オザックス
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒101-8504 東京都千代田区神田三崎町3-1-16 神保町北東急ビル |
本店所在地 |
大阪府大阪市中央区北浜3-5-29 日本生命淀屋橋ビル |
設立 |
1920年(大正年)9月 (1910年(明治44年)9月創業) |
業種 | パルプ・紙 |
法人番号 | 4120001077377 |
事業内容 | 生活産業製品の生産・加工・販売、合成樹脂原料の販売。洋紙・板紙・紙二次製品及びパルプの販売。食品の販売 |
代表者 | 代表取締役会長兼社長 尾﨑 豊弘 |
資本金 | 2億円 |
売上高 | 797億円(2018年度) |
従業員数 | 280名 |
支店舗数 | 17(札幌・名古屋・福岡に支店、仙台・山梨・沖縄に営業所。海外11) |
主要子会社 |
富士工業株式会社 株式会社東京スペース |
関係する人物 | 尾崎公子(元取締役相談役。全国商工会議所女性会連合会の特別顧問など) |
外部リンク | https://www.ozax.co.jp/ |
オザックス株式会社は、紙製品などの専門商社。明治末期の1910年に創業。原紙・印刷用紙、パルプのほか、外食業界向け業務用消耗資材や包装用樹脂フィルムを扱う[1]。年商800億円[2]。
概要
[編集]江戸時代からの大阪の商業の中心地・船場で「尾﨑洋紙店[3]」として発足した。1978年(昭和53年)創業家で2代目代表取締役社長の尾﨑徳太郎が死去。長男の敏紘が33歳の若さで3代目に就任したため、妻の公子が専業主婦から一転し経営に参画。若い社長を盛り立てながら、船場の老舗を年商800億円の紙パルプ・フィルムの専門商社に育て上げた。
敏紘に続き、次男でみずほコーポレート銀行常務執行役員の豊弘が副社長に就任。2010年(平成22年)に4代目の社長[4]となった。
現在、クラレ、スリーエム、旭化成、日本製紙、東洋製罐グループホールディングスの東罐興業など仕入先2000社超、すかいらーくグループ、大戸屋、江崎グリコ、コクヨなど多岐に亘る分野の販売先を持ち、創業時からの紙・パルプ・ダンボールに加えフィルム事業、生活関連事業が中核事業に成長しており[5]、IT・クラウドサービス事業や外食・施設向け事業にも注力。長年、紙パルプ卸業で培ったB to B(企業間取引)ソリューション提案力を活かし、2018年に消費者に直結の B to C ビジネスとしてコインランドリーフランチャイズ展開にも乗り出している[6]。
主な事業
[編集]- 外食・施設向け事業 - ファストフードやファミリーレストラン、居酒屋など外食店舗からシネマコンプレックスやカラオケ、冠婚葬祭などの施設・店舗に、業務用備品・資材・食品から受発注・在庫管理システムや店舗設計など運営ソリューションを提案
- 印刷・パッケージ・特殊紙事業 - 一般紙から特殊機能紙まで「紙」全般を国内外で調達・販売。不織布やフィルムをはじめ各種の材料・素材、複合化で付加価値を高めた製品などを提供
- IT・クラウドサービス事業 - クラウド活用の受発注システム、倉庫管理システム、IoT機器との連携、ワンストップで提供
- グローバルネットワーク - 海外の拠点ネットワークを生かし、販売や調達、三国間など国際貿易から現地ビジネス、助言や支援
沿革
[編集]- 1910年(明治43年) - 尾﨑鉄太郎が「尾﨑洋紙店」として創業
- 1920年(大正9年) - 「株式会社尾﨑洋紙店」(資本金10万円)に改組
- 1938年(昭和13年) - 中国上海・香港に営業所を新設[7]
- 1948年 - 尾﨑徳太郎が2代目の代表取締役に就任。東京支店を西銀座に新設
- 1963年 - 東京支店を千代田区内神田に移転(現在地)
- 1964年 - 社名を「尾﨑商産株式会社」に変更
- 1966年 - 名古屋営業所を新設
- 1972年 - 福岡県久留米市に九州営業所を新設
- 1974年 - 資本金を2億円に増資。札幌・広島に営業所を新設。九州営業所を福岡市に移転し福岡営業所と改称
- 1975年 - 仙台営業所を新設。シンガポールに駐在員事務所を新設
- 1978年 - 尾﨑敏紘が3代目の代表取締役社長に就任
- 1985年 - 米国ニューヨークに駐在員事務所を新設
- 1989年(平成元年) - ニューヨーク駐在員事務所を「オザキU.S.A.コーポレーション」に分離独立
- 1990年 - シンガポール駐在員事務所を「オザキシンガポールコーポレーションPte」として分離独立
- 1991年 - CIを導入、社名を「オザックス株式会社」に変更。「オザキヨーロッパGmbH」を設立。札幌・名古屋・福岡の3営業所を支店に昇格
- 1993年 - 上海に駐在員事務所を新設
- 1996年 - 横浜市・埼玉・千葉・山梨に営業所を新設
- 2001年 - 沖縄県に営業所を新設
- 2002年 - 海外法人「OSDネットワーク社」設立。東大阪市に営業所を新設
- 2003年 - 米国に「オーキッドUSA」設立
- 2004年 - 中国に「奥吉徳上海国際貿易有限公司」設立
- 2008年 - タイに「OSDネットワーク社」設立
- 2010年 - 尾﨑敏紘が代表取締役会長に、尾﨑豊弘が3代目の代表取締役社長に就任。マレーシアに「グローバルオーキッドマレーシア社」設立。創業100周年記念行事を挙行。「富士工業株式会社」を完全子会社化
- 2015年 - 尾﨑豊弘が代表取締役会長兼社長となる
- 2019年 - ベトナムに「OZAX VIETNAM」設立
- 2020年(令和2年) - 東京本社を移転[8]
- 2022年(令和4年) - 大阪本社(本店登記地)を移転
関連会社
[編集]- 富士工業株式会社
- オーキッドシステムソリューションズ株式会社
- オーキッドシステムソリューションズHPへ
- グローバル・オーキッド・ロジスティクス株式会社
- 株式会社東京スペース[9]
脚注
[編集]- ^ オザックスとは - コトバンク
- ^ 会社概要・組織図|オザックス株式会社 - 2018年度
- ^ 埼の字は「タツサキ」の﨑
- ^ 尾崎公子氏が死去 オザックス取締役: 日本経済新聞 - 日本経済新聞2019年(令和元年)5月7日
- ^ 採用情報 | オザックス株式会社
- ^ コインランドリーに参入続々 ツルハ、ファミマなど流通大手も併設店展開 - 産経新聞「SankeiBiz」2018年(平成30年)9月14日
- ^ 1945年夏、太平洋戦争終結で閉鎖
- ^ 沿革|オザックス株式会社
- ^ 国内・海外拠点、グループ会社|オザックス株式会社