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ウィッシュボーン・フォー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ウィッシュボーン・フォー』
ウィッシュボーン・アッシュスタジオ・アルバム
リリース
録音 1973年2月 - 3月 ロンドン オリンピック・スタジオ、アップル・スタジオ[1]
ジャンル ハードロックフォークロック
時間
レーベル MCAレコード
プロデュース ウィッシュボーン・アッシュ
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 12位(イギリス[2]
  • 13位(ノルウェー[3]
  • 44位(アメリカ[4]
  • 46位(日本[5]
  • ウィッシュボーン・アッシュ アルバム 年表
    Live from Memphis
    (1972年)
    ウィッシュボーン・フォー
    (1973年)
    ライヴ・デイト
    (1973年)
    テンプレートを表示

    ウィッシュボーン・フォー』(Wishbone Four)は、イギリスロックバンドウィッシュボーン・アッシュ1973年に発表した4作目のスタジオ・アルバム

    背景

    [編集]

    デレク・ローレンスと袂を分かち、初のセルフ・プロデュース作品となった[6]。音楽的には、前スタジオ・アルバム『百眼の巨人アーガス』(1972年)で顕著だったプログレッシブ・ロック色を捨て、より引き締まったロックンロール色を押し出した作品とみなされている[7]

    反響・評価

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    全英アルバムチャートでは最高12位に終わり、前作『百眼の巨人アーガス』に続く全英トップ10入りは果たせなかった[2]。一方、アメリカのBillboard 200では自身最高の44位に達し、バンド唯一の全米トップ50アルバムとなった[4]。日本では自身初のオリコンLPチャート入りを果たし、最高46位を記録した[5]

    Bruce Ederはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「『ウィッシュボーン・フォー』は、プログレッシブな野心を一旦脇に置いて、グループの最もソリッドなロック・アルバムとなったが、彼らのフォークを基盤とした要素は、これまでになく堅実に表れている」「彼らの最も成熟した、そして最も成功したアルバム」と評している[8]

    収録曲

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    作詞は1. - 7.がマーティン・ターナー、8.がスティーヴ・アプトンにより、作曲は全曲ともメンバー4人による[1]

    1. ソー・メニー・シングス・トゥ・セイ - "So Many Things to Say" - 5:05
    2. ビーコンのバラッド - "Ballad of the Beacon" - 5:05
    3. ノー・イージー・ロード - "No Easy Road" - 3:52
    4. エヴリバディ・ニーズ・ア・フレンド - "Everybody Needs a Friend" - 8:29
    5. ドクター - "Doctor" - 5:54
    6. ソレル - "Sorrel" - 5:04
    7. シング・アウト・ザ・ソング - "Sing Out the Song" - 4:26
    8. ロックン・ロール・ウィドウ - "Rock 'n Roll Widow" - 5:54

    参加ミュージシャン

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    アディショナル・ミュージシャン

    • グラハム・マイトランド - ピアノ(on #3)
    • バド・パークス、デイヴ・コックスヒル、フィル・ケンジー - ホーン・セクション(on #3)
    • ジョージ・ナッシュ - キーボード(on #4)

    脚注・出典

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    1. ^ a b Wishbone Ash - Wishbone Four (Vinyl, LP, Album) | Discogs
    2. ^ a b WISHBONE ASH | full Official Chart History | Official Charts Company
    3. ^ norwegiancharts.com - Wishbone Ash - Wishbone Four
    4. ^ a b Wishbone Ash Chart History”. Billboard. 2019年1月28日閲覧。
    5. ^ a b 『オリコンチャート・ブックLP編(昭和45年‐平成1年)』オリジナルコンフィデンス、1990年、87頁。ISBN 4-87131-025-6 
    6. ^ Ling, Dave (2014年4月28日). “Wishbone Ash: The Making Of Argus”. loudersound.com. Future plc. 2019年1月28日閲覧。
    7. ^ Kelman, John (2018年6月23日). “Wishbone Ash: The Vintage Years 1970 - 1991”. All About Jazz. 2019年1月28日閲覧。
    8. ^ Eder, Bruce. “Wishbone Four - Wishbone Ash”. AllMusic. 2019年1月28日閲覧。