ウィル・マローン
ウィル・マローン Wil Malone | |
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出生名 | Wilson Malone |
生誕 | 1942年7月29日(82歳) |
出身地 | イングランド ロンドン、ハーリンゲイ区 |
職業 | 音楽プロデューサー、作曲家、編曲家 |
公式サイト |
www |
ウィル・マローン(Wil Malone、1942年7月29日 - )は、イングランドの音楽プロデューサー、作曲家、編曲家である。
経歴
[編集]1942年、ロンドンのハーリンゲイ区に生まれる[1]。12歳の頃、サミュエル・バーバーの『弦楽のためのアダージョ』を聴き、編曲家への道を志す[1]。
1960年代、オレンジ・バイシクルのメンバーとしてドラムやボーカル、キーボードを担当した[1]。1968年、「ウィルソン・マローン・ヴォイスバンド」(The Wilson Malone Voiceband)名義でアルバム『ファニーサッド・ミュージック』をリリース[2]。1969年、マイク・ボバック(Mike Bobak)とアンディ・ジョンズとのプロジェクトである「ボバック・ジョンズ・マローン」(Bobak, Jons, Malone)によるアルバム『マザーライト』をリリースした[3]。
1970年、ソロ・アルバム『ウィル・マローン』をリリース[4]。1972年、ホラー映画『地獄のサブウェイ』のスコアを手がけた[5]。また同年、ロンドン交響楽団とイギリス室内合唱団が発表したアルバム『トミー』のオーケストラの編曲を担当した[6]。
その後は裏方に転向し、マッシヴ・アタックの「アンフィニッシュド・シンパシィ」やザ・ヴァーヴの「ビター・スウィート・シンフォニー」などの楽曲ではストリングスのアレンジを手がけている[7]。共に『トミー』の制作に携わったプロデューサーのルー・ライズナー、指揮者のデヴィッド・ミーシャム、ロンドン交響楽団らとアルバム『地底探検』(1974年)[8]、サウンドトラック・アルバム『映画と実録でつづる第二次世界大戦』(1976年)を制作した。
音楽プロデューサーとしては、アイアン・メイデン、ネナ・チェリー、ジャンナ・ナンニーニらの作品で知られる。その他にも、ブラック・サバス、トッド・ラングレン、デペッシュ・モードなどと仕事している。
ディスコグラフィ
[編集]リーダー・アルバム
[編集]- 『ファニーサッド・ミュージック』 - Funnysad Music (1968年、Morgan)[9] ※ウィルソン・マローン・ヴォイスバンド名義
- 『マザーライト』 - Motherlight (1969年、Morgan Blue Town)[10] ※with マイク・ボバック、アンディ・ジョンズ
- 『オレンジ・バイシクル』 - Orange Bicycle (1970年、Parlophone) ※オレンジ・バイシクル名義
- 『シンフル・スキンフル』 - Sinful Skinful (1970年、Explosion) ※フィックル・ピックル名義
- 『ウィル・マローン』 - Wil Malone (1970年、Fontana)[11]
フィルモグラフィ
[編集]映画
[編集]- 『地獄のサブウェイ』 - Death Line (1972年) ※サウンドトラックを担当
脚注
[編集]- ^ a b c Shirley, Ian (2010年). “Malone Again, Naturally”. Record Collector. 2016年11月30日閲覧。
- ^ Eder, Bruce. “Wilson Malone - Funnysad Music”. AllMusic. 2016年11月30日閲覧。
- ^ Raggett, Ned. “Bobak, Jons, Malone - Motherlight”. AllMusic. 2016年11月30日閲覧。
- ^ Eder, Bruce. “Wilson Malone - Wil Malone”. AllMusic. 2016年11月30日閲覧。
- ^ “Midnight cleaners and danger in paradise: the month’s 10 most important reissues and archival releases (2/2)”. Fact (2012年5月2日). 2016年11月30日閲覧。
- ^ Neill, Andy; Kent, Matt (2007). Anyway Anyhow Anywhere: The Complete Chronicle of The Who 1958-1978. London: Virgin Books. p. 310. ISBN 978-0-7535-1217-3
- ^ Cole, George (2010年9月30日). “Elton John, the Beach Boys and the fine art of pop alchemy”. The Guardian. 2016年11月30日閲覧。
- ^ Wakeman, Rick (1995). Say Yes!. London: Hodder & Stoughton. p. 120. ISBN 0340621516
- ^ “Discogs”. 2023年6月15日閲覧。
- ^ “Discogs”. 2023年6月15日閲覧。
- ^ “Discogs”. 2023年6月15日閲覧。