オキシレン
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オキシレン | |
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Oxirene | |
別称 1,2-エポキシエテン , オキササイクロプロペン | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 157-18-6 |
PubChem | 160438 |
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特性 | |
化学式 | C2H2O |
モル質量 | 42.04 g/mol |
関連する物質 | |
関連する三員環化合物 | エチレンオキシド シクロプロパン シクロプロペン アジリジン エチレンスルフィド チイレン |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
オキシレン(英: Oxirene)は、仮説上の含酸素複素環式化合物。炭素原子2つと酸素原子1つを含む三員環であるが非常に歪んだ構造であり、分子を構成するのか遷移状態としての存在なのかは確認されていない[1]。そのため、この物質は主に分子モデリングにより評価される。
ウルフ転位の中間体あるいは遷移状態としてオキシレンが存在していることが実験的に示唆されている[2][3]。
脚注
[編集]- ^ Mawhinney, R. C.; Goddard, J. D. (2003). “Assessment of density functional theory for the prediction of the nature of the oxirene stationary point”. J. Mol. Struct. (Thoechem) 629 (1-3): 263-270. doi:10.1016/S0166-1280(03)00198-2 RC.
- ^ K. Tanigaki, T. W. Ebbesen (1987). “Dynamics of the Wolff rearrangement: spectroscopic evidence of oxirene intermediate”. J. Am. Chem. Soc. 109 (19): 5883–5884. doi:10.1021/ja00253a069.
- ^ George Vacek, John Morrison Galbraith, Yukio Yamaguchi, Henry F. Schaefer III, Ross H. Nobes, Anthony P. Scott, Leo Radom (1994). “Oxirene: To Be or Not To Be?”. J. Phys. Chem. 98 (35): 8660–8665. doi:10.1021/j100086a013.