エヴリタイム・ユー・ゴー・アウェイ
「エヴリタイム・ユー・ゴー・アウェイ」 | |
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ダリル・ホール&ジョン・オーツの楽曲 | |
収録アルバム | 『モダン・ヴォイス』 |
リリース | 1980年7月29日 |
ジャンル | ブルー・アイド・ソウル |
時間 | 5分23秒 |
レーベル | RCAレコード |
作詞者 | ダリル・ホール |
作曲者 | ダリル・ホール |
プロデュース | ダリル・ホール、ジョン・オーツ |
「エヴリタイム・ユー・ゴー・アウェイ」(Everytime You Go Away)は、アメリカ合衆国のデュオ、ダリル・ホール&ジョン・オーツが1980年のアルバム『モダン・ヴォイス』で発表した楽曲。1985年にはポール・ヤングによるカヴァーが大ヒットした。
オリジナル・ヴァージョン
[編集]作詞・作曲はダリル・ホールにより、音楽的にはゴスペル/ソウル色が取り入れられた[1]。ダリル・ホール&ジョン・オーツのヴァージョンは、シングル・カットされなかったが、2009年の映画『理想の彼氏』のサウンドトラックで使用されている[1]。また、1985年のライヴ・アルバム『ライヴ・アット・ジ・アポロ』には、元テンプテーションズのデヴィッド・ラフィンとエディ・ケンドリックスをゲストに迎えたライヴ音源が収録された[2]。
カヴァー
[編集]「エヴリタイム・ユー・ゴー・アウェイ」 | ||||||||
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ポール・ヤング の シングル | ||||||||
初出アルバム『シークレット・オヴ・アソシエーション』 | ||||||||
B面 | 恋の終末 | |||||||
リリース | ||||||||
規格 | 7インチ・シングル、12インチ・シングル | |||||||
ジャンル | ポップ・ロック、ブルー・アイド・ソウル、シンセポップ | |||||||
時間 | ||||||||
レーベル |
CBSレコード コロムビア・レコード | |||||||
作詞・作曲 | ダリル・ホール | |||||||
プロデュース | ローリー・レイサム | |||||||
チャート最高順位 | ||||||||
ポール・ヤング シングル 年表 | ||||||||
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ポール・ヤングによるカヴァー
[編集]イングランドの歌手ポール・ヤングは、1985年のアルバム『シークレット・オヴ・アソシエーション』で本作を取り上げており、アレンジ面ではジョニー・ターンブル(元イアン・デューリー&ザ・ブロックヘッズ)のエレクトリック・シタールやアコースティック・ギター、それにピノ・パラディーノのフレットレスベースの演奏が強調されている[11]。本作のミュージック・ビデオはニック・モリスが監督し[1]、1986年のブリット・アワードにおいて最優秀ブリティッシュ・ビデオ賞を受賞した[12]。
全英シングルチャートでは11週トップ100入りして最高4位を記録し、ヤングにとって6作目の全英トップ10シングルとなった[5]。ノルウェーのシングル・チャートでは11週連続でトップ10入りし、最高2位を記録した[4]。
アメリカの『ビルボード』では、総合シングル・チャートのBillboard Hot 100およびアダルト・コンテンポラリー・チャートの2部門で1位を獲得し、メインストリーム・ロック・チャートでは14位に達した[3]。第28回グラミー賞では、最優秀男性ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞にノミネートされた[13]。
なお、ヤングは1986年6月、ロンドンで行われたチャリティ・コンサート「ザ・プリンシズ・トラスト・コンサート1986」において、本作をジョージ・マイケルとデュエットしており[11]、この時の模様は映像作品『プリンス・トラスト1986』に収録されている。
その他のカヴァー
[編集]- ブルー・ルーム - 映画『大災難P.T.A.』(1987年)のサウンドトラックに使用[11]。
- スガシカオ - シングル「クライマックス」(2004年)のカップリング曲として発表[14]。
- クレイ・エイケン - アルバム『ア・サウザンド・ディファレント・ウェイズ』(2006年)に収録[1]。
- ジョージ・ベンソン&アル・ジャロウ - アルバム『ギヴィン・イット・アップ』(2006年)に収録[15]。
- スーザン・ウォン - アルバム『511』(2009年)に収録[16]。
脚注
[編集]- ^ a b c d “Everytime You Go Away by Paul Young”. Songfacts. 2021年12月12日閲覧。
- ^ Live at the Apollo with David Ruffin and Eddie Kendricks - Daryl Hall & John Oates | AllMusic
- ^ a b “Paul Young - Awards”. AllMusic. 2016年4月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月12日閲覧。
- ^ a b norwegiancharts.com - Paul Young - Every Time You Go Away
- ^ a b Paul Young | full Official Chart History | Official Charts Company
- ^ charts.org.nz - Paul Young - Every Time You Go Away
- ^ Paul Young - Every Time You Go Away - dutchcharts.nl
- ^ lescharts.com - Paul Young - Every Time You Go Away
- ^ Paul Young - Every Time You Go Away - ultratop.be
- ^ Offizielle Deutsche Charts
- ^ a b c Breihan, Tom (2020年10月16日). “The Number Ones: Paul Young's "Everytime You Go Away"”. Stereogum. 2021年12月12日閲覧。
- ^ “History - 1986”. BRIT Awards. 2021年12月12日閲覧。
- ^ “Paul Young - Artist”. GRAMMY.com. Recording Academy. 2021年12月12日閲覧。
- ^ “スガ シカオ/クライマックス (廃盤)”. CDJournal. 音楽出版社. 2021年12月12日閲覧。
- ^ Collar, Matt. “Givin' It Up - George Benson, Al Jarreau”. AllMusic. 2021年12月12日閲覧。
- ^ Susan Wong - 511 (2009, CD) - Discogs
外部リンク
[編集]- Daryl Hall & John Oates - Everytime You Go Away (Audio) - YouTube
- エヴリタイム・ユー・ゴー・アウェイ - レコチョク
- デジタル大辞泉プラス『エヴリタイム・ユー・ゴー・アウェイ』 - コトバンク
先代 デュラン・デュラン 「007 美しき獲物たち」 |
Billboard Hot 100 ナンバーワンシングル(ポール・ヤング・ヴァージョン) 1985年7月27日 - 8月2日 |
次代 ティアーズ・フォー・フィアーズ 「シャウト」 |