イラッド・オルティス・ジュニア
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イラッド・オルティス・ジュニア | |
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基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | プエルトリコ |
生年月日 | 1992年8月11日(32歳) |
騎手情報 | |
初免許年 | 2011年( プエルトリコ) |
免許区分 | 平地競走 |
経歴 | |
所属 |
2011年1月 - 2011年6月 プエルトリコ 2011年6月 - アメリカ合衆国 |
イラッド・オルティス・ジュニア(Irad Ortiz Jr.、1992年8月11日 - )はアメリカ合衆国のニューヨークを拠点とする騎手である。実弟は同じく騎手のホセ・オルティス。
来歴
[編集]プエルトリコ・トルヒージョ・アルトで生まれる。元騎手の祖父の影響で幼い頃から騎手に憧れを抱き、騎手養成学校を経て2011年にプエルトリコで騎手デビュー。同年6月にアメリカ合衆国へ渡り、ベルモントパーク競馬場で騎乗を開始し、1年目から151勝を記録した[1]。
3年目の2013年に224勝を挙げ、全米リーディング(勝利数)で10位にランクインする。2014年には290まで勝ち星を伸ばしてベスト3に入り、トップジョッキーの仲間入りを果たす。2015年にはステファニーズキトゥンでブリーダーズカップ・フィリー&メアターフを制するなど年間300勝の大台に乗せた[1]。
2018年9月15日、ベルモントパーク競馬場の第6レースに騎乗して1着となり、通算2000勝を達成した[2]。同年は自己最多の346勝を挙げ、2年連続での北米最多勝と初の最多賞金獲得騎手に輝いた[3]。
2019年、2020年シーズンも北米最多勝および最多賞金獲得騎手を獲得している[4]。
弟のホセよりも鐙を短くして、高い位置で騎乗するスタイルである[5]。
主な勝ち鞍
[編集]※太字は米国クラシック競走およびブリーダーズカップ競走
- 2012年
- CCAオークス(Questing)
- アラバマステークス(Questing)
- ペンシルベニアダービー(Handsome Mike)
- アルフレッド・G・ヴァンダービルトハンデキャップ(Poseidon's Warrior)
- 2013年
- カーターハンデキャップ(Swagger Jack)
- シャンペンステークス(Havana)
- キングスビショップステークス(Capo Bastone)
- 2014年
- ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズターフ(Lady Eli)
- テストステークス(Sweet Reason)
- エイコーンステークス(Sweet Reason)
- 2015年
- ブリーダーズカップ・フィリー&メアターフ(Stephanie's Kitten)
- フラワーボウルステークス(Stephanie's Kitten)
- ベルモントオークスインビテーショナルステークス(Lady Eli)
- マンハッタンハンデキャップ(Slumber)
- テストステークス(Cavorting)
- スピンスターステークス(Got Lucky)
- 2016年
- ベルモントステークス(Creator)
- フラワーボウルステークス(Lady Eli)
- ダイアナステークス(Dacita)
- スピナウェイステークス(Pretty City Dancer)
- 2017年
- ゲイムリーステークス(Lady Eli)
- ダイアナステークス(Lady Eli)
- ビヴァリーD・ステークス(Dacita)
- スピナウェイステークス(Lady Ivanka)
- シャンペンステークス(Firenze Fire)
- ジョッキークラブゴールドカップステークス(Diversify)
- ブリーダーズカップ・フィリー&メアスプリント(Bar of Gold)
- 2018年
- ジャストアゲームステークス(A Raving Beauty)
- ホイットニーステークス(Diversify)
- アーリントンミリオンステークス(Robert Bruce)
- フラワーボウルステークス(Fourstar Crook)
- ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズターフ(Newspaperofrecord)
- ブリーダーズカップ・フィリー&メアスプリント(Shamrock Rose)
- 2019年
- ペガサスワールドカップターフ(Bricks and Mortar)
- ターフクラシックステークス(Bricks and Mortar)
- マンハッタンステークス(Bricks and Mortar)
- アーリントンミリオンステークス(Bricks and Mortar)
- スピナウェイステークス(Perfect Alibi)
- サマーステークス(Decorated Invader)
- ナタルマステークス(Abscond)
- ペンシルベニアダービー(Math Wizard)
- ブリーダーズカップ・ダートマイル(Spun to Run)
- ブリーダーズカップ・ターフ(Bricks and Mortar)
- ブリーダーズカップ・クラシック(Vino Rosso)
- 2020年
- ペガサスワールドカップ(Mucho Gusto)
- ジャストアゲームステークス(Newspaperofrecord)
- マンハッタンステークス(Instilled Regard)
- ホイットニーステークス(Improbable)
- ジョッキークラブゴールドカップ(Happy Saver)
- ブリーダーズカップ・スプリント(Whitmore)
- ハリウッドダービー(Domestic Spending)
- 2021年
- ペガサスワールドカップターフ(Colonel Liam)
- ブリーダーズカップ・ダートマイル(Life Is Good)
- 2022年
- ペガサスワールドカップ(Life Is Good)
- ペガサスワールドカップターフ(Colonel Liam)
- ブリーダーズカップ・ジュヴェナイル(Forte)
脚注
[編集]- ^ a b 平松さとし. 【世界の騎手列伝 vol.40】イラッド・オルティスJr. UMA-JiN(2016年7月7日付). 2018年10月27日閲覧
- ^ Irad Ortiz Jr. rides 2,000th career winner at Belmont Park. USA TODAY(September 15, 2018). 2018年10月27日閲覧
- ^ Frank Angst. Ortiz Jr. Tops Riders in North American Earnings, Wins. Bloodhorse(January 3, 2019). 2019年2月5日閲覧
- ^ “北米における2020年のリーディング・ホースマン - 合田直弘 | 競馬コラム”. netkeiba.com. 2021年1月6日閲覧。
- ^ John Seabrook. Puerto Rico’s Ortiz Brothers Light Up Horse Racing. The New Yorker(December 4, 2017). 2018年10月27日閲覧
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- Iradortiz (@iradortiz) - X(旧Twitter)
- Jockey Profile | Irad Ortiz, Jr. - Equibase