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エヴァンジェリン・パスクエル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エヴァンジェリン・パスクエル
Evangeline Pascual
生年月日 (1956-11-30) 1956年11月30日(68歳)
出生地 マニラ
身長 180
職業 女優
ジャンル 映画・テレビ
活動期間 1974-
備考
ミス・ワールド1973準優勝
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エヴァンジェリン・パスクエル(Evangeline Pascual、1956年11月30日 - )は、フィリピンの女優。ミス・ワールド1973準優勝(フィリピン代表が入賞するのは2人目[1])。名前のカタカナ表記はABS-CBNの報道に従う[2]

経歴

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1956年11月30日マニラに生まれる。

マニラのカトリック大学であるサント・トマス大学(University of Santo Tomas)で学ぶ。

1973年バターン州オラニ[3]を代表してMiss Republic of the Philippines 1973に出場。優勝。11月23日Miss World 1973で準優勝[4]

このとき優勝のマージョリー・ウォレスは、1974年3月7日、交際相手との不適切な関係を理由に「ミスとしての任務を果たすうえで基本的な必要条件を満たしていない」と王冠とタイトルを剥奪される。準優勝の彼女は「王冠とタイトルは与えられないがウォレスのやり残したミスとしての任務を引き継がないか」とオファーされるも[5]映画の仕事があるからと丁重に断る[6]。第3位のジャマイカ代表・パッツィ・ユェンがミスとしての任務を引き継ぐが、公式にミス・ワールドのタイトルが与えられることはなかった[5]

1974年、18歳のときより映画に出演する。Ang Pangalan: Mediavillo (1974), The Game Of Death (1974), The Dragon Force Connection (1974)でキャリア開始。その他Mission: Get The Mastermind (1975), The Exit (1975), Golden Chaku(1975)などが初期の作品として知られる[7]

少なくとも2018年まで映画・テレビドラマの出演が確認されている[8]。このほか、ラジオ局DWIZ(882kHz)で17年間Echoes of the Heartのパーソナリティーを務める。これは愛と人生の問題についてラジオ相談に応じるというもの。

その他

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タトゥー・アーティストのNino Lapidは、息子である(カリフォルニア州のZebra Tattoo and Piercing社所属)[9]

マニラには彼女の名を冠したストリートがある[10]

ミス・ワールド機構はエヴァンジェリンに激怒し、フィリピンには王冠を与えないと決意した、という説がある。実際、フィリピンがミス・ワールドを輩出するのに40年かかったので(2013年ミーガン・ヤング)、この説は正しいと言うメディアもある[11]。エヴァンジェリンはこの国初の「非公式の」ミス・ワールドとして記憶されることとなる[12]

出典

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  1. ^ Jillianana Estevez (2008年12月16日). “What Catriona Gray and Miss Universe 2018 judge Michelle McLean have in common”. conandaily.com. 2019年6月29日閲覧。
  2. ^ Sikreto ni beauty queen Evangeline Pascual sa pagiging fit at 60”. ABS-CBN News (2017年7月29日). 2019年6月29日閲覧。
  3. ^ 石田侑莉 (2015年). “フィリピンにおける廃棄物処理の実態解明と廃棄物政策の提言 -バターン州を事例として-”. obirin.ac.jp. 桜美林大学. 2019年6月29日閲覧。
  4. ^ “American Girl Is 1973 Miss World”. Beaver County Times (Beaver, Pennsylvania). (1973年11月24日) 
  5. ^ a b Alexa Villano (2018年10月7日). “Miss World Philippines representatives: Where are they now?”. rappler.com. 2018年10月4日閲覧。
  6. ^ Ricky Lo (2018年12月27日). “Ricky & Hans play Santa Claus to ChildHaus kids”. philstar.com. 2019年6月29日閲覧。
  7. ^ Bryan L. Yeatter (2007) (英語). Cinema of the Philippines: A History and Filmography, 1897-2005. McFarland & Company. p. 361-368. ISBN 9780786430475 
  8. ^ ABS-CBN: Sana Dalawa ang Puso Ko (Robin-Jodi-Richard)”. pinoyexchange.com. 2019年6月29日閲覧。
  9. ^ LOOK: Steph Curry inks signature on Pinoy tattoo artist”. ABS-CBN News (2011年11月21日). 2019年6月29日閲覧。
  10. ^ Periplus Editors(編集) (15 July 2014). Manila Street Atlas First Edition (電子書籍) (英語). Tuttle Publishing. ISBN 9781462909506
  11. ^ Joyce Burton-Titular (2013年10月1日). “From Vivien to Megan: The PH in Miss World history”. rappler.com. 2019年6月29日閲覧。
  12. ^ Evangeline Pascual The 1973 Unofficial Miss World?”. MISS PHILIPPINES Beyond 2000. 2019年6月29日閲覧。

外部リンク

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