アーナルデュル・インドリダソン
表示
アーナルデュル・インドリダソン Arnaldur Indriðason | |
---|---|
誕生 |
1961年1月28日(63歳) アイスランド・レイキャヴィーク |
職業 | 映画評論家、作家 |
言語 | アイスランド語 |
国籍 | アイスランド |
最終学歴 | アイスランド大学 |
活動期間 | 1997年 - |
ジャンル | ミステリ |
主な受賞歴 |
ガラスの鍵賞 2005年 声 |
デビュー作 | "Synir duftsins" |
アーナルデュル・インドリダソン(Arnaldur Indriðason, 1961年1月28日[1] - )は、アイスランドの推理作家。父は作家のインドリディ・G・トーステンソン。
経歴
[編集]1961年、レイキャヴィークに生まれる[2]。1981年から1982年にかけて、ジャーナリストとして新聞社 Morgunblaðið に勤め、後にフリーの記者に転身。1986年から2001年まで同紙の映画評論家を務めた。1996年にはアイスランド大学で歴史の学位を取得した。
1997年、処女作 Synir duftsins(英 : Sons of Dust)を発表。これは「エーレンデュル捜査官シリーズ」の第1作。同シリーズの作品群は、ロシア・ギリシャ・ポーランド・フランス・スウェーデンなどヨーロッパ各地や中国など、多くの国で翻訳されている。日本では柳沢由実子の翻訳で2012年から東京創元社より刊行されている。
2002年に『湿地』(原題:Mýrin)で、2003年には『緑衣の女』(原題:Grafarþögn)で、北ヨーロッパで最も優れたミステリに贈られるガラスの鍵賞を2年連続で受賞する。2005年には、『緑衣の女』で英国推理作家協会が贈るCWA賞のゴールド・ダガー賞(最優秀長編賞)を、『声』(原題:Röddin)でマルティン・ベック賞を受賞する。
現在は家族とともにレイキャヴィーク在住。
作品リスト
[編集]エーレンデュル捜査官シリーズ
[編集]# | 邦題または英題 | 原題 | 刊行年 |
刊行年月 |
訳者 | 出版社 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | Synir duftsins | 1997年 | ||||
2 | Dauðarósir | 1998年 | ||||
3 | 湿地 | Mýrin | 2000年 | 2012年6月 | 柳沢由実子 | 東京創元社、各・創元推理文庫で再刊 |
4 | 緑衣の女 | Grafarþögn | 2001年 | 2013年7月 | ||
5 | 声 | Röddin | 2002年 | 2015年7月 | ||
6 | 湖の男 | Kleifarvatn | 2004年 | 2017年9月 | ||
7 | 厳寒の町 | Vetrarborgin | 2005年 | 2019年8月 | ||
8 | 印(サイン) | Harðskafi | 2007年 | 2022年5月 | ||
9 | 悪い男 | Myrká | 2007年 | 2024年1月 | ||
10 | Black Skies | Svörtuloft | 2009年 | |||
11 | Strange Shores | Furðustrandir | 2010年 | |||
12 | Einvígið | 2011年 | ||||
13 | Reykjavík Nights | Reykjavíkurnætur | 2012年 | |||
14 | Oblivion | Kamp Knox | 2014年 | |||
15 | Krókar Húsið | 2016年 |
その他
[編集]- Napóleonsskjölin(1999年)(英:Operation Napoleon)
- Bettý(2003年)
- Konungsbók(2006年)
- Skuggasund(2013年)
- Þýska húsið(2015年)
脚注
[編集]- ^ Arnaldur Indriðason Jolabokaflod 2021年2月14日閲覧。
- ^ 緑衣の女/アーナルデュル・インドリダソン/著 柳沢由実子/訳