エディ・タウンゼント賞
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エディ・タウンゼント賞(エディ・タウンゼントしょう)は、日本ボクシング界における表彰の一つ。
概要
[編集]井岡弘樹をはじめ6人の世界王者を育てた名トレーナーであるエディ・タウンゼントの偉業を称え、1990年に創設。主催は「エディ・タウンゼントを偲ぶ会」(会長・ガッツ石松)。
当該年度に活躍した、もしくは長く縁の下の力持ちとしてボクシング界に貢献したトレーナーが受賞の対象となる。なお、受賞者はプロアマ問わない[1]。
2016年度は表彰がなく、2017年度より年間表彰でトレーナー賞が新設されたため、2015年度が事実上最後となった。
歴代受賞者
[編集]回 | 年度 | 受賞者 | 所属ジム | 主な育成選手 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1990年 | 松本清司 | ヨネクラ | 大橋秀行、川島郭志、松本好二 | |
2 | 1991年 | アレクサンドル・ジミン | 協栄 | 勇利アルバチャコフ、オルズベック・ナザロフ | |
3 | 1992年 | 桑田勇 | 帝拳 | 大場政夫、浜田剛史、葛西裕一 | |
4 | 1993年 | 大久保淳一 | 大阪帝拳 | 六車卓也、辰吉丈一郎 | |
5 | 1994年 | 積田進 | 新日本木村 | 上山仁、小野淳一 | |
6 | 1995年 | 福田洋二 | 沖 | 渡嘉敷勝男、竹原慎二、飯田覚士 | |
7 | 1996年 | 竹本吾一[2] | グリーンツダ | 井岡弘樹、山口圭司 | |
8 | 1997年 | 田中栄民 | 宮田 | 松倉義明、真部豊 | |
9 | 1998年 | 柳和龍 | 横浜光 | 畑山隆則 | |
10 | 1999年 | 津々見敏英 | 畑中 | 畑中清詞、杉田竜平、中野博 | |
11 | 2000年 | 島田信行 | 中外 | 本田秀伸、越本隆志 | |
12 | 2001年 | 三浦利美 | 国際 | セレス小林、トラッシュ中沼 | |
13 | 2002年 | 該当者なし | |||
14 | 2003年 | 川島利彦 | ヨネクラ | クレイジー・キム | |
15 | 2004年 | 松本好二 | 大橋 | 川嶋勝重、有永政幸、江口慎吾 | |
16 | 2005年 | 山下正人 | 千里馬神戸 | 長谷川穂積 | |
17 | 2006年 | 藤原俊志 | 六島 | 名城信男 | |
18 | 2007年 | 大竹重幸 | 協栄 | 佐藤修、坂田健史 | |
19 | 2008年 | 葛西裕一 | 帝拳 | 西岡利晃、五十嵐俊幸 | |
20 | 2009年 | 該当者なし | |||
21 | 2010年 | チーム内山[注釈 1] | ワタナベ他 | 内山高志 | 初の複数名受賞 |
22 | 2011年 | 該当者なし | 田中繊大(帝拳)が選ばれていた[3]が、辞退したため[4]。 | ||
23 | 2012年 | 井岡一法[5][6] | 井岡 | 井岡一翔、宮崎亮 | 特別賞:武元前川(南京都高等学校元監督)[5][6] |
24 | 2013年 | 中出博啓 | 仲里 | 高山勝成 | |
25 | 2014年 | 井上真吾 | 大橋 | 井上尚弥 | |
26 | 2015年 | 高橋智明 | ワタナベ | 河野公平 |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ エディ・タウンゼント賞・「あんたも刺されたのよ!」 - stanbox7のBOXING MASTER
- ^ エディ賞受賞竹本トレーナー逝く ボクシングニュース「Box-on!」 2010年8月4日閲覧
- ^ “エディ賞に田中繊大トレーナー”. ボクシングニュース「Box-on!」 (2011年12月23日). 2012年1月12日閲覧。
- ^ “残念ながらエディ・タウンゼント賞は!”. エディ・タウンゼントジム (2012年1月5日). 2012年1月26日閲覧。
- ^ a b “ロンドン金・村田の恩師にタウンゼント賞”. 日刊スポーツ. (2012年12月23日) 2012年12月29日閲覧。
- ^ a b “井岡一翔パパに「エディ賞」”. ボクシングニュース「Box-on!」. (2012年12月22日) 2012年12月29日閲覧。