エレノア・ジョーデン
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人物情報 | |
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生誕 |
1920年12月28日 アメリカ合衆国 ニューヨーク市 |
死没 | 2009年2月18日 (88歳没) |
出身校 | イェール大学 |
学問 | |
研究分野 | 言語学・日本語教育 |
研究機関 | アメリカ合衆国国務省外務職員局・コーネル大学・ジョンズ・ホプキンズ大学 |
エレノア・ハーツ・ジョーデン(Eleanor Harz Jorden、1920年12月28日 – 2009年2月18日)は、アメリカ合衆国の言語学者。アメリカ合衆国での日本語教育によって知られる。
生涯
[編集]1920年、ニューヨーク市のブルックリン区で生まれた。ハーツは結婚前の姓。1942年にブリンマーカレッジを卒業した。
太平洋戦争中に陸軍の教育機関(Armed Forces Institute)のための日本語教育課程をバーナード・ブロックとともに作成し、共著で教科書『Spoken Japanese』(2冊)を出版した[1]。戦後、AP通信とニューヨーク・タイムズの記者であった夫について1949年から1955年まで日本に滞在し、駐日アメリカ合衆国大使館のための日本語教育課程を主導した。 1950年に現代口語日本語の統辞論[2]によってイェール大学の言語学の博士の学位を取得した。
1959年から1969年までアメリカ合衆国国務省の外務職員局(FSI)で働いた。1969年からコーネル大学に移った。1974年に教授に昇任し、1987年に退官した。その後は1991年までジョンズ・ホプキンズ大学で教えた。
研究内容・業績
[編集]- エレノア・ジョーデンは1962年に日本語教科書『Beginning Japanese』(2冊)を出版した。この教科書は非常によく使われたが、1980年代にはさらに新しい教科書『Japanese: The Spoken Language』(1987-1989、3冊)を書いている。これらの教科書は訓令式ローマ字にわずかな変更(長母音を母音字2個で表す)を加えたローマ字で書かれており、書かれる日本語は別の教科書『Reading Japanese』、『Japanese: The Written Language』で学ぶように構成されている。
受賞・栄典
[編集]脚注
[編集]- ^ McNaughton, James C (2006) (pdf). Nisei linguists: Japanese Americans in the Military Intelligence Service During World War II. Government Printing Office. p. 158
- ^ The Syntax of Modern Colloquial Japanese. Baltimore: Linguistic Society of America. (1955)
- ^ Robert Joseph Sukle. “Eleanor Jorden December 28, 1920 - February 18, 2009” (pdf). Cornell University, The University Faculty. 2015年4月17日閲覧。
外部リンク
[編集]- “Eleanor “Mudd” Harz Jorden Dies at 88”. Vineyard Gazette (2009年3月5日). 2015年4月17日閲覧。