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イヴァン・リギーニ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
イワン・バリエフから転送)
イヴァン・リギーニ
Ivan Righini
フィギュアスケート選手
生誕 (1991-04-16) 1991年4月16日(33歳)
ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦
ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国モスクワ
身長 177 cm
選手情報
コーチ スヴェトラーナ・ソコロフスカヤ
ダニイル・グレイヘンガウス
所属クラブ Forum Assago
ISUパーソナルベストスコア
総合236.362016 欧州選手権
SP82.232016 欧州選手権
FS154.132016 欧州選手権

イヴァン・リギーニイタリア語: Ivan Righini1991年4月16日 - )は、ロシア(当時ソビエト連邦)・モスクワ出身、イタリアフィギュアスケート選手(男子シングルスケーティング)。ロシア名はイヴァン・ヴァジモヴィチ・バリエフロシア語: Иван Вадимович Бариев[1])。

イタリアフィギュアスケート選手権優勝4回。

経歴

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2007-2008シーズン、ISUジュニアグランプリハルギタ杯で2位、クロアチア杯で2位となりJGPファイナルに初進出する。JGPファイナルでは7位となる。ロシアJr.選手権で優勝し、世界ジュニア選手権に出場し7位となる。

2008-2009シーズン、JGPチェコスケートで2位、JGPクロアチア杯で2位となり2年連続でJGPファイナルに進出を果たす。ファイナルでは4位となる。

2009-2010シーズン、怪我のためにシーズン全ての試合を欠場[2]

2011-2012シーズン、ゴールデンスピンで3位となり、シニアの国際大会で初めてのメダルを獲得。ロシア選手権では自己最高の6位。

2012-2013シーズン、国際大会に2試合に出場した後は国内大会を含め試合には出場をしなかった。2013年5月16日、イタリアへの移籍がロシアフィギュアスケート連盟に正式に承認された。なおニース杯に出場し、他国へ移籍して12ヶ月間は試合に出場できないという国際スケート連盟のルールに抵触するため、ソチオリンピックの最終予選であるネーベルホルン杯には出場できない[3]

2013-2014シーズン、登録名をバリエフから母親の姓であるリギーニに変更。メラーノ杯でイタリア代表としてデビューし5位。初出場したイタリア選手権では初優勝。しかし、イタリアのオリンピック代表は国際大会2つとイタリア選手権のフリースケーティングの総合スコアで選考されるため、ポール・ボニファシオ・パーキンソンが代表に決まった[4]世界選手権では13位に入った。シーズンオフにはコーチをミヒャエル・フースに変更し、練習拠点をドイツオーベルストドルフに移した[5]

2014-2015シーズン、グランプリシリーズに出場。初出場の欧州選手権では8位に入るも、世界選手権では25位で、FS進出を逃した。

2015-2016シーズン、疲労骨折の影響でネーベルホルン杯の出場を取り止めた。ニース杯はSPの6分練習中にブレードが割れた。SPは演技を行い8位に入るがFSは棄権した。欧州選手権では6位入賞。

2017年5月16日にコーチと練習拠点の変更を発表した。イタリアからロシアモスクワに移り、スヴェトラーナ・ソコロフスカヤに師事する。

主な戦績

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  • 2012-2013シーズンまではロシア所属
  • 2013-2014シーズンからはイタリア所属
大会/年 2007-08 2008-09 2010-11 2011-12 2012-13 2013-14 2014-15 2015-16 2016-17 2017-18
世界選手権 13 25 12
欧州選手権 8 6 13
イタリア選手権 1 1 1 1
ロシア選手権 7 9 6
GPフランス杯 11
GP NHK杯 11 辞退
GPロステレコム杯 11 8
GP中国杯 10
CSアイススター 4
CS ロンバルディア杯 11
CSフィンランディア杯 10
CSワルシャワ杯 6
CSゴールデンスピン 3 3 7 5
CSネーベルホルン杯 8 8
冬季ユニバーシアード 棄権 5
ババリアンオープン 1 1
ニース杯 5 棄権
チャレンジカップ 6 4 1
メラーノ杯 5
アイスチャレンジ 4
NRW杯 8
世界Jr.選手権 7
ロシアJr.選手権 1 1
JGPファイナル 7 4
JGPスケートサファリ 2
JGPチェコスケート 2
JGPクロアチア杯 2
JGPハルギタ杯 2

詳細

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2017-2018 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2017年12月6日 - 9日 ISUチャレンジャーシリーズ ゴールデンスピンザグレブ 2
79.68
8
145.85
5
225.53
2017年10月26日 - 29日 ISUチャレンジャーシリーズアイススターミンスク 10
67.39
2
152.22
4
219.61
2017年9月14日 - 17日 ISUチャレンジャーシリーズロンバルディアトロフィーベルガモ 13
61.64
11
126.76
11
188.40
2016-2017 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2017年1月31日 - 2月5日 ユニバーシアード冬季競技大会アルマトイ 5
82.28
5
153.19
5
235.47
2017年1月25日 - 29日 2017年ヨーロッパフィギュアスケート選手権オストラヴァ 14
69.96
11
140.19
13
210.15
2016年12月14日 - 17日 イタリアフィギュアスケート選手権エーニャ 1
79.08
1
145.53
1
224.61
2016年11月25日 - 27日 ISUグランプリシリーズ NHK杯札幌 - 辞退
2016年11月11日 - 13日 ISUグランプリシリーズ フランス杯パリ 10
68.42
11
117.39
11
185.81
2016年10月6日 - 9日 ISUチャレンジャーシリーズ フィンランディア杯エスポー 9
61.73
9
130.08
10
191.81
2015-2016 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2016年3月26日 - 4月3日 2016年世界フィギュアスケート選手権ボストン 9
81.17
13
147.35
12
228.52
2016年2月17日 - 21日 2016年ババリアンオープンオーベルストドルフ 1
84.47
3
132.85
1
217.32
2016年1月25日 - 31日 2016年ヨーロッパフィギュアスケート選手権ブラチスラヴァ 6
82.23
5
154.13
6
236.36
2015年12月16日 - 19日 イタリアフィギュアスケート選手権トリノ 1
81.68
1
149.25
1
230.93
2015年11月26日 - 29日 ISUチャレンジャーシリーズ ワルシャワ杯ワルシャワ 4
67.76
5
134.76
6
202.52
2015年11月20日 - 22日 ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯モスクワ 9
68.90
8
135.26
8
204.16
2015年11月6日 - 8日 ISUグランプリシリーズ 中国杯北京 10
68.98
11
132.00
10
200.98
2015年10月14日 - 18日 2015年ニース杯ニース 8
60.32
- 棄権
2014-2015 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2015年3月23日 - 29日 2015年世界フィギュアスケート選手権上海 25
63.05
- 25
2015年2月19日 - 22日 2015年チャレンジカップハーグ 1
73.47
1
153.48
1
226.95
2015年1月26日 - 2月1日 2015年ヨーロッパフィギュアスケート選手権ストックホルム 11
67.45
5
143.30
8
210.75
2014年12月20日 - 21日 イタリアフィギュアスケート選手権トリノ 1
75.32
1
131.48
1
206.80
2014年12月4日 - 7日 ISUチャレンジャーシリーズ ゴールデンスピンザグレブ 5
71.79
7
129.01
7
200.80
2014年11月28日 - 30日 ISUグランプリシリーズ NHK杯門真 6
70.27
10
125.95
10
196.22
2014年11月14日 - 16日 ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯モスクワ 11
69.74
10
125.33
11
195.07
2014年9月24日 - 27日 ISUチャレンジャーシリーズ ネーベルホルン杯オーベルストドルフ 8
62.18
7
115.71
8
177.89
2013-2014 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2014年3月24日 - 30日 2014年世界フィギュアスケート選手権さいたま 14
69.43
12
143.66
13
213.09
2014年3月6日 - 9日 2014年チャレンジカップハーグ 3
74.03
3
140.35
4
214.38
2014年1月29日 - 2月2日 2014年ババリアンオープンオーベルストドルフ 1
62.67
1
139.54
1
202.21
2013年12月18日 - 21日 イタリアフィギュアスケート選手権メラーノ 1
74.68
2
124.81
1
199.49
2013年12月5日 - 8日 2013年ゴールデンスピンザグレブ 3
66.52
4
121.81
3
188.33
2013年11月14日 - 17日 2013年メラーノ杯メラーノ 4
61.84
5
115.81
5
177.65
2012-2013 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2012年10月24日 - 28日 2012年ニース杯ニース 8
58.27
4
142.44
5
200.71
2012年9月27日 - 29日 2012年ネーベルホルン杯オーベルストドルフ 11
60.05
6
136.49
8
196.54
2011-2012 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2012年3月8日 - 11日 2012年チャレンジカップハーグ 5
75.97
5
137.42
4
213.39
2011年12月24日 - 28日 ロシアフィギュアスケート選手権サランスク 10
69.56
4
150.31
6
219.87
2011年12月8日 - 10日 2011年ゴールデンスピンザグレブ 3
71.86
3
138.57
3
210.43
2011年11月1日 - 6日 2011年アイスチャレンジグラーツ 3
60.92
5
120.17
4
181.09
2010-2011 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2011年1月30日 - 2月5日 ユニバーシアード冬季競技大会エルズルム 6
62.11
- 棄権
2010年12月26日 - 29日 ロシアフィギュアスケート選手権サランスク 12
62.67
7
130.94
9
193.61
2010年11月30日 - 12月5日 2010年NRW杯ドルトムント 9
55.59
8
112.77
8
168.36
2008-2009 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2009年1月28日 - 31日 ロシアジュニアフィギュアスケート選手権(サランスク 3
70.58
1
140.80
1
211.38
2008年12月11日 - 14日 2008/2009 ISUジュニアグランプリファイナル高陽 5
63.75
5
116.90
4
180.65
2008年10月8日 - 12日 ISUジュニアグランプリ スケートサファリケープタウン 4
60.08
1
129.04
2
189.12
2008年9月17日 - 21日 ISUジュニアグランプリ チェコスケートオストラヴァ 2
61.09
1
126.38
2
187.47
2007-2008 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2008年2月25日 - 3月2日 2008年世界ジュニアフィギュアスケート選手権ソフィア 10
58.39
7
116.67
7
175.06
2008年1月30日 - 2月2日 ロシアジュニアフィギュアスケート選手権(ロストフ・ナ・ドヌ 4
60.64
1
132.26
1
192.90
2008年1月3日 - 7日 ロシアフィギュアスケート選手権サンクトペテルブルク 10
57.55
4
119.32
7
176.87
2007年12月6日 - 9日 2007/2008 ISUジュニアグランプリファイナルグダニスク 8
55.98
7
100.75
7
156.73
2007年9月27日 - 30日 ISUジュニアグランプリ クロアチア杯ザグレブ 3
52.27
1
119.73
2
172.00
2007年9月6日 - 9日 ISUジュニアグランプリ ハルギタ杯ミエルクレア=チュク 2
56.30
3
110.62
2
166.92

プログラム使用曲

[編集]
シーズン SP FS EX
2017-2018 リバーダンス
作曲:ビル・ウィーラン
ロード・オブ・ザ・ダンス
作曲:ローナン・ハーディマン
振付:ダニイル・グレイヘンガウス、イヴァン・リギーニ
2016-2017 ユー・レイズ・ミー・アップ
ボーカル:ジョシュ・グローバン
振付:イヴァン・リギーニ
好きにならずにいられない
スチームローラー・ブルース
おしゃべりはやめて
ボーカル:エルヴィス・プレスリー
振付:パオラ・メッツァドリ、バーバラ・リボルディ、イヴァン・リギーニ
2015-2016[6] 誰も寝てはならぬ 歌劇『トゥーランドット』より
作曲:ジャコモ・プッチーニ
ボーカル:ポール・ポッツ
振付:イヴァン・リギーニ、ロスティスラフ・シニツィン

ユー・レイズ・ミー・アップ
ボーカル:ジョシュ・グローバン
振付:イヴァン・リギーニ
クレイジー・ダイアモンド
マネー
曲:ピンク・フロイド
振付:ジェフリー・バトル
スリラー
ビリー・ジーン
曲:マイケル・ジャクソン
振付:イヴァン・リギーニ
2014-2015[7] スリラー
ビリー・ジーン
曲:マイケル・ジャクソン
振付:イヴァン・リギーニ
マイ・ウェイ
作曲:クロード・フランソワ
ボーカル:フランク・シナトラ

L-O-V-E
作曲:ベルト・ケンプフェルト
ボーカル:ナット・キング・コール

君の瞳に恋してる
作曲:ボブ・クルー、ボブ・ゴーディオ
ボーカル:フランク・シナトラ
振付:アレクサンドル・ズーリン
マンボNo.5
ボーカル:ルー・ベガ
2013-2014 ボレロ
作曲:モーリス・ラヴェル
振付:イヴァン・リギーニ、ダニイル・グレイケンガウス
映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』より
作曲:エンニオ・モリコーネ
振付:アレクサンドル・ズーリン
2012-2013 パガニーニの主題による変奏曲
作曲:アンドルー・ロイド・ウェバー
ミュージカル『オペラ座の怪人』より
作曲:アンドルー・ロイド・ウェバー
2011-2012 トッカータとフーガニ短調
作曲:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
2010-2011 マイケル・ジャクソンメドレー ポエタ
作曲:ビセンテ・アミーゴ
2008-2009 カノン モダンアレンジ
作曲:ヨハン・パッヘルベル
2007-2008 ヴァイオリン協奏曲
作曲:ニコロ・パガニーニ

脚注

[編集]
  1. ^ ロシア語ラテン翻字: Ivan Vadimovich Bariev
  2. ^ Un nuovo acquisto dalla Russia per l'Italia?
  3. ^ Федерация фигурного катания России разрешила Бариеву выступать за Италию
  4. ^ Ultimo Ranking parziale maschile (21/12/2013)
  5. ^ «Обыграть российских фигуристов – идея-фикс». Зачем Иван Бариев взял фамилию Ригини и выступает за Италию
  6. ^ 公式サイト
  7. ^ Righini finds skating rebirth after switching to Italy

参考文献

[編集]