イソレニエラテン
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イソレニエラテン | |
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3,3′-((1E,3E,5E,7E,9E,11E,13E,15E,17E)-3,7,12,16-tetramethyloctadeca-1,3,5,7,9,11,13,15,17-nonaene-1,18-diyl)bis(1,2,4-trimethylbenzene) | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 524-01-6 |
PubChem | 9984420 |
ChemSpider | 8160010 |
KEGG | C15943 |
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特性 | |
化学式 | C40H48 |
モル質量 | 528.81 g mol−1 |
外観 | 赤紫色の結晶[1] |
融点 |
199 - 200 °C, 272 K, -129 °F [1] |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
イソレニエラテン(英語、Isorenieratene)とは、カロテノイドに分類される炭化水素の1種である。
類似化合物
[編集]イソレニエラテンの類似化合物としては、構造異性体であるレニエラテンなどが挙げられる。イソレニエラテンとレニエラテンは、共にダイダイイソカイメンに含まれていることが知られている[2]。
構造
[編集]イソレニエラテンはレニエラテンの構造異性体であるため、構造異性体の定義より、両者の分子式、分子量、モル質量は全く同じ値である。よって、以下にレニエラテンのデータを転記しておく。 分子式はC40H48で[3][4]、分子量は528.824 (Da)[3]、モル質量は528.809 (g/mol)である[4]。
光合成色素
[編集]イソレニエラテンを光合成色素として利用する、緑色硫黄細菌が知られている[5]。
出典
[編集]- ^ a b Yamaguchi, Masaru (1959). “Total Synthesis of Isorenieratene”. Bull. Chem. Soc. Jpn. 32 (11): 1171–1173. doi:10.1246/bcsj.32.1171.
- ^ 化学大辞典編集委員会 『化学大辞典 (縮刷版) 9』 p.904 共立出版 1964年3月15日発行 ISBN 4-320-04023-6
- ^ a b レニエラテン
- ^ a b Renieratene
- ^ 『古海洋環境の復元:分子地球化学的アプローチの現状と課題』 p.20