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レディイーライ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
レディイーライ
欧字表記 Lady Eli[1]
品種 サラブレッド
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 2012年2月2日(12歳)[1]
Divine Park[1]
Sacre Coeur[1]
母の父 Saint Ballado[1]
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生産者 Runnymede Farm Inc & Catesby W Clay[1]
馬主 Sheep Pond Partner[1]
調教師 チャド・ブラウンアメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
競走成績
生涯成績 14戦10勝[1]
獲得賞金 $2,959,800[2]
勝ち鞍
GI BCジュヴェナイルフィリーズターフ 2014年
GI ベルモントオークス招待ステークス 2015年
GI フラワーボウルステークス 2016年
GI ゲイムリーステークス 2017年
GI ダイアナステークス 2017年
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レディイーライ (Lady Eli[1]) はアメリカ合衆国競走馬繁殖牝馬である。主な勝ち鞍は2014年ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズターフ(G1)、2015年ベルモントオークス招待ステークス(G1)、2016年フラワーボウルステークス(G1)、2017年ゲイムリーステークス(G1)、ダイアナステークス(G1)。

戦績

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2012年2月2日に誕生。2014年8月にサラトガ競馬場でデビューし、イラッド・オルティス・ジュニア騎乗で初勝利を挙げる。以後、引退までの全レースでオルティスが手綱を取った。2歳時は3戦無敗でブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズターフを制した[1]

2015年ベルモントオークス招待ステークスでG1レース2勝目を挙げ、デビューから無傷の6連勝を達成。しかし、その後難病の蹄葉炎を発症し、1年以上の休養を余儀なくされた。2016年8月に復帰し、初戦のボールストンスパステークスで2着に敗れて初の敗戦を喫したが、次戦のフラワーボウルステークスを制して復活を果たす[3]。続くブリーダーズカップ・フィリー&メアターフは地元のエースとして迎えたが、ランフランコ・デットーリ騎乗の英国馬クイーンズトラスト(Queen's Trust)にハナ差交わされて2着に惜敗した[4]

2017年ゲイムリーステークスダイアナステークスを制し、G1勝利数を5に伸ばした。ラストランの予定であったブリーダーズカップ・フィリー&メアターフで前年の雪辱を期したが、レース中に裂傷を負った影響で初めて連対を外す7着に敗れた。予定されていたセールへの上場も中止され、年が明けるまで現役続行か引退かの結論は定まらなかった[5]

2018年1月16日になって正式に現役引退が発表された[6]。その直後、前年のエクリプス賞最優秀芝牝馬の受賞が決まった[7]

競走成績

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以下の内容は、Racing Post[1]の情報に基づく。

出走日 競馬場 競走名 距離 着順 騎手 着差 1着(2着)馬
2014.08.25 サラトガ 未勝利 芝8.5f 1着 I.オルティスJr. ハナ (Complicated)
0000.09.28 ベルモントパーク ミスグリヨステークス G3 芝8.5f 1着 I.オルティスJr. 3馬身 (Margaret Reay)
0000.10.31 サンタアニタ BCジュヴェナイルフィリーズターフ G1 芝8f 1着 I.オルティスJr. 2馬身3/4 (Sunset Glow)
2015.04.12 キーンランド アパラチアンステークス G3 芝8f 1着 I.オルティスJr. 2馬身1/2 (Miss Temple City)
0000.05.31 ベルモントパーク ワンダーアゲインステークス 芝9f 1着 I.オルティスJr. 1/2馬身 (Heath)
0000.07.04 ベルモントパーク ベルモントオークス招待ステークス G1 芝10f 1着 I.オルティスJr. 2馬身3/4 (Listen In)
2016.08.27 サラトガ ボールストンスパステークス G2 芝8.5f 2着 I.オルティスJr. 3/4馬身 Strike Charmer
0000.10.08 ベルモントパーク フラワーボウルステークス G1 芝10f 1着 I.オルティスJr. 3/4馬身 (Sentiero Italia)
0000.11.05 サンタアニタ BCフィリー&メアターフ G1 芝10f 2着 I.オルティスJr. ハナ Queen's Trust
2017.04.15 キーンランド ジェニーワイリーステークス G1 芝8.5f 2着 I.オルティスJr. アタマ Dickinson
0000.05.27 サンタアニタ ゲイムリーステークス G1 芝9f 1着 I.オルティスJr. 1/2馬身 (Goodyearforroses)
0000.07.22 サラトガ ダイアナステークス G1 芝9f 1着 I.オルティスJr. アタマ (Quidura)
0000.08.26 サラトガ ボールストンスパステークス G2 芝8.5f 1着 I.オルティスJr. 1馬身1/2 (Dickinson)
0000.11.04 デルマー BCフィリー&メアターフ G1 芝9f 7着 I.オルティスJr. 3馬身3/4 Wuheida

繁殖牝馬時代

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繁殖1年目の2018年ウォーフロントが種付けされた。その仔を受胎した状態で前年欠場したキーンランド11月繁殖セールに上場され、ヒルンデイルファーム英語版によって420万ドル(当時のレートで約4億8000万円[注 1])で落札された[8]

血統表

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レディイーライ血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ミスタープロスペクター系
[§ 2]

Divine Park
2004 鹿毛
父の父
Chester House
1995 黒鹿毛
Mr. Prospector Raise a Native
Gold Digger
Toussaud El Gran Senor
Image of Reality
父の母
High in the Park
1994 栗毛
Ascot Knight Danzig
Bambee T.T.
Czar's Princess Czaravich
Honor an Offer

Sacre Coeur
2000 鹿毛
Saint Ballado
1989 黒鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Ballade Herbager
Miss Swapsco
母の母
Kazadancoa
1978 鹿毛
Green Dancer Nijinsky
Green Valley
Khazaeen Charlottesville
Aimee
母系(F-No.) 22号族(FN:22-d) [§ 3]
5代内の近親交配 Northern Dancer5×5×5=9.38%、Nijinsky5×4=9.38% [§ 4]
出典
  1. ^ Lady Eli(USA) 5代血統表. 2019年2月5日閲覧
  2. ^ Lady Eli(USA) 5代血統表. 2019年2月5日閲覧
  3. ^ Lady Eli(USA) 5代血統表. 2019年2月5日閲覧
  4. ^ Lady Eli(USA) 5代血統表. 2019年2月5日閲覧


脚注

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注釈

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  1. ^ 当時の為替相場は三菱UFJリサーチ&コンサルティングのホームページを参照。

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m Lady Eli | Race Record & Form. Racing Post. 2019年2月5日閲覧
  2. ^ Horse Profile for Lady Eli. Equibase. 2019年2月5日閲覧
  3. ^ 【BCフィリー&メアターフ】芝中距離女王を目指す有力馬を紹介!. JRA-VAN ver. World(2016年11月4日付). 2019年2月5日閲覧
  4. ^ Queen's Trust narrowly beats Lady Eli in BC Filly & Mare Turf. ESPN(November 6, 2016). 2019年2月5日閲覧
  5. ^ 現役続行か引退か、レディイーライの去就決まらず. JRA-VAN Ver. World(2017年12月15日付). 2019年2月5日閲覧
  6. ^ レディイーライの引退決定、G1レース5勝の名牝. JRA-VAN Ver. World(2018年1月17日付). 2019年2月5日閲覧
  7. ^ Lady Eli Exits Racing on Top With Turf Female Eclipse. Bloodhorse(January 25, 2018). 2019年2月5日閲覧
  8. ^ Hill ‘n’ Dale Farms Buys Champion Lady Eli For $4.2 Million At Keeneland November Sale. Paulick Report(November 5, 2018). 2019年2月5日閲覧

外部リンク

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