ウィッシュボーン・フォー
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『ウィッシュボーン・フォー』 | ||||
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ウィッシュボーン・アッシュ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1973年2月 - 3月 ロンドン オリンピック・スタジオ、アップル・スタジオ[1] | |||
ジャンル | ハードロック、フォークロック | |||
時間 | ||||
レーベル | MCAレコード | |||
プロデュース | ウィッシュボーン・アッシュ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ウィッシュボーン・アッシュ アルバム 年表 | ||||
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『ウィッシュボーン・フォー』(Wishbone Four)は、イギリスのロック・バンド、ウィッシュボーン・アッシュが1973年に発表した4作目のスタジオ・アルバム。
背景
[編集]デレク・ローレンスと袂を分かち、初のセルフ・プロデュース作品となった[6]。音楽的には、前スタジオ・アルバム『百眼の巨人アーガス』(1972年)で顕著だったプログレッシブ・ロック色を捨て、より引き締まったロックンロール色を押し出した作品とみなされている[7]。
反響・評価
[編集]全英アルバムチャートでは最高12位に終わり、前作『百眼の巨人アーガス』に続く全英トップ10入りは果たせなかった[2]。一方、アメリカのBillboard 200では自身最高の44位に達し、バンド唯一の全米トップ50アルバムとなった[4]。日本では自身初のオリコンLPチャート入りを果たし、最高46位を記録した[5]。
Bruce Ederはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「『ウィッシュボーン・フォー』は、プログレッシブな野心を一旦脇に置いて、グループの最もソリッドなロック・アルバムとなったが、彼らのフォークを基盤とした要素は、これまでになく堅実に表れている」「彼らの最も成熟した、そして最も成功したアルバム」と評している[8]。
収録曲
[編集]作詞は1. - 7.がマーティン・ターナー、8.がスティーヴ・アプトンにより、作曲は全曲ともメンバー4人による[1]。
- ソー・メニー・シングス・トゥ・セイ - "So Many Things to Say" - 5:05
- ビーコンのバラッド - "Ballad of the Beacon" - 5:05
- ノー・イージー・ロード - "No Easy Road" - 3:52
- エヴリバディ・ニーズ・ア・フレンド - "Everybody Needs a Friend" - 8:29
- ドクター - "Doctor" - 5:54
- ソレル - "Sorrel" - 5:04
- シング・アウト・ザ・ソング - "Sing Out the Song" - 4:26
- ロックン・ロール・ウィドウ - "Rock 'n Roll Widow" - 5:54
参加ミュージシャン
[編集]- マーティン・ターナー - ボーカル、ベース
- アンディ・パウエル - ボーカル、ギター
- テッド・ターナー - ボーカル、ギター、スティール・ギター、12弦ギター
- スティーヴ・アプトン - ドラムス、パーカッション
アディショナル・ミュージシャン
脚注・出典
[編集]- ^ a b Wishbone Ash - Wishbone Four (Vinyl, LP, Album) | Discogs
- ^ a b WISHBONE ASH | full Official Chart History | Official Charts Company
- ^ norwegiancharts.com - Wishbone Ash - Wishbone Four
- ^ a b “Wishbone Ash Chart History”. Billboard. 2019年1月28日閲覧。
- ^ a b 『オリコンチャート・ブックLP編(昭和45年‐平成1年)』オリジナルコンフィデンス、1990年、87頁。ISBN 4-87131-025-6。
- ^ Ling, Dave (2014年4月28日). “Wishbone Ash: The Making Of Argus”. loudersound.com. Future plc. 2019年1月28日閲覧。
- ^ Kelman, John (2018年6月23日). “Wishbone Ash: The Vintage Years 1970 - 1991”. All About Jazz. 2019年1月28日閲覧。
- ^ Eder, Bruce. “Wishbone Four - Wishbone Ash”. AllMusic. 2019年1月28日閲覧。