イーグル最小必須培地
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イーグル最小必須培地(イーグルさいしょうひっすばいち、英: Eagle's minimal essential medium:EMEM)とは、Eagle(1959年)による細胞培養培地であり、組織培養において細胞の維持に用いられる。
EMEMには以下の成分が含まれる。
- アミノ酸(L-アルギニン、L-シスチン、L-グルタミン、L-ヒスチジン、L-イソロイシン、L-ロイシン、L-リシン、L-フェニルアラニン、L-トレオニン、L-トリプトファン、L-チロシン、L-バリン)
- 塩(塩化カルシウム、塩化カリウム、硫酸マグネシウム、塩化ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム)
- D-グルコース
- ビタミン(葉酸、ニコチンアミド、リボフラビン、B12、コリン、イノシトール、パントテン酸、ピリドキサールリン酸、チアミン)
EMEMの変法としてDMEM(ダルベッコ・フォークト変法イーグル最小必須培地)があり、これにはEMEMの約4倍のビタミンとアミノ酸、2-4倍のグルコースが含まれる。さらに、鉄を含む。DMEMはヒト、サル、ハムスター、ラット、マウス、ニワトリの細胞を含むほとんどの種類の細胞に対応している。全内容はここで調べることができる。
参考文献
[編集]- Eagle, Harry、1959年8月21日「Amino acid metabolism in mammalian cell cultures」『Science』130巻3373号432~437ページ、doi:10.1126/science.130.3373.432