エンディ・チャベス
プエブラ・パロッツ #7 | |
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2022年8月27日 | |
基本情報 | |
国籍 | ベネズエラ |
出身地 | カラボボ州バレンシア |
生年月日 | 1978年2月7日(46歳) |
身長 体重 |
5' 11" =約180.3 cm 170 lb =約77.1 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投左打 |
ポジション | 外野手 |
プロ入り | 1996年 ドラフト外 |
初出場 | 2001年5月29日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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国際大会 | |
代表チーム | ベネズエラ代表 |
WBC | 2006年、2009年 |
この表について
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エンディ・デヘスス・チャベス(Endy DeJesus Chávez, 1978年2月7日 - )は、ベネズエラのカラボボ州バレンシア出身のプロ野球選手(外野手)。左投左打。現在はメキシカンリーグのプエブラ・パロッツに所属。
経歴
[編集]メッツ傘下時代
[編集]1996年4月29日にニューヨーク・メッツと契約したチャベスはドミニカのサマーリーグでプロとしてのキャリアをスタートさせる。この年は48試合に出場し打率.354であった。
1997年はルーキーリーグのアパラチアンリーグ、キングスポート・メッツでプレー。
2000年にはアドバンストAで111試合に出場し打率.298、38盗塁の好成績を残す。オフの12月11日にルール5ドラフトでカンザスシティ・ロイヤルズに指名され、移籍することとなる。
2001年シーズン開幕直前の3月20日にロースターを外れることになり、メッツへ返却される。
ロイヤルズ時代
[編集]2001年3月20日にマイナー一選手とのトレードで再度獲得した。このシーズンはAAで打率.298と好調であったため、5月29日にメジャーに初昇格する。しかし打率.208と壁に当たってしまい、AAAに降格される。ここでは打率.337を記録した。
メッツ復帰
[編集]2001年オフの12月20日にはウェーバー公示され、デトロイト・タイガースに移籍。
2002年2月1日に再度ウェーバーにかけられ、メッツに移籍した。
エクスポズ・ナショナルズ時代
[編集]2002年2月22日にまたしてもウェーバーにかけられモントリオール・エクスポズへと移籍することとなった。開幕はAAA級オタワでむかえたが5月7日にメジャーに昇格、だが打率.194と打撃不振のため5月25日に降格。再昇格はセプテンバー・コールアップまで機会はなかった。AAAのインターナショナルリーグでは103試合に出場し打率.343、21盗塁と活躍し、オールスターにも選出された。9月3日に再昇格後は打撃が好調で9月21日にはメジャー初本塁打を放った。最終的な打率は.296まで上げてシーズンを終えた[1]。守備面では35試合の出場にもかかわらず7補殺と強肩ぶりをみせた。
2003年、2004年は打撃面では特筆すべき点はなかったが、それぞれ9補殺、2004年には32盗塁も記録した。
2005年はホセ・ギーエンの加入やライアン・チャーチの台頭などで開幕をAAA級でむかえる。5月3日に昇格したが7試合の出場機会しか与えられず、クラウディオ・バーガスが故障者リストから復帰した11日には降格されるなど[2]、構想外となっていた。
フィリーズ時代
[編集]2005年5月14日にマーロン・バードとのトレードでフィラデルフィア・フィリーズへ移籍する。しかし移籍したフィリーズにもケニー・ロフトン、ボビー・アブレイユ、パット・バレルといった強いレギュラー陣がいたため、ジェイソン・マイケルズと共に控えに甘んじ、先発出場は10試合にとどまった。オフの12月21日にFAとなった。
メッツ復帰
[編集]2005年12月22日にメッツとマイナー契約を結んだ。3度目のメッツ傘下入りとなった。
2006年開幕前の3月に第1回WBCのベネズエラ代表に選出された[3]。シーズンでは開幕を控えの外野手としてむかえるが、クリフ・フロイドの故障やゼイビア・ネイディのトレードなどで出場機会が増え、133試合に出場する。規定打席には届かなかったものの打率.306を記録。外野の全ポジションを守り無失策、9補殺と、チームのナ・リーグ東地区優勝に貢献する。ロサンゼルス・ドジャースとのディビジョンシリーズでは全3試合に出場し打率.375を記録、チームは3勝0敗でドジャースを下した。
“ザ・キャッチ”
[編集]2006年、セントルイス・カージナルスとのリーグチャンピオンシップシリーズは、2勝3敗と王手をかけられた状態で本拠地シェイ・スタジアムに戻ってきた。第6戦は5人の投手の継投で勝利をおさめ、3勝3敗で第7戦をむかえる事となった。オリバー・ペレスとジェフ・スーパンの先発ではじまったこの試合は1対1の緊迫した展開で6回をむかえた。ペレスがジム・エドモンズを四球で出した後、スコット・ローレンが大飛球を放った。明らかに本塁打になると思われた打球を、左翼を守っていたチャベスはジャンプしてキャッチした(動画)[4]。最終的に試合はヤディアー・モリーナが9回に2ラン本塁打を打ち負けたが、チャベスいわく「捕れる可能性は10%くらいしかないと思った[5]」ほどの好プレーで、プレーオフ史上に残る大プレーとなった[6]。
2007年もサブメンバーとして開幕を迎えたが、ハムストリングの故障で2か月半も故障者リスト入りするなど[7]、71試合の出場にとどまった。12月にはウィンターリーグで足首とハムストリングを同時に怪我してしまったが[8]、スプリング・トレーニングには間に合う見通しである[9]。
2008年1月22日にメッツと総額4,475,000ドルの2年契約で合意した[10]。
メッツ退団後
[編集]2008年12月10日にメッツ、シアトル・マリナーズ、クリーブランド・インディアンスの間で計12選手が移籍する三角トレードが成立し、アーロン・ハイルマン、ジェイソン・バルガスら計6選手と共にマリナーズへ移籍した[11]。
2009年開幕前の3月に第2回WBCのベネズエラ代表に選出され[12]、2大会連続2度目の選出を果たした。シーズンでは開幕をメジャーで迎え、シーズン序盤胃潰瘍で故障者リスト入りしていたイチローが復帰するまでは1番打者として活躍。イチロー復帰後も下位打線や代走要員として活躍していたが、6月19日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦でレフトの守備に入った際にフェリペ・ロペスの放った飛球を追ってショートのユニエスキー・ベタンコートと交錯。右膝十字靱帯断裂の大怪我を負った。
2010年2月15日、テキサス・レンジャーズとマイナー契約を結んだ。同年は、前年の負傷の影響で出場は無かった。11月6日にFAとなったが、12月18日に再契約した。
2011年はスーパー・サブとして復活を遂げ、打率.301を記録するなど2年連続リーグ優勝に貢献した。10月30日にFAとなった。12月18日、ボルチモア・オリオールズと1年契約を結ぶ。
2012年10月29日にFAとなった。12月31日に古巣ロイヤルズとマイナー契約を結んだ。[13]
2013年3月22日に放出された。3月24日に古巣・マリナーズと契約。10月31日にFAとなった。
2014年1月23日にマリナーズとマイナー契約で再契約した[14]が、3月25日に放出された。3月26日に契約内容を変更し、マリナーズとマイナー契約で再契約した。開幕後はAAA級タコマ・レイニアーズで37試合に出場し、5月30日にマリナーズとメジャー契約を結んだ[15]。
2015年3月31日に解雇となる。
マリナーズ退団後
[編集]2016年3月8日に独立リーグ・アトランティックリーグのブリッジポート・ブルーフィッシュと契約。
詳細情報
[編集]年度別打撃成績
[編集]年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2001 | KC | 29 | 80 | 77 | 4 | 16 | 2 | 0 | 0 | 18 | 5 | 0 | 2 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 8 | 3 | .208 | .238 | .234 | .472 |
2002 | MON WSH |
36 | 138 | 125 | 20 | 37 | 8 | 5 | 1 | 58 | 9 | 3 | 5 | 7 | 1 | 5 | 0 | 0 | 16 | 0 | .296 | .321 | .464 | .785 |
2003 | 141 | 526 | 483 | 66 | 121 | 25 | 5 | 5 | 171 | 47 | 18 | 7 | 9 | 3 | 31 | 3 | 0 | 59 | 7 | .251 | .294 | .354 | .648 | |
2004 | 132 | 547 | 502 | 65 | 139 | 20 | 6 | 5 | 186 | 34 | 32 | 7 | 12 | 2 | 30 | 0 | 1 | 40 | 6 | .277 | .318 | .371 | .689 | |
2005 | 7 | 12 | 9 | 2 | 2 | 1 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1 | 1 | .222 | .417 | .333 | .750 | |
PHI | 91 | 118 | 107 | 17 | 23 | 3 | 3 | 0 | 32 | 10 | 2 | 1 | 7 | 0 | 4 | 0 | 0 | 13 | 2 | .215 | .243 | .299 | .542 | |
'05計 | 98 | 130 | 116 | 19 | 25 | 4 | 3 | 0 | 35 | 11 | 2 | 2 | 7 | 0 | 7 | 0 | 0 | 14 | 3 | .216 | .260 | .302 | .562 | |
2006 | NYM | 133 | 390 | 353 | 48 | 108 | 22 | 5 | 4 | 152 | 42 | 12 | 3 | 11 | 2 | 24 | 3 | 0 | 44 | 7 | .306 | .348 | .431 | .779 |
2007 | 71 | 165 | 150 | 20 | 43 | 7 | 2 | 1 | 57 | 17 | 5 | 2 | 5 | 1 | 9 | 0 | 0 | 16 | 5 | .287 | .325 | .380 | .705 | |
2008 | 133 | 298 | 270 | 30 | 72 | 10 | 2 | 1 | 89 | 12 | 6 | 1 | 9 | 2 | 17 | 3 | 0 | 22 | 6 | .267 | .308 | .330 | .638 | |
2009 | SEA | 54 | 182 | 161 | 17 | 44 | 3 | 1 | 2 | 55 | 13 | 9 | 1 | 5 | 2 | 14 | 1 | 0 | 22 | 4 | .273 | .328 | .342 | .669 |
2011 | TEX | 83 | 274 | 256 | 37 | 77 | 11 | 3 | 5 | 109 | 27 | 10 | 5 | 5 | 3 | 10 | 0 | 0 | 30 | 7 | .301 | .323 | .426 | .749 |
2012 | BAL | 64 | 169 | 158 | 15 | 32 | 6 | 0 | 2 | 44 | 12 | 3 | 2 | 4 | 0 | 6 | 1 | 1 | 24 | 2 | .203 | .236 | .278 | .515 |
2013 | SEA | 97 | 279 | 266 | 22 | 71 | 10 | 0 | 2 | 87 | 14 | 1 | 3 | 3 | 1 | 9 | 1 | 0 | 31 | 9 | .267 | .290 | .327 | .617 |
2014 | 80 | 258 | 232 | 22 | 64 | 12 | 2 | 2 | 86 | 23 | 5 | 2 | 9 | 2 | 15 | 0 | 0 | 30 | 2 | .276 | .317 | .371 | .688 | |
MLB:13年 | 1151 | 3436 | 3149 | 385 | 849 | 140 | 34 | 30 | 1147 | 266 | 106 | 42 | 86 | 19 | 180 | 12 | 2 | 356 | 61 | .270 | .308 | .364 | .672 |
- 2017年度シーズン終了時
- MON(モントリオール・エクスポズ)は、2005年にWSH(ワシントン・ナショナルズ)に球団名を変更
代表歴
[編集]脚注
[編集]- ^ “Endy Chavez Batting Log - 2002”. The Baseball Cube. 2008年2月24日閲覧。
- ^ “The Official Site of The Washington Nationals: Team: Transactions”. MLB.com. 2008年2月24日閲覧。
- ^ 2006 Tournament Roster The official site of World Baseball Classic 2016年3月3日閲覧 [リンク切れ]
- ^ “Chavez leaps into highlight reel”. mlb.com. 2008年2月24日閲覧。
- ^ “Catch for the ages can't save Mets - Baseball”. NBC Sports msnbc.com. 2008年2月24日閲覧。
- ^ “The Official Site of The New York Mets: Team: Player Information : Biography and Career Highlights”. mlb.com. 2008年2月24日閲覧。
- ^ “Hamstring injury lands Chavez on DL; Valentin activated”. ESPN. 2008年2月24日閲覧。
- ^ “Chavez injures ankle, hamstring in winter ball in Venezuela”. ESPN. 2008年2月24日閲覧。
- ^ “Endy Chavez”. RotoWorld.com. 2008年2月24日閲覧。
- ^ “Chavez agrees to two-year, $3.85M deal with Mets”. ESPN. 2008年2月24日閲覧。
- ^ “Three-team blockbuster nets Mets Putz Mariners and Indians involved in 12-player Meetings deal”. mlb.com. 2008年12月11日閲覧。
- ^ 2009 Tournament Roster The official site of World Baseball Classic 2016年3月3日閲覧 [リンク切れ]
- ^ http://www.mlbtraderumors.com/2012/12/royals-agree-to-sign-endy-chavez.html?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter Royals Sign Endy Chavez
- ^ “Mariners sign outfielder Endy Chavez”. MLB.com Mariners Press Release (January 23, 2014). January 24, 2014閲覧。
- ^ “Mariners select OF Endy Chavez from Triple-A Tacoma”. MLB.com Mariners Press Release (May 30, 2014). May 31, 2014閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Endy Chavez stats MiLB.com
- ベネズエラの野球選手
- カンザスシティ・ロイヤルズの選手
- モントリオール・エクスポズの選手
- ワシントン・ナショナルズの選手
- フィラデルフィア・フィリーズの選手
- ニューヨーク・メッツの選手
- シアトル・マリナーズの選手
- テキサス・レンジャーズ及びその前身球団の選手
- ボルチモア・オリオールズの選手
- ブリッジポート・ブルーフィッシュの選手
- プエブラ・パロッツの選手
- カリビアンシリーズ選手
- 野球ベネズエラ代表選手
- ワールド・ベースボール・クラシック・ベネズエラ代表選手
- 2006 ワールド・ベースボール・クラシック選手
- 2009 ワールド・ベースボール・クラシック選手
- 在アメリカ合衆国ベネズエラ人の野球選手
- カラボボ州バレンシア出身の人物
- 1978年生
- 存命人物