エチゴモグラ
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エチゴモグラ | ||||||||||||||||||||||||||||||
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国立科学博物館の標本展示
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保全状況評価[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||
ENDANGERED (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | ||||||||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Mogera etigo Yoshiyuki & Imaizumi, 1991[2][3] | ||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
エチゴモグラ[2][3] | ||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Echigo mole[2][3] |
エチゴモグラ (越後土竜、Mogera etigo) は、哺乳綱真無盲腸目モグラ科ニホンモグラ属に分類される哺乳類。
分布
[編集]主に加茂市・五泉市・三条市・新発田市・新津市(現在は新潟市)・弥彦村より西部の越後平野に分布し、見附市から栃尾市(現在は長岡市)にかけて隔離分布する[2][3]。アズマモグラの分布域に囲まれて隔離分布することから、以前はより広域に分布していたと考えられている[3]。
形態
[編集]頭胴長(体長)16.3 - 18.2センチメートル[2]。尾長1.9 - 3センチメートル[2][3]。体重112 - 164グラム[2]。日本に分布するモグラ科の構成種では最大種[2][3]。
後足長2.2 - 2.55センチメートル[2]。
分類
[編集]大きさ以外に差異が無いことやミトコンドリアDNAの分子系統学的解析では差異が小さいという解析結果が得られたため、サドモグラの亜種とする説もあった[2]。一方で染色体は生殖隔離を起こすほどの差異があるとして、別種とする説もある[2]。
生態
[編集]沖積土壌地帯や水田の周辺に生息し、土壌が深く柔らかい環境を好む[3]。
繁殖様式は胎生。春季に1回に2 - 6頭の幼獣を年に1回産む[2][3]。
人間との関係
[編集]圃場整備や宅地開発による生息地の破壊、畦道や農道の改変などにより生息数が減少している[3]。生息地の減少に伴い進入してきた、年に2回繁殖する・小型で肥沃で柔らかい土壌でなくても生息できるアズマモグラとの競合によっても生息数が減少している[3]。
出典
[編集]- ^ Laginha Pinto Correia, D. 2016. Mogera etigo. The IUCN Red List of Threatened Species 2016: e.T13604A22323841. https://doi.org/10.2305/IUCN.UK.2016-1.RLTS.T13604A22323841.en. Downloaded on 30 May 2020.
- ^ a b c d e f g h i j k l m 阿部永 「エチゴモグラ」『日本の哺乳類【改訂2版】』阿部永監修、東海大学出版会、2008年、22頁。
- ^ a b c d e f g h i j k l m 横畑泰志 「エチゴモグラ」『レッドデータブック2014 日本の絶滅のおそれのある野生動物 1 哺乳類』環境省自然環境局野生生物課希少種保全推進室編、株式会社ぎょうせい、2014年、36-37頁。