エレン・シュヴィールス
エレン・シュヴィールス Ellen Schwiers | |
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生年月日 | 1930年6月11日 |
没年月日 | 2019年4月26日(88歳没) |
出生地 | ドイツ国、シュテッティン |
死没地 | ドイツ、バイエルン州シュタルンベルク |
国籍 | ドイツ |
職業 | 女優 |
配偶者 |
ペーター・ヤーコプ (1956年 - 1992年) |
著名な家族 |
娘 カテリーナ・ヤーコプ(女優) 息子 ダニエル・ヤーコプ(俳優) 孫 ヨゼフィーネ・ヤーコプ(女優) |
主な作品 | |
ほがらかに鐘は鳴る 1900年 ビリー・ワイルダーの悲愁 |
エレン・シュヴィールス(ドイツ語: Ellen Schwiers, 1930年6月11日 - 2019年4月26日[1])は、ドイツの女優。
来歴
[編集]ヴァイマル共和政時代のシュテッティン(現在のポーランド領シュチェチン)に生まれる。父も俳優で、彼女が子供の頃から移動劇団でドイツ中を巡業していた。そのため、何度も学校を転校した。終戦後、ヘッセン州のマールブルクに落ち着き、演技の専門教育を受けた。その後、最初にコブレンツで舞台に立ち、その間にプロンプターも経験。
映画デビューは1949年。以降、1950年代から1960年代にかけ旧西ドイツ・オーストリア映画界で数々の作品に出演し活躍。ドイツ語圏以外の外国作品への出演もある。1958年に出演した旧西ドイツ映画『Helden(英雄)』(日本未公開。英語題名は『Arms and the Man』)は第31回アカデミー賞外国語映画賞にノミネート。1959年の『ほがらかに鐘は鳴る』ではインパクトのある美貌で、若い未亡人ズザンネを演じた。1970年代からは主にドイツのテレビドラマに出演しているが、1976年にはベルナルド・ベルトルッチ監督の『1900年』、1978年にはビリー・ワイルダー監督の『悲愁』に出演。また、映画・ドラマと並行しながら、エッセン、ザルツブルクなどで舞台公演も行った。
ドイツでは、2009年にもドラマに出演している。 ドイツ連邦共和国功労勲章を受章している。
2019年4月26日、バイエルン州シュタルンベルクの自宅で死去。88歳没。
家族
[編集]1956年にレニ・リーフェンシュタールの元夫だった映画プロデューサーのペーター・ヤーコプ(Peter Jacob)と結婚。娘のカテリーナ・ヤーコプ(Katerina Jacob、1958年-)と息子のダニエル・ヤーコプ(Daniel Jacob)は2人とも俳優になったが、1985年、ダニエルは病気のため21歳で死去。夫ペーターとは1992年に死別。孫(カテリーナの娘)のヨゼフィーネ・ヤーコプ(Josephine Jacob、1981年-)も女優になった。
主な出演作品
[編集]- 戦線の08/15 08/15 - Zweiter Teil (1955年)
- 街道強盗 Banditen der Autobahn (1955年)
- 英雄 Helden (1958年)
- バイキング Tales of the Vikings (1959年)
- 牝牛と兵隊 La Vache et le prisonnier (1959年)
- グレコの復讐 No Time to Kill (1959年)
- ほがらかに鐘は鳴る Wenn die Glocken hell erklingen (1959年) - 共演はウィーン少年合唱団
- 拳銃のバラード Ballata per un pistolero (1967年)
- パトロール隊出動 Polizeifunk ruft (1970年)
- 1900年 Novecento (1976年) - キネマ旬報ベストテン第2位
- 悲愁 Fedora (1978年)
脚注
[編集]- ^ “Ellen Schwiers ist tot” (ドイツ語). Süddeutsche Zeitung. (2019年4月26日) 2019年4月28日閲覧。
外部リンク
[編集]- ほがらかに鐘は鳴る - 当時のドイツ語版プログラム。左が彼女。
- エレン・シュヴィールス - IMDb