イオンモール名古屋みなと
イオンモール名古屋みなと ÆON MALL NAGOYAMINATO | |
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地図 | |
店舗概要 | |
所在地 |
〒455-0055 愛知県名古屋市港区品川町二丁目1番6号 |
座標 | 北緯35度6分11.4秒 東経136度51分45.4秒 / 北緯35.103167度 東経136.862611度座標: 北緯35度6分11.4秒 東経136度51分45.4秒 / 北緯35.103167度 東経136.862611度 |
開業日 | 1999年(平成11年)11月20日[1] |
閉業日 | 2021年(令和3年)2月28日[3] |
正式名称 | イオンモール名古屋みなと |
施設所有者 | 品川リフラクトリーズ株式会社 |
施設管理者 | イオンモール株式会社 |
設計者 | NTTファシリティーズ |
敷地面積 | 74,168 m² |
延床面積 | 132,118 m² |
商業施設面積 | 48,650 m²[4] |
中核店舗 |
イオン名古屋みなと店 TOHOシネマズ名古屋ベイシティ |
店舗数 | 120店 |
営業時間 |
ÆON/9:00-23:00 ベイシティ専門店街/10:00-22:00 (日曜/感謝デーは9:00-22:00) レストラン街/11:00-23:00 (ラストオーダーは21:30-22:30と店舗別) |
駐車台数 | 2,800台[5] |
前身 |
ベイシティ品川[1] ↓ イオン名古屋みなとベイシティショッピングセンター[2] |
最寄駅 | 名古屋臨海高速鉄道あおなみ線 荒子川公園駅[5] |
最寄IC | 名四国道(国道23号)寛政IC |
イオンモール名古屋みなと(イオンモールなごやみなと)は、かつて愛知県名古屋市港区品川町にあったショッピングセンターである。2021年(令和3年)2月に営業が終了し、その後解体されている。
概説
[編集]1999年(平成11年)11月20日に開業し、その時点でのショッピングセンターの名称は「ベイシティ品川」で核店舗の名称は「ジャスコ名古屋みなと店」であった[1]。
核店舗の「ジャスコ名古屋みなと店」は、2011年(平成23年)3月1日にイオングループの総合スーパーマーケットの店名をイオンに統一する[6]にあたり、「イオン名古屋みなと店」へと改称、また、同年から進められたイオンの大型ショッピングセンターの「イオンモール」への名称統一[7]に伴い、同年11月21日よりショッピングセンター全体も「イオン名古屋みなとベイシティショッピングセンター」から「イオンモール名古屋みなと」に変更された[2]。
また、2013年(平成25年)11月からはイオンリテールの運営だった大型ショッピングセンターをイオンモールの運営に委託することになった[7]ことに伴って同社の管理運営に移行している。
大規模小売店舗立地法による届出上の店舗面積(商業施設面積)は48,650 m2で[4]、1993年(平成5年)10月21日に開業し当時港区内最大規模のショッピングモールだったアピタ港店[8](25,729 m2[4])を2倍近く上回り、開業時点では名古屋市港区内においては最大規模だったが、2014年(平成26年)6月に店舗面積55,000m2のイオンモール名古屋茶屋[9]が開業、2018年(平成30年)9月28日には店舗面積59,500 ㎡のららぽーと名古屋みなとアクルスが開業したことにより、区内3位となった。
また、栄地区の松坂屋名古屋店・栄ガスビル(松坂屋・エンゼルビル・栄ガスビル、80,874 m2)や名古屋三越栄店・ラシック(75,860 m2)、丸栄・スカイル・サカエノバ(丸栄本店・栄ビル、58,022 m2)名古屋駅前地区のJRセントラルタワーズ(75,065 m2)や名鉄百貨店・近鉄パッセ(名鉄ビル・名古屋近鉄ビル・名鉄バスターミナルビル・大手町建物名古屋駅前ビル、72,891 m2)など、都心部の大型商業施設を大きく下回っている[4]。
商業施設棟に関しては4階建てで、4階までは専門店街が配置されているが、それに対しイオンの総合スーパー部分に関しては3階までが売り場で、4階・R階へはエレベーターとエスカレーターが設けられているものの、売り場は配置されていない(屋内(立体)・屋上駐車場がある。)[10]。
専門店街は、屋根の代わりにテントを張っているエンクローズドモールで、オープン当初、店側の広報の怠りによって来店客にはそのコンセプトが伝わらず、また、11月下旬にオープンを迎えた事もあり、ベイシティ専門店街が冬は「寒い」、夏は「暑い」との苦情が大量に寄せられる結果となった[11]。
専門店街は中央入口付近の「スプリングコート」とその奥の「ワールドコート」、東入口前の「フォールコート」といった広場的な空間が設置されている[10]。
駐車場についてはシネマ棟・ 5階建て立体駐車場・イオン棟4階・屋上(土日祝日のみ)・平面駐車場があり、駐車台数は全約2,800台である。高さ制限によると、平面含めすべて2.2 m。
2015年(平成27年)3月より、イオンモール名古屋みなととイオンモール名古屋茶屋を結ぶ無料シャトルバスが運行を始めた。毎週土日と祝日のみ運行される[12]。
2017年(平成29年)から当施設をまるごと使用したコスプレイベントが開催されていた[13]。2020年(令和2年)春と夏にも開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となり、さらに後述のモール閉店も重なり、2019年(令和元年)の開催が最後となった。
閉店と跡地利用
[編集]最近では、近隣に後から立地したららぽーと名古屋みなとアクルス(東方約2 km)やイオンモール名古屋茶屋(西方約3 km)等へのテナントの移転や閉店により、開業時の約120店舗から約60店舗へ大幅にテナントが減少、また、それらやインターネット通販への消費者流出に歯止めがかからなくなったため、2021年(令和3年)2月28日午後6時をもって閉店した[14][3]。また、核テナントのイオン名古屋みなと店は同日付で一時休業に入り、施設の建て替えを行う予定である[3]。閉店間近の2021年(令和3年)2月時点においては2階以上のほとんどのテナントは撤退し、デッドモール化していた。空きテナント部分には壁面アートが施されていた。
閉店日翌日の3月1日から解体工事が始まり、当初は翌2022年(令和4年)7月31日まで解体工事が続く予定であったが、新型コロナウイルスの感染拡大と雨天による悪天候の影響が相次いだことにより日によっては解体工事ができない日があったこと、敷地内に土地所有者の品川リフラクトリーズによる産業廃棄物が埋まっており、完全に撤去するのに時間がかかることから解体完了日が12月31日に延期となり、その後、新店舗の建設工事へと移行する予定である。また、イオンモール名古屋みなと専門店街は閉店、核店舗のイオン名古屋みなと店はまだ一時休業の扱いだが、今後の出店業態、開店予定日、延べ床面積などについての発表は行われていない。2022年(令和4年)5月9日から7月31日にかけて、イオンモール本館と映画館を結ぶ品川歩道橋の撤去工事が行われた。
跡地のうち西側には、三菱地所が物流センター「ロジクロス」を建設し[15]、2024年(令和6年)11月に竣工予定となっている[16]。
テナント
[編集]店舗全体
[編集]最終営業日まで営業していた主なテナント[17]
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TOHOシネマズ名古屋ベイシティ
[編集]TOHOシネマズ名古屋ベイシティ TOHO CINEMAS Nagoya Baycity | |
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TOHOシネマズ名古屋ベイシティ | |
情報 | |
正式名称 | TOHOシネマズ名古屋ベイシティ |
旧名称 | ヴァージンシネマズ名古屋ベイシティ |
完成 | 1999年 |
開館 | 1999年11月23日 |
閉館 | 2020年11月30日 |
最終公演 | きみの瞳が問いかけている |
収容人員 | (12スクリーン)2,669人 |
客席数 | 左記参照 |
設備 | 5.1chデジタルサウンド、DLP、MasterImage 3D |
用途 | 映画上映 |
運営 | TOHOシネマズ株式会社 |
所在地 |
〒455-0055 愛知県名古屋市港区品川町2丁目1-6 イオンモール名古屋みなと内 |
最寄駅 | 本文参照 |
「ヴァージンシネマズ名古屋ベイシティ」としてベイシティと同日の1999年(平成11年)11月23日に開業した。2004年(平成16年)2月7日より現名称に変更。通常の10スクリーンに2つのプレミアスクリーンを加えた計12スクリーン・2669席で、最大のスクリーン4ではMasterImage 3Dを完備している。
名古屋市港区は1960年(昭和35年)時点で5つの映画館が存在していたが、最後まで残ったポートシネマ(旧「築地劇場」)が1989年(平成元年)頃に閉館したため、ヴァージンシネマズのオープンで10年ぶりに映画の灯がともった[注 1]。
イオンモール名古屋みなと本棟から道路を挟んで東側に位置し、本棟の専門店街2階から連絡橋が設置されていたが、2022年5月9日から7月31日にかけて、撤去工事が行われた。そのため、現在では、道路を横断する際、北側にある品川交差点の横断歩道を利用する必要がある。[10]。
『午前十時の映画祭』は2010年度(平成22年)[20]から2019年度(令和元年)[注 2]まで10年連続で参加していた。
先述のモールの閉店を前に、2020年(令和2年)11月30日をもって閉館することとなり[22]、予告通りに閉館。ちなみに最終上映として『きみの瞳が問いかけている』(三木孝浩監督)がシアターPREMIER2で上映された。21年間の来場者は約1,200万人に及んだ[23]。
閉館翌日の12月1日以降も建物はそのまま存続していたが、イオンモール本館の閉店日翌日の3月1日より解体工事が始まり、11月頃で解体工事が終了し、更地になった。また、現時点では、跡地の利用については不明である。なお、TOHOシネマズは同市栄で2026年夏に開業予定の「ザ・ランドマーク名古屋栄」内への出店を発表している(事実上の名古屋市内への再進出[24])。
- 沿革
- ヴァージンシネマズ名古屋ベイシティ(1999年11月23日 - 2004年2月6日)→TOHOシネマズ名古屋ベイシティ(2004年2月7日 - 2020年11月30日)
- 経営・運営
- ヴァージンシネマズ・ジャパン(1999年11月23日 - 2003年4月6日)→TOHOシネマズ(2003年4月7日 - 2020年11月30日)
スクリーンNo. | 座席数 | 車椅子席 |
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1 | 203 | 2 |
2 | 334 | 2 |
3 | 239 | 2 |
4 | 488 | 8 |
5 | 203 | 2 |
6 | 334 | 2 |
7 | 239 | 2 |
8 | 97 | 2 |
9 | 176 | 2 |
10 | 176 | 2 |
PREMIER 1 | 54 | 2 |
PREMIER 2 | 98 | 2 |
交通アクセス
[編集]自動車
[編集]- 駐車場:2,800台[5]。
立体駐車場・屋上駐車場付き
鉄道
[編集]- 名古屋臨海高速鉄道
- 西名古屋港線(あおなみ線) 荒子川公園駅[5]下車、徒歩で約3分。
路線バス
[編集]無料シャトルバス
[編集]近隣店舗
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c “ジャスコ、街づくり基本に展開、名古屋みなと店を開店”. 日本食糧新聞(日本食糧新聞社).(1999年11月8日)
- ^ a b 『11月21日 (月) モール型SC名を「イオンモール」に名称統一します』 イオン (2011年10月27日)
- ^ a b c 『〜みらいに向かって新たに出発します〜「イオンモール名古屋みなと」2021年2月28日(日)営業終了のお知らせ 核店舗「イオン名古屋みなと店」は一時休業し、生まれ変わります』(PDF)(プレスリリース)イオンリテール/イオンモール、2020年12月28日。オリジナルの2021年1月17日時点におけるアーカイブ 。2021年1月17日閲覧。
- ^ a b c d 『大規模小売店舗一覧 大規模小売店舗立地法による届出店舗(平成24年1月現在)』 名古屋市、2014年1月。
- ^ a b c d e f g “イオンモール名古屋みなと アクセスガイド”. イオン. 2014年7月24日閲覧。
- ^ “総合スーパー名「イオン」に統一、ジャスコ、サティの屋号消滅”. 日本経済新聞(日本経済新聞社).(2011年3月2日)
- ^ a b “イオン、大型SCの運営を一元化 イオンモールに集約へ”. 日本経済新聞(日本経済新聞社).(2013年10月24日)
- ^ “ユニー、アピタ港店オープン、初年度90億円見込む”. 日本食糧新聞(日本食糧新聞社).(1993年10月27日)
- ^ 『25-4(新設):平成25年6月14日届出 イオンモール西茶屋:港区茶屋新田(縦覧期間:平成25年10月28日まで)』 名古屋市、2014年2月13日。
- ^ a b c “イオンモール名古屋みなと フロアマップ”. イオン. 2018年5月9日閲覧。
- ^ 『中日新聞』1999年(平成11年)10月21日ベイシティ品川開業
- ^ a b イオンモール株式会社. “無料シャトルバス運行のご案内”. 2015年4月26日閲覧。
- ^ コスモール公式サイト
- ^ 『「イオンモール名古屋みなと」営業終了のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)イオンリテール/イオンモール、2020年10月7日。オリジナルの2020年12月21日時点におけるアーカイブ 。2021年1月17日閲覧。
- ^ “三菱地所、名古屋市内のイオンモール跡地で12万㎡超の大規模物流施設を開発へ”. LOGI-BIZ online(ロジスティクス・物流業界ニュースマガジン) (2022年12月9日). 2023年5月18日閲覧。
- ^ “ついに外観が完成へ…「【仮称】ロジクロス名古屋みなと」建設状況”. 名古屋 栄日記 (2024年6月4日). 2024年7月27日閲覧。
- ^ “ショップガイド│イオンモール名古屋みなと”. www.aeon.jp. 2021年2月28日閲覧。
- ^ 映画年鑑 戦後編 別冊 全国映画館録 1960』日本図書センター、1999年
- ^ 『写真アルバム 名古屋の昭和』樹林舎、2015年7月16日、260頁。ISBN 978-4-902731-81-1。
- ^ “第一回・午前十時の映画祭”. 午前十時の映画祭. 2022年4月15日閲覧。
- ^ “午前十時の映画祭10-FINAL”. 午前十時の映画祭. 2022年4月15日閲覧。
- ^ 『TOHOシネマズ名古屋ベイシティ 閉館のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)TOHOシネマズ、2020年7月13日 。2022年4月15日閲覧。
- ^ 東映公式【名古屋】 [@Toei_nagoya] (2020年12月1日). "昨日、TOHOシネマズ名古屋ベイシティ、最終上映をもってフィナーレされました。21年間で御来場されたお客様は累計で約1200万人。本当に!ありがとうございました". X(旧Twitter)より2022年4月15日閲覧。
- ^ 『「(仮称)錦三丁目25番街区計画」の建物名称を 「ザ・ランドマーク名古屋栄」に決定 〜名古屋の新たなシンボルタワーが栄に誕生〜』(プレスリリース)三菱地所、2024年7月24日 。2024年7月27日閲覧。