イギョラカップ
| 開始年 | 1990 |
|---|---|
| 主催 |
イギョラ杯実行委員会 東京都サッカー協会 |
| チーム数 | 20チーム |
| 前回優勝 | 京都サンガF.C.U-18（2024年） |
| 最多優勝 | 鹿児島実業高校（5回） |
| 公式サイト | |
|
igyoracup | |
イギョラカップとは、東京都で開催されるサッカーの大会である。
イギョラカップ（あるいはイギョラ杯）の前後に、「国際親善ユースサッカー（大会）」と名称付けられている[1][2]。
概要・歴史
[編集]主催はイギョラ杯実行委員会および東京都サッカー協会。
1955年より、東京朝鮮中高級学校をはじめとする朝鮮学校は全国高等学校サッカー選手権大会などの公式戦への出場資格を喪失していた[3]。1990年、同校OB達は選手権などに代わる場として[4] 日本全国の強豪校を集め、第1回イギョラカップを開催した[3]。毎年開催されるようになったイギョラカップには、第4回大会くらいから東京都サッカー協会も共同主催として加わり[4]、Jリーグクラブを始めとするクラブユースも参加するようになった。1996年に朝鮮高校が選手権に出場できるようになった[5] あとも、イギョラカップは継続して開催されている。
イギョラは「勝て」の意。
年度別成績
[編集]| 回 | 開催年 | 開催月日 | 優勝 | 準優勝 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 | 11位 | 12位 | 出典 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1990 | 3月24日–3月26日 | 渋谷幕張（千葉） | 東京朝鮮（東京） | 習志野（千葉） | 佐野日大（栃木） | 南宇和（愛媛） | 帝京（東京） | 前橋商業（群馬） | 北陽（大阪） | 大宮東（埼玉） | 清水商業（静岡） | 仙台育英（宮城） | 東京学館（東京） | [6] |
| 2 | 1991 | 3月24日–3月25日 | 鹿児島実業（鹿児島） | 南宇和（愛媛） | 清水商業（静岡） | 大阪朝鮮（大阪） | 渋谷幕張（千葉） | 前橋育英（群馬） | 秋田商業（秋田）、習志野（千葉）、帝京三（山梨）、帝京（東京）、大宮東（埼玉）、愛知朝鮮（愛知）[注 1] | [6] | |||||
| 3 | 1993 | 3月20日–3月22日 | 鹿児島実業（鹿児島） | 東京朝鮮（東京） | 北陽（大阪） | 南宇和（愛媛） | 国見（長崎） | 前橋育英（群馬） | 藤枝東（静岡） | 習志野（千葉） | 帝京（東京） | 秋田商業（秋田） | 大宮東（埼玉） | 愛知朝鮮（愛知） | [6] |
| 4 | 1994 | 3月23日–3月25日 | 南宇和（愛媛） | 堀越（東京） | 東京朝鮮（東京） | 習志野（千葉） | 鹿児島実業（鹿児島） | 桐光学園（神奈川） | 日大山形（山形） | 前橋育英（群馬） | 沼津学園（静岡） | 東北朝鮮（宮城） | 帝京三（山梨） | 大阪朝鮮（大阪） | [6] |
| 5 | 1995 | 3月19日–3月21日 | 滝川二（兵庫） | 南宇和（愛媛） | 東京朝鮮（東京） | 鹿児島実業（鹿児島） | 渋谷幕張（千葉） | 三菱養和（東京） | 武南（埼玉） | 前橋育英（群馬） | 韮崎（山梨） | 帝京三（山梨） | 習志野（千葉） | 桐蔭学園（神奈川） | [6] |
| 6 | 1996 | 3月23日–3月25日 | 滝川二（兵庫） | 東京朝鮮（東京） | 藤枝東（静岡） | 北陽（大阪） | 向上（神奈川） | 堀越（東京） | 前橋育英（群馬） | 浦和南（埼玉） | 帝京（東京） | 習志野（千葉） | 広島朝鮮（広島） | 秋田商業（秋田） | [6] |
| 回 | 開催日 | 優勝 | 準優勝 | 3位 | 4位 | 出典 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 7 | 1997 | 帝京高校 | 清水商業高校 | [7] | ||
| 8 | 1998 | 習志野高校 | 静岡学園高校 | 東京朝鮮高校 | [8] | |
| 9 | 1999 | 鹿児島実業高校 | 清水商業高校 | 帝京高校 | 東京朝鮮高校 | [9] |
| 10 | 2000 | 鹿児島実業高校 | 静岡学園高校 | 前橋育英高校 | [10] |
| 回 | 開催年 | 開催月日 | 優勝 | 準優勝 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 | 11位 | 12位 | 13位 | 出典 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 11 | 2001 | 3月18日–3月20日 | 習志野（千葉） | 帝京（東京） | 前橋育英（群馬） | 日大藤沢（神奈川） | 鹿児島実業（鹿児島） | 韮崎（山梨） | 桐蔭学園（神奈川） | 藤枝明誠（静岡） | 四日市中央工（三重） | FC東京ユース（東京） | ジュビロユース（静岡） | 東京朝鮮（東京） | 秋田商業（秋田） | [6] |
| 12 | 2002 | 3月21日–3月23日 | 鹿児島実業（鹿児島） | 鹿島（茨城） | 桐蔭学園（神奈川） | FC東京ユース（東京） | ジェフ市原ユース（千葉） | 東京朝鮮（東京） | [6] | |||||||
| 13 | 2003 | 3月20日–3月22日 | 流経大柏（千葉） | 那覇西（沖縄） | 帝京（東京） | 岡山作陽（岡山） | 鹿児島実業（鹿児島） | 桐蔭学園（神奈川） | 東京朝鮮（東京） | 錦湖高等學校[要曖昧さ回避]（韓国） | FC東京ユース（東京） | ジェフ市原ユース（千葉） | 清水商業（静岡） | 秋田商業（秋田） | [6] |
| 回 | 開催日 | 優勝 | 準優勝 | 3位 | 4位 | 出典 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 14 | 2004 | 三菱養和SCユース | 桐蔭学園高校 | FC東京U-18 | 高松北高校 | |
| 15 | 2005 | 東京ヴェルディユース | 三菱養和SCユース | FC東京U-18 | 韮崎高校 | [11] |
| 16 | 2006 | FC東京U-18 | 常葉学園橘高校 | 桐蔭学園高校 | 成立学園高校 | [12] |
| 17 | 2007 | コンサドーレ札幌U-18 | 浦和東高校 | 成立学園高校 | 錦湖高校[要曖昧さ回避] | [13] |
| 18 | 2008 | 横浜F・マリノスユース | 國學院大學久我山高校 | 韮崎高校 | 神村学園高等部 | [14] |
| 19 | 2009 | 青森山田高校 | FC東京U-18 | 成立学園高校 | 鹿島学園高校 | [15] |
| 20 | 2010 | 成立学園高校 | 矢板中央高校 | 流通経済大学柏高校 | 東京朝鮮高校 | [16] |
| 21 | 2011 | |||||
| 22 | 2012 | 流通経済大学柏高校 | 國學院大學久我山高校 | 東京朝鮮高校 | 藤枝明誠高 | [17] |
| 23 | 2013 | 流通経済大学柏高校 | 実践学園高校 | 三菱養和SCユース | 東京朝鮮高校 | [18][19] |
| 24 | 2014 | コンサドーレ札幌U-18 | 流通経済大学柏高校 | 鹿島学園高校 | 三菱養和SCユース | [20][21] |
| 25 | 2015 | 流通経済大学柏高校 | 日本大学藤沢高校 | 藤枝明誠高校 | FC東京U-18 | [22] |
| 26 | 2016 | FC東京U-18 | 流通経済大学柏高校 | 成立学園高校 | 三浦学苑高校 | [23] |
| 27 | 2017 | 浦和レッズユース | 矢板中央高校 | 三菱養和SCユース | コンサドーレ札幌U-18 | [24] |
| 28 | 2018 | 昌平高校 | 藤枝明誠高校 | 日体大柏高校 | 帝京高校 | |
| 29 | 2019 | 三菱養和SCユース | ジュビロ磐田U-18 | FC東京U-18 | 昌平高校 | [25] |
| 2020 | 新型コロナウイルスの影響より中止 |
[26] | ||||
| 30 | 2021 | FC東京U-18 | 帝京高校 | 三菱養和SCユース | 成立学園高校 | [27] |
| 31 | 2022 | FC東京U-18 | 京都サンガF.C.U-18 | 日大藤沢高校 | ヴァンフォーレ甲府U-18 | [28] |
| 32 | 2023 | ファジアーノ岡山U-18 | 日本大学藤沢高校 | 藤枝明誠高校 | カターレ富山U-18 | [29] |
| 33 | 2024 | 京都サンガF.C.U-18 | 神戸弘陵高校 | 三菱養和SCユース | 鹿島学園高校 | [30] |
チーム別成績
[編集]| チーム名 | 優 | 準 | 優勝年度 | 準優勝年度 |
|---|---|---|---|---|
| 鹿児島実業 | 5 | 0 | 1991,1993,1999,2000,2002 | |
| 流通経済大学柏高校 | 4 | 2 | 2003,2012,2013,2015 | 2014,2016 |
| FC東京U-18 | 4 | 1 | 2006,2016,2021,2022 | 2009 |
| 三菱養和SCユース | 2 | 1 | 2004,2019 | 2005 |
| 滝川二 | 2 | 0 | 1995,1996 | |
| 習志野 | 2 | 0 | 1998,2001 | |
| コンサドーレ札幌U-18 | 2 | 0 | 2007,2014 | |
| 南宇和 | 1 | 2 | 1994 | 1991,1995 |
| 帝京高校 | 1 | 2 | 1997 | 2001,2021 |
| 京都サンガF.C.U-18 | 1 | 1 | 2024 | 2022 |
| 渋谷幕張 | 1 | 0 | 1990 | |
| 東京ヴェルディユース | 1 | 0 | 2005 | |
| 横浜F・マリノスユース | 1 | 0 | 2008 | |
| 青森山田高校 | 1 | 0 | 2009 | |
| 成立学園高校 | 1 | 0 | 2010 | |
| 浦和レッズユース | 1 | 0 | 2017 | |
| 昌平高校 | 1 | 0 | 2018 | |
| ファジアーノ岡山U-18 | 1 | 0 | 2023 | |
| 東京朝鮮 | 0 | 3 | 1990,1993,1996 | |
| 清水商業高校 | 0 | 2 | 1997,1999 | |
| 静岡学園高校 | 0 | 2 | 1998,2000 | |
| 國學院大學久我山高校 | 0 | 2 | 2008,2012 | |
| 日本大学藤沢高校 | 0 | 2 | 2015,2023 | |
| 堀越高校 | 0 | 1 | 1994 | |
| 鹿島高校 | 0 | 1 | 2002 | |
| 那覇西 | 0 | 1 | 2003 | |
| 桐蔭学園高校 | 0 | 1 | 2004 | |
| 常葉学園橘高校 | 0 | 1 | 2006 | |
| 浦和東高校 | 0 | 1 | 2007 | |
| 矢板中央高校 | 0 | 1 | 2010 | |
| 実践学園高校 | 0 | 1 | 2013 | |
| 矢板中央高校 | 0 | 1 | 2017 | |
| 藤枝明誠高校 | 0 | 1 | 2018 | |
| ジュビロ磐田U-18 | 0 | 1 | 2019 | |
| 神戸弘陵高校 | 0 | 1 | 2024 |
脚注
[編集]- 注釈
- ^ 7位以降は豪雨のため中止
- 出典
- ^ 第19回 イギョラ杯 国際親善ユースサッカー 開催要項 (PDF) 東京都サッカー協会
- ^ 第17回 国際親善ユースサッカー大会 イギョラ杯 開催要項 (PDF) 東京都サッカー協会
- ^ a b チームの歩み 東京朝鮮高校蹴球部
- ^ a b 金鍾成氏（イギョラカップ2013 大会技術委員長）インタビュー Soccer Journal
- ^ おめでとう! 大阪朝高 全国高校サッカー選手権大会出場 朝鮮新報
- ^ a b c d e f g h i 東京都サッカー協会/東京朝鮮中高級学校サッカー部OB会. 第26回イギョラ杯 大会パンフレット (Report). p. 7.
- ^ 日朝親善高校サッカー第7回イギョラ杯/帝京が優勝、東京朝高は6位 朝鮮新報
- ^ 東京でイギョラ杯、習志野が優勝/東京朝高は4位 朝鮮新報
- ^ 春の朝・日親善高校サッカー 朝鮮新報
- ^ 第10回イギョラ杯、強豪12が参加 鹿実がV4、東京朝高は6位 朝鮮新報
- ^ 第15回「イギョラ杯」（東京）16チームが参加 高水準の試合 朝鮮新報
- ^ 第16回 「イギョラ杯」全国8強の大阪朝高、鹿島学園など16チームが参加 朝鮮新報
- ^ 〈第17回イギョラ杯〉東京朝高サッカー部、飛躍誓う 朝鮮新報
- ^ 競技大会・イベント 高級部 2008 在日本朝鮮人蹴球会
- ^ 第19回 国際親善ユースサッカー大会 イギョラ杯 成績表 (PDF) 在日本朝鮮人蹴球会
- ^ 第20回 国際親善ユースサッカー大会 イギョラ杯 成績表 (PDF) 在日本朝鮮人蹴球会
- ^ 第22回 国際親善ユースサッカー大会 イギョラ杯 成績表 (PDF) 在日本朝鮮人蹴球会
- ^ イギョラ杯 新2年生のみで準決勝、決勝を連勝!流通経済大柏が2連覇! ゲキサカ (2013年3月22日)
- ^ イギョラ杯 黒木&木村2発!“街クラブの雄”三菱養和SCユースが3位に ゲキサカ (2013年3月22日)
- ^ 吉田太郎 (2014年3月22日). “［イギョラ杯］終盤に課題残すも強さ示して流経大柏に快勝!札幌U-18が7年ぶりV!”. ゲキサカ (講談社) 2014年3月24日閲覧。
- ^ 吉田太郎 (2014年3月22日). “［イギョラ杯］GK金子優がPK2本ストップ、鹿島学園が3位に”. ゲキサカ (講談社) 2014年3月24日閲覧。
- ^ 【国際親善ユースサッカー大会 イギョラ杯】 流通経済大柏、木村稜斗の3発で日大藤沢を撃破し優勝! 高校サッカードットコム (2015年3月21日)
- ^ FC東京U-18、流通経済大柏をPK戦の末に下し10年ぶりV 高校サッカードットコム (2016年3月21日)
- ^ 高校サッカードットコム (2017年3月20日)
- ^ 2019年度 最終日試合結果イギョラ杯公式ホームページ
- ^ イギョラカップ2020 2020年3月5日
- ^ [1]イギョラ杯公式ホームページ
- ^ [2]イギョラ杯公式ホームページ
- ^ [3][4]イギョラ杯公式twitter
- ^ [5]イギョラ杯公式X
外部リンク
[編集]- イギョラカップ
- 東京都サッカー協会
- 在日本朝鮮人蹴球協会
- イギョラカップ (@Igyora_2021) - X（旧Twitter）
- 映像 - YouTube
- イギョラカップ (100064190616726) - Facebook
![[icon]](/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Wiki_letter_w_cropped.svg){kind=small} | この節の加筆が望まれています。 |