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インターナショナル・マスターズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
RTL7 International Masters
概要
開催国 オランダの旗 オランダ
開催地 エフモント・アン・ゼー
会場 ホテル・ザイデルダイン
初開催 2011年
主催団体 PDC
大会種別 PDC OoM反映無
テレビ オランダの旗 RTL 7
インターネット オランダの旗 www.rtl7.nl
世界の旗 PDCtv
使用ボード unicorn ECLIPSE PRO
形式 best of 15 legs
賞金総額 80,000 (2011)
開催月 3月
最終開催 2011年
最終チャンピオン
イングランドの旗 フィル・テイラー (2011)

RTL7 インターナショナル・マスターズ (RTL7 International Masters) は、プロフェッショナル・ダーツ・コーポレイション(PDC)が開催していたダーツのトーナメントである。 オランダ人のトップ・プレイヤー6人とオランダ人以外のトップ・プレイヤー6人が、オランダのエフモント・アン・ゼー (Egmond aan Zee) で争う[1]

賞金とPDC オーダー・オヴ・メリット

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このトーナメントの賞金は、PDC オーダー・オヴ・メリット (PDC OoM) に反映されない。 賞金は、以下の通りとなっている[2][3]

優勝 準優勝 準決勝 準々決勝 ラスト
12
ハイエスト・
チェクアウト
9ダーター 賞金総額
2011 €20,000 €12,000 €7,000 €5,000 €3,500 不明 - €80,000

2011年の賞金総額は、PDC ProTourに属するトーナメントの2倍近く高い。

また、WDF/BDOの2番目に賞金額が多いトーナメントであるワールド・マスターズの賞金総額を上回る (ただし、優勝賞金は、ワールド・マスターズのメンズの方が、高い) 。

2011年における他のトーナメントとの比較は、次の通りである (ただし、WDFが開催するトーナメントの賞金額は、まだ発表されていないため、2010年のものを用いた) [4][5][6][7][8][9][10]

団体 大会 賞金総額 優勝 準優勝 準決勝 準々決勝 ラスト
16 (*12)
ラスト
32 (*24)
ラスト
64
ハイエスト・
チェクアウト
9ダーター
2011 PDC インターナショナル・マスターズ €80,000 €20,000 €12,000 €7,000 €5,000 *€3,500 - - 不明 -
2010 WDF
(BDO)
ダッチ・グランド・マスターズ (メンズ) €33,500 €5,000 €2,500 €2,000 €1,500 *€1,000 - 不明 -
ダッチ・グランド・マスターズ (ウィメンズ) €6,100 €1,750 €1,250 €750 €400 - - - 不明 -
2010 WDF
(BDO)
ワールド・マスターズ (メンズ) £56,000 £25,000 不明 不明 不明 £1,000 *£0 *£0 £1,000 -
ワールド・マスターズ (ウィメンズ) £10,500 £5,000 £2,000 £750 £500 £0 - -
2011 PDC PDC ProTour £35,000 £6,000 £3,000 £1,500 £1,000 £500 £300 £200 不明 (£400)

本戦の日程・会場・放送など

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本戦の日程、会場、タイトル・スポンサー、テレビ放送などの情報は、以下の通りである[2][3]

開始日 終了日 開催日数 開催地 会場 スポンサー 使用ボード テレビ放送
2011 2011/3/18 (金) 2011/3/21 (月) 4 オランダの旗 エフモント・アン・ゼー ホテル・ザイデルダイン RTL 7 unicorn ECLIPSE PRO オランダの旗 RTL 7

会場

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会場のエフモント・アン・ゼーにあるホテル・ザイデルダインでは、ザイデルダイン・マスターズ (Zuiderduin Masters) としても知られているWDFダッチ・グランド・マスターズも、開催されている[5][6]

テレビ放送

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オランダのRTL 7により、全試合生放送される[1]。 なお、インターネットでは、オランダにおいてのみ、RTL 7のウェブサイトで全試合が生放送され、終了した試合から順次、インタヴューなども含めて、いつでも視聴できるようになっている。 その他の地域では、結果が出た後にPDCtvで観戦できる[11]

RTL 7は、SBS 6よりPDCが開催するダーツの放送権を獲得した後、オランダで新たなトーナメントを開催すべきとし、このトーナメントが導入された[3]

形式

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インターナショナル・マスターズは、オランダ人のトップ・プレイヤーとオランダ人以外のトップ・プレイヤーがグループ戦とシングル・エリミネイション・トーナメントによって戦うイヴェントである[1]

出場者の決定

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PDC OoMから、オランダ人の上位6名と、彼らを除いた上位6名の合計12名が、出場できる[3]

本戦

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準決勝までは、オランダ人とオランダ人以外のそれぞれが、決勝で戦う代表を決める構造となっている[3]

まず、12名をAからD、各3名からなる4つのグループに分け、ラウンドロビンを行う。 AとCはオランダ人のみからなるグループである。 なお、引き分けとなった場合は、直接対決の結果で準々決勝に進むプレイヤーを決定する。

また、準々決勝以上は、シングル・エリミネイション・トーナメントとなる[1]

曜日 ラウンド 試合 プレイヤー
グループ A オランダ人
B オランダ人以外
C オランダ人
D オランダ人以外
準々決勝 1 グループAの1位 v グループCの2位
2 グループBの1位 v グループDの2位
3 グループCの1位 v グループAの2位
4 グループDの1位 v グループBの2位
準決勝 1 準々決勝1の勝者 v 準々決勝3の勝者
2 準々決勝2の勝者 v 準々決勝4の勝者
決勝 - 準決勝の勝者

レッグ数

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全試合、ベスト・オヴ・15・レッグズである[1]。 タイブレークは、ない。

結果

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このトーナメントの結果は、以下の通りである[2][3]

決勝戦

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チャンピオン スコア 準優勝
2011 イングランドの旗 フィル・テイラー (113.60) 8 - 3 オランダの旗 レイモンド・ファン・バルネフェルト (94.38)

ハイエスト・チェクアウト

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プレイヤー 数字 方法
2011 オランダの旗 レイモンド・ファン・バルネフェルト 170 T20 x 2, BULL

記録

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このイヴェントの歴代の記録は、以下の通りである[2][3]

回数

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ここでは、回数に関する記録を紹介する。 ただし、100以上の平均値となった対戦記録の回数は、#100以上の平均値の項で紹介する。

優勝回数

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100以上の平均値

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1大会中の平均

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2011年までの最高は、フィル・テイラーの107.48である。

記録 プレイヤー 結果
107.48 イングランドの旗 フィル・テイラー 2011 チャンピオン
103.25 イングランドの旗 エイドリアン・ルイス 2011 準々決勝

最高対戦平均値

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2011年までの最高は、フィル・テイラーの113.92である。

記録 プレイヤー ラウンド 対戦相手
106.69 イングランドの旗 フィル・テイラー 2011 グループB イングランドの旗 テリー・ジェンキンス
113.92 イングランドの旗 フィル・テイラー 2011 グループB イングランドの旗 エイドリアン・ルイス
108.78 イングランドの旗 エイドリアン・ルイス 2011 グループB イングランドの旗 フィル・テイラー
100.76 イングランドの旗 エイドリアン・ルイス 2011 グループB イングランドの旗 テリー・ジェンキンス
103.31 オランダの旗 レイモンド・ファン・バルネフェルト 2011 グループC オランダの旗 マイケル・ヴァン・ガーウェン
104.73 スコットランドの旗 ゲイリー・アンダーソン 2011 グループD オーストラリアの旗 サイモン・ウィットロック
107.65 イングランドの旗 フィル・テイラー 2011 準々決勝 イングランドの旗 ジェームズ・ウェイド
100.57 スコットランドの旗 ゲイリー・アンダーソン 2011 準々決勝 イングランドの旗 エイドリアン・ルイス
100.22 イングランドの旗 エイドリアン・ルイス 2011 準々決勝 スコットランドの旗 ゲイリー・アンダーソン
101.92 オランダの旗 レイモンド・ファン・バルネフェルト 2011 準決勝 オランダの旗 ヴィンセント・ファン・デル・フォールト
113.60 イングランドの旗 フィル・テイラー 2011 決勝 オランダの旗 レイモンド・ファン・バルネフェルト

回数

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2011年までの最多は、フィル・テイラーの4回である。

両者共

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2011年までで、1回達成されている。

脚注

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外部リンク

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