバーとして活躍。ナイン・インチ・ネイルズ脱退以降はプロデューサーやリミキサーとして活躍している。
- 2002年に加入。2ndアルバムの『Thirteenth Step』においてはプロデュースと一部の曲のギターを担当している。バンドのツアーメンバーとしてもアナウンスされていたが、結局ツアー開始の2週間前に脱退する(しかし、その後の3rdアルバム『eMOTIVe』の制作には参加している)。
- 1stアルバム『Mer de Noms』に収録されている“Renholder”という曲のタイトルは、ダニーの名前のアナグラムである("Re: D.Lohner"を逆さ読みにしたもの)。この“Renholder”という名前は現在ではダニーの別名として使用されている。
パズ・レンチャンティン(Paz Lenchantin) - ベース (1999–2002, 2004)
- 2000年に加入。女性ベーシスト。ベースの他にもヴァイオリンやピアノも演奏する。
- ア・パーフェクト・サークルが活動休止中に、当時スマッシング・パンプキンズを解散させたばかりであったビリー・コーガンに誘われ“ズワン”に参加する。これに伴いア・パーフェクト・サークルを脱退するが、その後もレコーディングやツアーにたびたび参加している。
- ビリーは当初、自分の曲のシンガーにパズを想定していた。
- 2014年から2024年までピクシーズのメンバーとして活動していた。
トロイ・ヴァン・リーウェン(Troy Van Leeuwen) - リズムギター (1999–2002)
- 2000年に加入。現在はクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジの主要メンバーとして活躍している。
ティム・アレキサンダー(Tim Alexander) - ドラムス (1999)
- オルタナティブ・ロックバンド、プライマスのドラマーとして知られる。バンド結成時初期に短期間ながらドラムを担当していた(1stアルバムの1曲目“The Hollow”ではドラムを叩いている)。
ディスコグラフィー
[編集]アルバム
[編集]年 | タイトル | アルバム詳細 | チャート最高位 | 認定 | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
US [4] |
AUS [5] |
CAN [6] |
FRA [7] |
GER [8] |
NLD [9] |
NOR [10] |
NZ [11] |
SWE [12] |
UK [13] | ||||
2000 | Mer de Noms | 4 | 2 | 5 | — | 55 | 81 | 32 | 2 | 54 | 55 |
| |
2003 | Thirteenth Step |
|
2 | 3 | 1 | 41 | 11 | 17 | 7 | 1 | 17 | 37 | |
2004 | Emotive |
|
2 | 8 | 5 | 61 | 33 | 46 | 18 | 2 | — | 80 | |
2018 | Eat the Elephant |
|
3 | 2 | 3 | — | 2 | 12 | 8 | 3 | 18 | 12 | |
"—"は未発売またはチャート圏外を意味する。 |
日本公演
[編集]2000年
フジロックフェスティバル'00[22]
- 7月30日: グリーン・ステージ
2003年
Japan Tour 2003[23]
- 10月16日: 心斎橋CLUB QUATTRO
- 10月18日: 新宿LIQUIDROOM
2004年
Japan Tour 2004[24]
- 3月2日: Zepp Tokyo
- 3月3日: 名古屋DIAMOND HALL
- 3月4日: なんばHatch
- 3月5日: 福岡ドラムロゴス
- 3月6日: 広島CLUB QUATTRO
脚注
[編集]- ^ a b c d “A Perfect Circle|Biography”. オールミュージック. All Media Guide. 2015年10月16日閲覧。
- ^ a b A Perfect Circle reviews, music, news - sputnikmusic・2015年10月16日閲覧。
- ^ “ア・パーフェクト・サークル(A Perfect Circle1)、約14年振りのアルバム『EAT THE ELEPHANT』をリリース”. TOWER RECORDS (2018年2月23日). 2018年8月18日閲覧。
- ^ “A Perfect Circle – Chart History: Billboard 200”. Billboard. January 31, 2013閲覧。
- ^ “Discography A Perfect Circle”. australian-charts.com. Hung Medien. January 31, 2013閲覧。
- ^ “A Perfect Circle – Chart History: Canadian Albums”. Billboard. January 31, 2013閲覧。
- ^ “Discographie A Perfect Circle” (French). lescharts.com. Hung Medien. January 31, 2013閲覧。
- ^ “Chartverfolgung / A Perfect Circle / Longplay” (German). musicline.de. Media Control Charts. January 31, 2013閲覧。
- ^ “Discografie A Perfect Circle” (Dutch). dutchcharts.nl. Hung Medien. January 31, 2013閲覧。
- ^ “Discography A Perfect Circle”. norwegiancharts.com. Hung Medien. January 31, 2013閲覧。
- ^ “Discography A Perfect Circle”. charts.org.nz. Hung Medien. January 31, 2013閲覧。
- ^ “Discography A Perfect Circle”. swedishcharts.com. Hung Medien. January 31, 2013閲覧。
- ^ “A Perfect Circle” (select "Albums" tab). Official Charts Company. February 21, 2017閲覧。
- ^ a b c Grein, Paul (July 15, 2010). “Week Ending July 11, 2010: A Full Recovery”. Yahoo! Music. Yahoo!. October 8, 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。January 31, 2013閲覧。
- ^ a b c “Gold & Platinum”. Recording Industry Association of America. February 21, 2017閲覧。
- ^ “ARIA Charts - Accreditations - 2000 Albums”. www.aria.com.au. 24 October 2017閲覧。
- ^ a b c "Canadian certifications – A Perfect Circle". Music Canada. 2013年1月31日閲覧。
- ^ http://www.bpi.co.uk/certified-awards.aspx
- ^ “ARIA Charts - Accreditations - 2004 Albums”. www.aria.com.au. 24 October 2017閲覧。
- ^ “The Official New Zealand Music Chart”. THE OFFICIAL NZ MUSIC CHART. 24 October 2017閲覧。
- ^ Caulfield, Keith (April 29, 2018). “J. Cole Claims Fifth No. 1 Album on Billboard 200 Chart & Biggest Week of 2018 With 'KOD'”. Billboard. April 30, 2018閲覧。
- ^ “2000 - ヒストリー|フジロックフェスティバル '15”. 2015年11月30日閲覧。
- ^ “A Perfect Circle 2003|Creativeman”. 2015年11月30日閲覧。
- ^ “A Perfect Circle 2004|Creativeman”. 2015年11月30日閲覧。