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イワバホオジロ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
イワバホオジロ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
: ホオジロ科 Emberizidae
: ホオジロ属 Emberiza
: イワバホオジロ
E. buchanani
学名
Emberiza buchanani
Blyth, 1844
和名
イワバホオジロ
英名
Grey-necked Bunting
Emberiza buchanani

イワバホオジロ (岩場頬白、学名:Emberiza buchanani) は、スズメ目ホオジロ科に分類される鳥類の一種である。

分布

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トルコ東部、イランから、モンゴル西部までの中央アジアで繁殖し、冬季はインド西部や中国西部にかけて越冬する[1]

日本では迷鳥として、1997年10月に石川県舳倉島で記録されており[2]、2008年9月には、山形県酒田市飛島で観察された[3]。2012年11月に愛媛県西条市で記録。

形態

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体長約15cm。頭部は灰色で、背は灰褐色。喉から腹にかけての体の下面は淡い橙色だが、赤褐色の部分が散らばっているため遠目には斑状に見える。嘴の色は橙色である。外見はズアオホオジロ日本では迷鳥)に似ているが、頭部がやや緑色がかっていることと、体の下面が淡い橙色の単色であることなどの点で区別できる。

生態

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低山から山地の岩場、峡谷に生息する。冬季は平野の荒地や農耕地にも現れる。

地鳴きは「チッ チッ」。

保全状態評価

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脚注

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  1. ^ Byeres C・Olsson U・Curson J 『Buntings and Sparrows』、1995年
  2. ^ 日本産鳥類記録委員会 「日本産鳥類記録リスト」『日本鳥学会誌』57巻、日本鳥学会、2008年、165-170頁
  3. ^ 板谷浩男・由井わたる 「山形県酒田市飛島におけるイワバホオジロEmberiza buchananiの観察記録」『日本鳥学会誌』61巻1号、日本鳥学会、2012年、148-150頁

参考文献

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  • 『日本の鳥 550 山野の鳥』、文一総合出版

関連項目

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