コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

イギリス室内管弦楽団

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
イギリス室内管弦楽団
基本情報
原語名 English Chamber Orchestra
出身地 イギリスの旗 イギリスロンドン
ジャンル クラシック音楽
活動期間 1948年 -
共同作業者 ベンジャミン・ブリテンレイモンド・レッパードコリン・デイヴィスダニエル・バレンボイム
公式サイト English Chamber Orchestra
メンバー ポール・ワトキンス英語版(音楽監督)
旧メンバー ジェフリー・テイト(初代首席指揮者)
ラルフ・ゴトーニ英語版(首席指揮者)
ウィリアム・ベネット(首席フルート奏者)
シア・キング(首席クラリネット奏者)
クライヴ・グリーンスミス(客演首席チェロ奏者)

イギリス室内管弦楽団英語: English Chamber Orchestra)は、ロンドンを拠点とする室内オーケストラ

沿革・概要

[編集]

1948年にローレンス・レナードおよびアーノルド・ゴールズブロウによって創設されたゴールズブロウ管弦楽団を母胎とし、1960年に初めてバロック音楽以外をレパートリーに取り上げたのを機に、現在の名称に改められた[1]。だが演奏曲目は依然として、モーツァルトの時代に意識的に倣ったアンサンブルの規模を考えて選ばれている[1]

改称から間もなく、オールドバラ音楽祭と密接なつながりを持つようになり[1]ベンジャミン・ブリテンのオペラ『夏の夜の夢』『カーリュー・リヴァー』などを初演している。またブリテンの指揮により、たびたび録音を行なった。とりわけモーツァルトの交響曲第25番第40番の録音は秀演として有名である。
さらに、ダニエル・バレンボイム内田光子マレイ・ペライアと共にモーツァルトのピアノ協奏曲全集を3度完成させ世界の注目を集めた[1]

指揮者

[編集]

1985年ジェフリー・テイトが初代首席指揮者に就任するまでは常任指揮者がいなかったが、レイモンド・レッパードコリン・デイヴィスダニエル・バレンボイムらの著名な客演指揮者と共演を続けていた。2000年ラルフ・ゴトーニ英語版が首席指揮者に任命され[1]、2009年からは ポール・ワトキンス英語版が音楽監督を務める[2]

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e 音楽之友社 2009, p. 89, 「イギリス室内管弦楽団」.
  2. ^ Cellist and conductor Paul Watkins has been named as the music director of the English Chamber Orchestra.” (英語). All the conducting master classes. 2024年12月22日閲覧。

参考文献

[編集]
  • 『最新 世界のオーケストラ名鑑387』音楽之友社〈ONTOMO MOOK〉、2009年6月。ISBN 978-4-276-96188-3 

外部リンク

[編集]