オオバアカテツ
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オオバアカテツ | ||||||||||||||||||||||||||||||
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オオバアカテツ
(2024年8月 沖縄県本部町 熱帯・亜熱帯都市緑化植物園) | ||||||||||||||||||||||||||||||
分類(APG IV) | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Palaquium formosanum Hayata[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
オオバアカテツ |
オオバアカテツ(大葉赤鉄、学名:Palaquium formosanum)はアカテツ科オオバアカテツ属の常緑高木[2][3][4]。
特徴
[編集]高さ5–12 m。葉は長さ10–17 cmでアカテツと同じあるいはやや大きく、厚く全縁で互生する。葉は枝先に集まる。葉縁はやや裏側に反る。葉の基部は丸い点でもアカテツと異なる。花は淡黄色で径2.5 cmほど、秋~冬に咲き、独特の匂いを有する(やや臭いとする文献もある)。花冠は6個に裂ける。雄しべは12–15本。果実は長さ5 cmほど、緑~茶色の卵形で、昆虫やオオコウモリの餌となっている[2][3][4]。
分布、利用
[編集]台湾・フィリピン原産。IUCNレッドリストVU。種小名formosanumは台湾に因む。沖縄では街路樹、公園樹、防風林に利用される[2][3][4]。
近縁種
[編集]同属のガタパーチャ(和名グッタペルカノキ、学名:Palaquium gutta)はより熱帯側、マレー半島からソロモン諸島に分布し、天然ゴム状の樹脂ガタパーチャ(グッタペルカ)の原料とされる。
脚注
[編集]- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Palaquium formosanum Hayata オオバアカテツ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年10月31日閲覧。
- ^ a b c (大川 & 林 2016, p. 304)
- ^ a b c (沖田原 2021, p. 325)
- ^ a b c (林 & 名嘉 2022, p. 235)
参考文献
[編集]- 大川智史; 林将之『ネイチャーガイド 琉球の樹木 奄美・沖縄~八重山の亜熱帯植物図鑑』文一総合出版、東京都新宿区、2016年。ISBN 9784829984024。
- 沖田原耕作『おきなわの園芸図鑑 園芸植物とその名前』新星出版、那覇市、2021年。ISBN 9784909366832。
- 林将之; 名嘉初美『沖縄の身近な植物図鑑』ボーダーインク、2022年。ISBN 9784899824350。
外部リンク
[編集]- オオバアカテツ ガジ丸が想う沖縄 2017-07-17
- オオバアカテツ オオコウモリの世界へようこそ
- Natu, Palaquium formosanum IUCN Red List
- Palaquium formosanum Hayata Flora and Fauna Web, Singapore Government Agency Website