エリソルビン酸ナトリウム
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エリソルビン酸ナトリウム[1] | |
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ナトリウム 5-(1,2-ジヒドロキシエチル)-3-ヒドロキシ-4-オキソ-フラン-2-オラート | |
別称 E316 | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 7378-23-6 |
E番号 | E316 (酸化防止剤およびpH調整剤) |
特性 | |
化学式 | C6H7NaO6 |
モル質量 | 198.11 g/mol |
外観 | 白色の結晶性固体 |
融点 |
168-170 °C |
水への溶解度 | 16 g/100 ml |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
エリソルビン酸ナトリウム(Sodium erythorbate, C6H7NaO6)は、主に食肉、ソフトドリンクに使われる食品添加物である。化学的には、エリソルビン酸のナトリウム塩である。ホットドッグやビーフスティックのような肉の製造過程で使われるとき、硝酸塩が一酸化窒素に還元されるのを防ぎ、桃色を維持する。抗酸化剤構造はビタミンCに関係し、風味の安定性を向上させ、発癌性物質のニトロソアミンの形成を防ぐ。食品添加物として用いられるときのE番号にはE316が与えられている。
エリソルビン酸ナトリウムはテーブルビート、サトウキビ、トウモロコシなどから採れる糖類から作られる[2]。
脚注
[編集]- ^ Merck Index, 11th Edition, 5009.
- ^ “Sodium Erythorbate”. PMP Fermentation Products, Inc.. 2008年10月27日閲覧。