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インスタラシオネス・デ・レサマ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
インスタラシオネス・デ・レサマ
レサマ
施設情報
所在地 スペイン
バスク州
ビスカヤ県
レサマ
位置 北緯43度16分39秒 西経2度50分22秒 / 北緯43.27750度 西経2.83944度 / 43.27750; -2.83944座標: 北緯43度16分39秒 西経2度50分22秒 / 北緯43.27750度 西経2.83944度 / 43.27750; -2.83944
開場 1971年
拡張 2018年(直近)
所有者 アスレティック・ビルバオ
運用者 アスレティック・ビルバオ
グラウンド 天然芝・人工芝
建設者 フェリックス・オラア
使用チーム、大会
アスレティック・ビルバオ
ビルバオ・アスレティック
CDバスコニア
アスレティック・フェメニーノ
アスレティック・フェメニーノB
アスレティック・ビルバオ下部組織チーム
収容人員

インスタラシオネス・デ・レサマ(Instalaciones de Lezama)、またはインスタラシオネス・デル・アトレティック・クルブ(Instalaciones del Athletic Club)は、アスレティック・ビルバオが所有するトップ・リザーブ・カンテラ女子部門の練習グラウンド兼多目的複合施設[1]。所在地はスペインバスク州ビスカヤ県ビルバオから約15キロ離れた場所にある街、レサマ英語版。単に「レサマ」と呼称されることも多い。

インスタラシオネス・デ・レサマは、バスク人選手もしくはバスク地域のカンテラ育ちの選手のみを受け入れるという、アスレティック・ビルバオのクラブ哲学を支える基礎的な支柱である[2][1]

歴史

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インスタラシオネスは、1971-1972シーズンから開場した。建設を命じたのは当時の会長フェリックス・オラア氏で[3]、最初は3つのグラウンドと選手寮・用具入れを兼ねた建物が1つあるだけだった。のち、ホセ・アントニオ・エグイダス会長の代には彼の指示で別の敷地にさらに4つグラウンドを整備し、1件の屋内複合スポーツ・ジムが建設された。

1995年頃には、施設は苦しい近代化を経験した。ホセ・マリア・アラテ会長の時代には敷地内に駐車場自動車道などが作られたため、選手やスタッフは大量の車が出入りする騒音にいつも悩まされた。見学者の快適性を考慮した屋根付きのスタンドが1つ建設され、トップチームの即戦力になるフベニールの試合目当てだけでなく、もっと低年齢のカテゴリーの試合さえも観戦したがるようなファンの来場が増えたことも原因である。

2013年の旧エスタディオ・サン・マメスの閉場にともない、インスタラシオネスに多くの公式戦と得点を見守ってきたゴールマウスが歴史遺産として移設され、敷地内で保存されることになった[4]

未来

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クラブ上層部には「レサマの計画的指導」という施設の構造近代化プランがある[5]。最重要点として、トップチームの練習場を敷地内の「高等区域(ソナ・アルタ)」に移転する計画がある。その新練習場は近代的かつ機能的で最新鋭であり、中の様子は見えるが防音性能を持った壁に囲まれ、それでいて見学者たちには快適な観覧席があるという。新練習場の建設は2年から3年ほどかかり、総工費は約2,000万ユーロと見積もられている[6]。下部組織の少年たちの施設も強化される見込みで[7]、具体的には学習室や視聴覚室の拡張工事が予定されている。ピル・ガインサの名を冠したスタンドの建設工事はすでに始まっている[8]。このスタンドは身体障害を持つ人々のアクセス・利便性を考慮したバリアフリーな設計になっている。

施設データ

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施設全体の総面積は、14.76ヘクタール[9]

グラウンド
  • カンポ1 - 11人制サッカー用・天然芝。3つのスタンドに最大3250人を収容可能。
  • カンポ2 - 11人制サッカー仕様・天然芝。3,250人収容のスタンドが2018年10月19日に完成した[10]
  • カンポ3 - 11人制サッカー仕様・天然芝。
  • カンポ4 - 11人制サッカー仕様・人工芝
  • カンポ5 - 11人制サッカー仕様・天然芝。
  • カンポ6 - 11人制サッカー仕様・人工芝。
  • カンポ7 - 11人制サッカー仕様・人工芝。
  • カンポ8 - 7人制サッカー仕様・人工芝。
  • 室内グランド - 人工芝。
その他の施設
  • ジム
  • 選手寮[11]
  • プレスルーム
  • 医療センター

使用チーム

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トップ・リザーブ・カンテラ・女子部門を併せて合計17チーム[12]

カンテラ
リザーブ
女子部門
男子トップ

著名な出身者

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インスタラシオネス・デ・レサマのカンテラは自軍のトップだけでなく、国内外多数のクラブにプロサッカー選手を供給している[13][14][15][16]

フォワード
ミッドフィールダー
ディフェンダー
ゴールキーパー

出典

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  1. ^ a b The lowdown and benefits of the learning culture at Athletic Bilbao (Part 1)”. Stuart Holliday. 2019年1月11日閲覧。
  2. ^ Lezama: The Cornerstone of a Philosophy”. Row Z. 2019年1月11日閲覧。
  3. ^ Lezama: La cantera del Athletic Club”. aupaAthletic.com. 2019年1月11日閲覧。
  4. ^ «El arco de San Mamés ya está instalado en Lezama»”. アス (新聞). 2019年1月11日閲覧。
  5. ^ Aitor Elizegi: “Lezama necesita de una organización, evaluación y profesionalización en todas sus estructuras””. La cantera de lezama. 2019年1月11日閲覧。
  6. ^ Un Plan Director para Lezama a diez años y de 20 millones”. ムンド・デポルティーボ. 2019年1月11日閲覧。
  7. ^ El Athletic propone construir una residencia para jugadores/as de Lezama”. La Cantera de Lezama. 2019年1月11日閲覧。
  8. ^ El club ya ha invertido antes seis 'kilos' y en la remodelación de las instalaciones se incluye la construcción de otro campo, el octavo, y un nuevo edificio para los leones”. ムンド・デポルティーボ. 2019年1月11日閲覧。
  9. ^ l Athletic invierte 4,5 millones en ampliar la ciudad deportiva de Lezama”. Palco 23. 2019年1月11日閲覧。
  10. ^ https://www.mundodeportivo.com/futbol/athletic-bilbao/20181019/452424064884/athletic-campo-2-lezama-bilbao-athletic-grada-athletic-femenino-venezuela-sub-20.html”. ムンド・デポルティーボ. 2019年1月11日閲覧。
  11. ^ Lezama por fin será un centro de alto rendimiento”. El Desmarque. 2019年1月11日閲覧。
  12. ^ EQUIPOS LEZAMA”. Athleic Club. 2019年1月11日閲覧。
  13. ^ "Athletic Bilbao's methods provide lessons for Premier League clubs"”. Sky Sports. 2019年1月19日閲覧。
  14. ^ "Big-5 Weekly Post (Training clubs of big-5 league players)"”. www.football-observatory.com. CIES Football Observatory. 2019年1月19日閲覧。
  15. ^ “[https://www.fourfourtwo.com/features/revealed-which-clubs-produce-most-europes-top-players Revealed! Which clubs produce the most of Europe's top players? Read more at https://www.fourfourtwo.com/features/revealed-which-clubs-produce-most-europes-top-players#1ouBEZ5MH87ZIysy.99]”. フォーフォーツー. 2019年1月11日閲覧。
  16. ^ La Chantrea, el mejor vivero, es del Athletic”. エル・ディアリオ・バスコ. 2019年1月11日閲覧。

外部リンク

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