ウード1世 (ブロワ伯)
ウード1世 Eudes Ier | |
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ブロワ伯 | |
在位 | 975年 - 995年 |
出生 |
950年ごろ |
死去 |
996年3月12日 フランス王国 トゥール、マルムティエ修道院 |
配偶者 | ベルト・ド・ブルゴーニュ |
子女 |
ロベール ティボー2世 ウード2世 ティエリー アニェス ロジェ |
家名 | ブロワ家 |
父親 | ブロワ伯ティボー1世 |
母親 | リューガルド・ド・ヴェルマンドワ |
ウード1世(フランス語:Eudes Ier, 950年ごろ - 996年3月12日)は、ブロワ伯、シャルトル伯、ランス伯、プロヴァン伯、シャトーダン伯およびオモワ伯。ブロワ伯ティボー1世と、ヴェルマンドワ伯エルベール2世の娘リューガルドの間の息子[1]。西フランク王ロテールより宮中伯の位を与えられた。
生涯
[編集]母の実家ヴェルマンドワ伯同様、ウードはカロリング家に忠実でカペー家と対立した。父ティボー1世とランス大司教オデルリックの間のクシーの城をめぐる争いの後、ウード1世はこの城を与えられた。
970年代に、ブルターニュの支配をめぐる争いにおいて、ウード1世はレンヌ伯領を支配下に置き、ブルターニュ公コナン1世は領内におけるウード1世の一族の権利を認めた。977年ごろに父が死去し、ウード1世は父が保持していた伯領を継承した。
987年、ウード1世はロレーヌ公シャルルを支持しユーグ・カペーと対立した[2]。991年6月、ウード1世はムランを手に入れた[3]。しかしユーグ・カペー、ヴァンドーム伯ブシャール1世、ノルマンディー公リシャール1世およびアンジュー伯フルク・ネラが結集し、同年末にウード1世よりムランを取り戻した。
995年ごろ、ウード1世はすでにブルターニュ公ジョフロワ1世と対立していたアンジュー伯フルク・ネラとの戦いを開始した。ウード1世は義兄弟のアキテーヌ公ギヨーム4世およびフランドル伯ボードゥアン4世と同盟を結んだ。ノルマンディー公リシャール1世はかつてフルク・ネラと対立していたにもかかわらず、フルク・ネラ側についた。995年から996年にかけての冬にウード1世らはランジェを包囲したが、ウード1世が病にかかり、トゥールのマルムティエ修道院へと運ばれたが、996年3月12日に修道院で死去した[4][5]。
結婚と子女
[編集]ウードは983年ごろ、ブルグント王コンラートとマティルド・ド・フランスの娘ベルト・ド・ブルゴーニュと結婚し[6]、以下の子女をもうけた。
- ロベール(980年から996年の間に死去)
- ティボー2世(985年頃 - 1004年)[7] - ブロワ伯
- ウード2世(990年頃 - 1037年)[8] - ブロワ伯
- ティエリー(? - 996年)
- アニェス - ジョフロワ2世・ド・トゥアールと結婚[9]
- ロジェ(? - 1022年)
脚注
[編集]- ^ Bradbury 2007, p. 56.
- ^ Bachrach 1993, p. 28.
- ^ Bachrach 1993, p. 38.
- ^ Bachrach 1993, p. 58-59.
- ^ Bennett et al. 2005, p. 184.
- ^ Bourchard 1999, p. 342.
- ^ Dunbabin 1985, p. 390.
- ^ Weinfurter 1999, p. 46.
- ^ Abel 2012, p. 860.
参考文献
[編集]- Abel, Mickey (2012). “Emma of Blois as Arbiter of Peace and the Politics”. In Martin, Therese. Reassessing the Roles of Women as 'Makers' of Medieval Art and Architecture. 1. Brill
- Bradbury, Jim (2007). The Capetians: The History of a Dynasty. Hambledon Continuum
- Bachrach, Bernard S. (1993). Fulk Nerra, the Neo-Roman Consul, 987-1040: A Political Biography of the Angevin Count. University of California Press
- Fighting Techniques of the Medieval World: Equipment, Combat Skills and Tactics. St. Martin's Press. (2005)
- Bourchard, Constance Brittain (1999). “Burgundy and Provence 879-1032”. In Reuter, Timothy. The New Cambridge Medieval History. III. Cambridge University Press
- Dunbabin, Jean (1985). France in the Making, 843-1180. Oxford University Press
- Weinfurter, Stefan (1999). The Salian Century: Main Currents in an Age of Transition. University of Pennsylvania Press
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