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エリック・ベル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エリック・ベル
Eric Bell
フィル・ライノット追悼像 建立式典にて
(2005年8月)
基本情報
出生名 Eric Robin Bell
生誕 (1947-09-03) 1947年9月3日(77歳)
出身地 北アイルランドの旗 北アイルランド
ベルファスト
ジャンル ロック
ブルース・ロック
ハードロック
職業 ミュージシャン
作曲家
担当楽器 ギター
ボーカル
共同作業者 ゼム
シン・リジィ
ノエル・レディング
エリック・ベル・バンド

エリック・ロビン・ベルEric Robin Bell, 1947年9月3日 - 、北アイルランドベルファスト出身[1])は、北アイルランドロックギタリスト1970年代から1980年代にかけて人気を博したロック・バンドシン・リジィの創設メンバーである。

キャリア

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シン・リジィ時代 (1972年)
ボ・ディドリーと共演 (1984年)

ベルファスト周辺のローカル・グループで活動。1966年9月10月の2ヶ月間のみ、ヴァン・モリソン率いるゼムのメンバーだったこともある。1969年フィル・ライノットブライアン・ダウニーシン・リジィを結成。

シン・リジィリード・ギタリストとして、シン・リジィ初期のアルバム3枚(『シン・リジィ』(Thin Lizzy)、『ブルー・オーファン』(Shades of a Blue Orphanage)、『西洋無頼』(Vagabonds of the Western World))および、ヒット・シングル「ウィスキー・イン・ザ・ジャー」(Whiskey in the Jar) を残した。

しかし、シン・リジィの活動は上昇気流に乗っていたが、様々なプレッシャー(レコーディング、ツアー、ロック的なライフスタイル)が徐々にベルの精神を蝕んでいった。

1973年大晦日コンサートの最中、空中にギターを放り投げ、アンプを観客席に投げ込んで、嵐のようにステージを去った。彼は後に脱退に関して「未練はまったくなかった。自分は病気のため脱退せざるを得なかった」と述べた。彼の後任にはゲイリー・ムーアが抜擢された。1970年代中期には、ジミ・ヘンドリックスの元同僚ノエル・レディングとのプロジェクトで2枚のアルバムを発表した[1]

1980年ジミ・ヘンドリックスに捧げた「ソング・フォー・ジミ」(Song for Jimi) のレコーディングにシン・リジィとともに参加。これは2002年2月にリリースされたシン・リジィのコンピレーション・アルバム『Vagabonds, Kings, Warriors, Angels』に収録された。

1983年にはシン・リジィのファイナル・ツアーに参加[1]。また、この頃には「メインスクィーズ」というブルース・ロック・バンドでも活動し、同バンドは1984年ボ・ディドリーのヨーロッパ・ツアーでバックを務めた[1]。1990年代後半より、彼のグループ「エリック・ベル・バンド」での活動が中心となる[1]

2005年、ゲイリー・ムーアを中心にダブリンのポイント・シアターで開催されたフィル・ライノット追悼コンサート The Boy Is Back in Town に出演、「ウィスキー・イン・ザ・ジャー」を演奏した。この模様は One Night in Dublin: A Tribute to Phil Lynott というタイトルでDVDとしてリリースされた。

ディスコグラフィ

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シン・リジィ

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  • 『シン・リジィ』 - Thin Lizzy (1971)
  • ブルー・オーファン』 - Shades of a Blue Orphanage (1972)
  • 西洋無頼』 - Vagabonds of the Western World (1973)
  • 『ラスト・ライヴ』 - Life (1983) ※1曲のみ参加

エリック・ベル・バンド

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  • Live Tonite (1996)
  • 『アイリッシュ・ボーイ』 - Irish Boy (1998)
  • Live Tonite Plus (2001)
  • A Blues Night in Dublin (2002)
  • Lonely Nights in London (2010)
  • Belfast Blues in a Jar (2012)

ソロ・アルバム

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  • Exile (2015)
  • Standing at a Bus Stop (2017)

ノエル・レディング・バンド

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  • Clonakilty CowBoys (1975)
  • Blowing (1976)
  • The Missing Album (1994)

メインスクィーズ

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  • Live at Ronnie Scott's Club (1983)
  • Hey... Bo Diddley in Concert (1986)

脚注

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  1. ^ a b c d e Prato, Greg. “Eric Bell - Biography & History”. AllMusic. 2020年9月21日閲覧。

外部リンク

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