インベカヲリ★
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(インベカヲリから転送)
インベカヲリ★(いんべ かをり、1980年 - )は、日本の写真家、文筆家。東京都出身。別名義忌部カヲリ。
短大卒業後、編集プロダクションに勤務するも8ヶ月ほどで退職し、独学で写真を始める[1]。2000年頃から市井に生きる女性の人生を聞き取りしながらのポートレイトを撮り続けている。アルバイト、映像制作会社勤務を経て2006年よりフリーとして活動。ライターとしては「新潮45」などに執筆をしており、2018年東海道新幹線車内殺傷事件のルポ『家族不適応殺』で大宅壮一ノンフィクション賞候補にあがった[2]。
受賞・候補歴
[編集]- 2005年 日本広告写真協会/APA公募展
- 2005年 エプソン・カラーイメージングコンテスト
- 2008年 ニコンサロン三木淳賞受賞奨励賞[3]
- 2013年 第一写真集『やっぱ月帰るわ、私。』で第39回木村伊兵衛写真賞候補[4]
- 2018年 第43回伊奈信男賞[3]
- 2019年 日本写真協会新人賞[3]
- 2022年 『家族不適応殺 新幹線無差別殺傷犯、小島一朗の実像』で第53回大宅壮一ノンフィクション賞候補[2]
展示歴
[編集]- 2007年 「倫理社会」個展(新宿ニコンサロン)
- 2008年 「倫理社会」グループ展(大阪ニコンサロン)
- 2008年 「Vice photo show」グループ展(ロサンゼルス)
- 2008年 「ARTZ 21 ~FANTASIA EROTICA JAPONESA~」出展
- 2009年 「三木淳賞受賞作品展」グループ展(新宿・大阪ニコンサロンbis)
- 2009年 「Beau・ti・fied Ta・boo 2」出展(六本木スーパーデラックス)
- 2010年 「クロッシング・カオス1999-2009」グループ展(銀座・大阪ニコンサロン)
- 2010年 「Seoul Photo 2010」出展(韓国ソウル)
- 2010年 「東川町国際写真フェスティバル」出展(北海道)
- 2011年 「Mauvais Genre」グループ展(香港)
- 2011年 香港のアートフェアに出展
- 2011年 「狼狽 from EAST」山田はるか企画グループ展(大阪・浜崎健立現代美術館)
- 2012~2013年 「Suburbia,Kigurumi,Hikikomori」個展(イタリア・ミラノ)
- 2013年 「シブカル祭」出展(渋谷PARCO)
- 2013年 「やっぱ月帰るわ、私。」個展(新宿ニコンサロン、テルメギャラリー、M2 gallery
写真集
[編集]- 『やっぱ月帰るわ、私。』 赤々舎、2013年
- 『理想の猫じゃない』 赤々舎、2018年
単行本
[編集]- 「ノーモア立川明日香」 (三空出版 2013年10月発行) 共著/小川善照 インベカヲリ★
- 「取り扱い注意な女たち」 (あおば出版 2006年8月発行) 共著/インベカヲリ★ 出町つかさ
- 「溜息に似た言葉」岩松了 (ポット出版 2009年9月発行) 写真/インベカヲリ★ 中村紋子 高橋宗正 土屋文護
- 『家族不適応殺 新幹線無差別殺傷犯、小島一朗の実像』(KADOKAWA 2021年9月発行)
- 「『死刑になりたくて、他人を殺しました』 無差別殺傷犯の論理」(イースト・プレス 2022年5月発行)
- 「私の顔は誰も知らない」(人々舎 2022年5月発行) 写真/インベカヲリ★
テレビ出演
[編集]その他
[編集]脚注
[編集]- ^ 写真家・インベカヲリ★さんインタビュー(前編)
- ^ a b “公益財団法人日本文学振興会”. 日本文学振興会. 2022年7月24日閲覧。
- ^ a b c インベカヲリ★ 『理想の猫じゃない』 2018年、赤々舎、巻末著者略歴。
- ^ 第39回木村伊兵衛写真賞の候補者決定 〈アサヒカメラ〉|AERA dot. (アエラドット) AERA dot. (アエラドット) 2014年1月18日
- ^ “NONFIX:私を見て かぐや姫の帰る場所”. フジテレビ (2014年11月20日). 2015年1月13日閲覧。
- ^ “NONFIX:私を見て かぐや姫の帰る場所”. TVでた蔵 (2014年11月20日). 2022年3月6日閲覧。
外部リンク
[編集]- インベカヲリ★オフィシャルサイト
- ドキュメンタリー「写真家の現場 写真家インベカヲリ★編」
- インベカヲリ★ ブログ
- インベカヲリ★ (@kaworikawori) - X(旧Twitter)