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ウッズフォード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウッズフォード

ウッズフォード城
ウッズフォードの位置(ドーセット内)
ウッズフォード
ウッズフォード
ドーセットにおけるウッズフォードの位置
人口80人 (2013年
英式座標
SY762905
教区
  • ウッズフォード
単一自治体
シャイア・カウンティ
リージョン
構成国イングランドの旗 イングランド
イギリスの旗 イギリス
郵便地域ドーチェスター
郵便番号DT2
市外局番01305
警察ドーセット
消防ドーセット・アンド・ウィルトシャー
救急医療サウス・ウェスタン
欧州議会サウス・ウェスト・イングランド
英国議会
場所一覧
イギリス
イングランド
ドーセット
北緯50度42分50秒 西経2度20分17秒 / 北緯50.714度 西経2.338度 / 50.714; -2.338座標: 北緯50度42分50秒 西経2度20分17秒 / 北緯50.714度 西経2.338度 / 50.714; -2.338

ウッズフォード英語: Woodsford)は、イングランドドーセット州の州都であるドーチェスターの西の約4マイル (6.4 km)のところを流れるフロム川英語版の側にある村、および行政教区である。2013年半ばでのドーセット州議会英語版の調査による教区の人口は80名となっている。

荘園

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1086年発行のドゥームズデイ・ブックによれば、ウェアデスフォードWaredesford[1]と呼ばれる荘園として記録されており、18世紀の歴史家であるジョン・ハッチンズ英語版はフロム川の代替名であるヴァリアを横切る浅瀬を意味するものと解釈している。最近ではウェアードという名の男性が所有する浅瀬のことではないかとする説が浮上している。そのような経緯から、2件の保有資産はイースト・ウッズフォード(現在の村)、およびウェスト・ウッズフォード(現在のウッズフォード城)に相当するものとして記録された[2]

ウッズフォード城は14世紀の要塞化されたマナー・ハウスの存続領域である。1335年イングランド王エドワード3世はウィリアム・デ・ホワイトフィールドに銃眼を設置することを認可した。この邸宅はドーセット州で最も大きな藁ぶき屋根から成っており[3]、英国の建築物保護団体であるランドマーク・トラスト英語版によって修復されている[4]。なお、この邸宅はイングランドの第一級指定建築物に指定されている[5]

教区教会

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聖ヨハネ教区教会は13世紀に建造されたが、1862年から1863年にかけてゴシック・リヴァイヴァル建築家であるトーマス・ヘンリー・ワイアット英語版による設計で大改造された。13世紀の教会建築の名残としては、西側にある塔の下方部分、南の屋根付き玄関の西側にある会衆席の南側にある初期の英国ゴシック建築英語版様式の塔などがある[6]。この小教区はティンクルトン行政教区英語版にあるモルトン村英語版、ウッズフォード村、およびクロスウェイズ村英語版聖職禄の一部となっている[7]

経済上の歴史

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ウッズフォードにあるフロム渓谷はかつては水牧草地英語版の装置だった[8]

人口統計学

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2013年半ばのドーセット州議会の調査における行政教区の人口は80名と推定されている[9]2001年に行われたイギリス国勢調査英語版では67名であった[10]。なお、2011年のイギリス国勢調査ではティンクルトン行政教区、および隣接するウッズフォード行政教区との人口が統合され、この地域の人口は236名であった[11]

参考文献

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  • Newman, John; Pevsner, Nikolaus (1972). Dorset. The Buildings of England. Harmondsworth: Penguin Books. pp. 494–495. ISBN 0-14-071044-2 
  • RCHME, ed (1970). “Woodsford”. An Inventory of the Historical Monuments in the County of Dorset. 2 – South East. London: Royal Commission on the Historical Monuments of England. pp. 397–402. http://www.british-history.ac.uk/report.aspx?compid=127562 
  • Wightman, Ralph (1983). Portrait of Dorset. Portrait Books (4 ed.). London: Robert Hale. p. 49. ISBN 0-7090-0844-9 

脚注

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  1. ^ Open Domesday: Woodford
  2. ^ RCHME 1970, pp. 397–402.
  3. ^ Rodger, MA (February 2009). “Some Lost Castles Of Dorset”. Dorset Life. http://www.dorsetlife.co.uk/2009/02/some-lost-castles-of-dorset/ 28 November 2013閲覧。 
  4. ^ Woodsford Castle”. Landmark Trust. 20 May 2016閲覧。
  5. ^ Historic England. "Woodsford Castle (Grade I) (1155314)". National Heritage List for England (英語). 2015年9月1日閲覧
  6. ^ Historic England. "Church of Saint John the Baptist (Grade II) (1155283)". National Heritage List for England (英語). 2015年9月1日閲覧
  7. ^ Archbishops' Council. “Benefice of Moreton, Woodsford and Crossways with Tincleton”. A Church Near You. Church of England. 1 September 2015閲覧。
  8. ^ Wightman 1983, p. 49.
  9. ^ Parish Population Data”. Dorset County Council (20 January 2015). 21 March 2015閲覧。
  10. ^ Area selected: South West (Region): Parish Headcounts”. Neighbourhood Statistics. Office for National Statistics. 1 September 2015閲覧。
  11. ^ Area: Tincleton (Parish). Key Figures for 2011 Census: Key Statistics”. Neighbourhood Statistics. Office for National Statistics. 4 September 2015閲覧。

外部リンク

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