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イーグル工業

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
イーグル工業株式会社
Eagle Industry Co., Ltd.
本社が入居する芝パークビル
本社が入居する芝パークビル
種類 株式会社
市場情報
東証プライム 6486
1991年9月上場
略称 EKK
本社所在地 日本の旗 日本
105-8587
東京都港区芝大門1丁目12番15号
設立 1964年10月1日
業種 機械
法人番号 2010401002451 ウィキデータを編集
事業内容 メカニカルシール、特殊バルブの製造販売
代表者 鶴鉄二(代表取締役社長)
資本金 連結:104億9,000万円
売上高 連結:1,408億4,200万円
単体:880億9,200万円
総資産 連結:1,809億5,500万円
単体:1,315億円8,000万円
従業員数 連結:6,393名
単体:1,183名
決算期 3月31日
主要株主 NOK (30.15%)
日本マスタートラスト信託銀行(信託口) (7.75%)
フロイデンベルグ・エス・エー(7.74%)
第一生命保険株式会社(5.61%)
日本カストディ銀行(信託口) (3.83%)
主要子会社 イーグルブルグマンジャパン (75%)
バルコム (100%)
北海道イーグル
島根イーグル
広島イーグル
岡山イーグル
イーグル・エンジニアリング・エアロスペース(2023年1月1日にイーグル工業に吸収合併予定)
イーグルハイキャスト
外部リンク https://www.ekkeagle.com/jp/
特記事項:各種経営指標は2022年3月期のもの
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イーグル工業株式会社(イーグルこうぎょう、英:Eagle Industry Co., Ltd.、略称:EKK)は、東京都港区に本社を置く自動車・建設機械、船舶、航空機や石油精製・石油化学プラント、半導体製造装置、原子力発電所向けのメカニカルシール、特殊バルブ等を製造・販売する機械部品メーカー。

メカニカルシールの大手メーカーであり、国内シェアの70%を占める。

概要

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回転機器内部の液体の漏れを防ぐメカニカルシール大手。自動車向けの同製品では首位。他にコントロールバルブなど特殊バルブの製造・販売を手掛ける。

1956年、ゴム系のオイルシールメーカーである日本オイルシール(現・NOK)がメカニカルシールの開発に着手し、1964年、日本シールオールを設立。1978年に現在の社名に変更した。

主要事業・製品

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自動車・建設機械業界向け事業、一般産業機械業界向け事業、半導体業界向け事業、舶用業界向け事業、航空宇宙業界向け事業の5つのセグメントを持つ。[1]

自動車・建設機械業界向け事業

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主力は自動車・建設機械業界向け製品である。エンジンやカーエアコンなどに使うメカニカルシールやベローズ、バルブ、アキュムレータなどを供給している。

世界シェアはウォーターポンプ用シールで65%、コントロールバルブで70%、リップシールは90%を占める。

一般産業機械業界向け事業

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大型コンプレッサーに使うガスシール、プロセスポンプのメカニカルシール、エネルギー産業では発電機用ガスタービンや蒸気タービンに使われるシール群を製造・販売。

半導体業界向け事業

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半導体製造装置向け磁性流体シールやOリング、溶接金属ベローズ、ロータリージョイントなどを製造・販売。

舶用業界向け事業

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海舶用シール装置最大手。小型漁船等の内航船向けから大型タンカー、豪華客船の外航船向けの品目を製造している。

船尾管シール装置、油潤滑用船尾管軸受、船尾管用潤滑剤などの製造・販売を手掛ける。

航空宇宙業界向け事業

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液体ロケットターボポンプ用シール、航空エンジン用メカニカルシールなどの製造販売をおこなう。

航空機やロケット部品の製造に本格的に参入し、H-2A, H-2Bなどの国産ロケット国際宇宙ステーション日本実験棟『きぼう』のアキュムレータ、国産人工衛星のバッテリー部品なども納入した。[2]

沿革[3]

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  • 1964年昭和39年)10月 - 日本シールオール株式会社として設立。
  • 1965年(昭和40年)4月 - 埼玉事業場を新設。
  • 1966年(昭和41年)2月 - 本店を東京都港区芝大門1丁目12番15号に移転。
  • 1971年(昭和46年)4月 - 岡山事業場を新設。
  • 1978年(昭和53年)6月 - 商号をイーグル工業株式会社に変更。
  • 1979年(昭和54年)6月 - 本店を東京都港区芝公園2丁目6番15号に移転。
  • 1982年(昭和57年)1月 - 東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
  • 1985年(昭和60年)4月 - 有漢精密株式会社(現・岡山イーグル)を設立。
  • 1989年平成元年)
    • 3月 - イーグル工機株式会社を設立。
    • 8月 - 本店を東京都港区芝大門1丁目12番15号に移転。
  • 1990年(平成2年)11月 - 島根イーグル株式会社を設立。
  • 1991年(平成3年)9月 - 東京証券取引所市場第一部に株式を上場。
  • 1996年(平成8年)2月 - イーグル精密株式会社を設立。
  • 1998年(平成10年)
    • 4月 - イーグル精密とイーグル工機が合併し、商号を新潟イーグル株式会社(現・イーグルブルグマンジャパン)に変更。
    • 10月 - 新潟イーグルが昭和冶金工業を吸収合併。
  • 2002年(平成14年)9月 - 中国にイーグルインダストリー(WUXI)CO.,LTD.を設立。
  • 2004年(平成16年)1月 - 神戸製鋼所からコベルコ・マリンエンジニアリングの株式65%を取得。同社はコベルコイーグル・マリンエンジニアリング株式会社に商号変更。
  • 2005年(平成17年)10月 - 一般産業機械業界向けメカニカルシール等について、ブルグマン社との合弁事業契約を締結。
  • 2009年(平成21年)
    • 3月 - インドのイーグル・シールズ・アンド・システムズ・インディアLTD.(存続会社)とブルグマンインディアPVT.LTD.を合併、商号をイーグルブルグマンインディアPVT.LTD.に変更し、インドにおけるメカニカルシール事業を強化。
    • 4月 - イーグルブルグマンジャパンの株式25%をブルグマンインターナショナルGmbHに売却。
    • 9月 - ブルグマンインダストリーGmbH&Co.KG(現・イーグルブルグマンジャーマニーGmbH&Co.KG)に25%出資。
  • 2010年(平成22年)
    • 5月 - コベルコイーグル・マリンエンジニアリングを完全子会社化し、KEMEL株式会社に商号変更。
    • 11月 - 欧州における自動車業界向け事業統轄のため、イーグルホールディングヨーロッパB.V.を設立。
  • 2012年(平成24年)
    • 4月 - KEMELを吸収合併
    • 11月 - メキシコにEKKイーグルインダストリーメキシコS.A. de C.V.を設立。
  • 2017年(平成29年)2月 - 本社事務所を東京都港区芝公園2丁目4番1号に移転。
  • 2022年令和4年)4月 - 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。

所在地[4]

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国内拠点

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海外拠点

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関連会社[5]

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  • NOK
  • イーグルブルグマンジャパン
  • バルコム
  • 北海道イーグル
  • 島根イーグル
  • 広島イーグル
  • 岡山イーグル
  • イーグル・エンジニアリング・エアロスペース(2023年1月1日にイーグル工業に吸収合併予定)
  • イーグルハイキャスト

脚注

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  1. ^ 当社の事業について | イーグル工業株式会社”. www.ekkeagle.com. 2022年11月11日閲覧。
  2. ^ 航空宇宙業界向け事業 | 当社の事業について | イーグル工業株式会社”. www.ekkeagle.com. 2022年11月11日閲覧。
  3. ^ 沿革 | イーグル工業株式会社”. www.ekkeagle.com. 2022年11月11日閲覧。
  4. ^ 日本 | 企業情報 | イーグル工業株式会社”. www.ekkeagle.com. 2022年11月11日閲覧。
  5. ^ 事業所一覧 | 企業情報 | イーグル工業株式会社”. www.ekkeagle.com. 2022年11月11日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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