エウジェニオ・カラビ
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エウジェニオ・カラビ | |
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1960年代 | |
生誕 |
1923年5月11日 イタリア王国ミラノ |
死没 |
2023年9月25日 (100歳没) アメリカ合衆国 ペンシルベニア州、ブリンマー |
国籍 | アメリカ合衆国 |
研究分野 | 微分幾何学、偏微分方程式 |
研究機関 |
ペンシルベニア大学 ミネソタ大学 |
出身校 |
マサチューセッツ工科大学 プリンストン大学 |
博士課程 指導教員 | サロモン・ボホナー |
主な業績 |
カラビ予想 カラビ-ヤウ多様体 |
主な受賞歴 |
パットナムフェロー(1946年) スティール賞(1991年) |
プロジェクト:人物伝 |
エウジェニオ・カラビ(伊: Eugenio Calabi、1923年5月11日 - 2023年9月25日[1])は、イタリア王国ミラノ出身の[2]イタリア系アメリカ人数学者。
ペンシルベニア大学の名誉教授であり、研究分野は微分幾何学、偏微分方程式である。
カラビ-ヤウ空間を微分幾何学の立場から研究したためカラビ予想の由来にもなり、中国系アメリカ人数学者のシン=トゥン・ヤウと共にカラビ-ヤウ多様体に名が残っている。
来歴
[編集]1946年、マサチューセッツ工科大学の学部生時代にパットナムフェローを受賞した。
1950年、プリンストン大学でPh.D.(博士号)を取得する。なお、カラビの指導教官はボホナー積分に名を残すアメリカの数学者、サロモン・ボホナーであった[3]。その後、ミネソタ大学で教授を務めた。
1964年にペンシルベニア大学で数学を教え、1967年にはラーデマッヘルの定理に名を残すドイツの数学者ハンス・ラーデマッヘルの引退にともない、トーマス・A・スコット教授職に任命される。
1991年、微分幾何学の研究の実績でアメリカ数学会から授与されるスティール賞を受賞。
2023年5月に100歳を迎えた[5]。2023年9月25日にブリンマーの自宅で死去[6]。
出典
[編集]- ^ Miles, Gary (2023年9月28日). “Eugenio Calabi, child prodigy, renowned mathematician, and professor emeritus at Penn, has died at 100” (英語). www.inquirer.com. 2023年10月1日閲覧。
- ^ American Men and Women of Science, Thomson Gale 2004
- ^ エウジェニオ・カラビ - Mathematics Genealogy Project
- ^ List of Fellows of the American Mathematical Society, retrieved 2012-11-10.
- ^ Bourguignon, Jean-Pierre; Szendrői, Balázs (2023-05-11). “Gene Calabi at 100 – Memorable encounters with Eugenio Calabi” (英語). European Mathematical Society Magazine (128): 30–35. doi:10.4171/mag/144. ISSN 2747-7894 .
- ^ “Tribute to Eugenio Calabi - IHES”. www.ihes.fr. 2023年9月28日閲覧。