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オザワ部長

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

オザワ部長(おざわぶちょう、1969年[1]10月6日[2] - )は、日本の作家である。吹奏楽をメインテーマとしているため、吹奏楽作家と称することも多い。

人物・来歴等

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神奈川県横須賀市出身。横須賀市立大楠中学校神奈川県立横須賀高等学校[3]早稲田大学第一文学部文学科文芸専修を卒業[1]。在学中は芥川賞作家の三田誠広に師事。日本文藝家協会会員。

活動

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「世界でただ一人の吹奏楽作家」がキャッチフレーズ。

全国各地の学校の吹奏楽部や吹奏楽団を取材し、「あるある本」やノンフィクション、小説などの書籍を多数出版。取材で訪れた学校・楽団数はのべ400以上。

吹奏楽をメインテーマとしているが、それ以外にマーチング合唱俳句ダンスなどもテーマとして取り上げている[4][5][6][7]

新聞、雑誌、Web媒体、CDのブックレット[8][9]に執筆するほか、トークショーや講演、ラジオ番組[1][10]、コンサート出演(司会)、吹奏楽指導者のためのDVD[11]にも出演する。

介護施設向け動画配信「旅介ちゃんねる」にもレポーターとして出演(2022年〜)。

著書

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  • 『みんなのあるある吹奏楽部』(2013年、新紀元社、編著)
  • 『みんなのあるある吹奏楽部 ゴールド』(2014年、新紀元社、編著)
  • 『あるある吹ペディア オザワ部長のオモシロ吹奏楽部大事典!?』(2015年、学研プラス)
  • 『オザワ部長の吹奏楽部物語 翔べ!私たちのコンクール』(2015年、学研パブリッシング)
  • 『吹部ノート』(2015年、ベストセラーズ)
  • 『きばれ!長崎ブラバンガールズ 藤重先生と活水吹部7か月の奇跡』(2016年、学研プラス、藤重佳久との共著)
  • 『中学生ブラバン天国 オザワ部長のあるある吹部訪問』(2016年、学研プラス)
  • 『吹部ノート2』(2016年、ベストセラーズ)
  • 『もしも楽器が吹奏楽部員だったら!? ある吹部での出来事』(2016年、ベストセラーズ、監修)
  • 『吹奏楽器擬人化まんが』(2017年、KADOKAWA、監修・コメント)
  • 『サヨナラノオト ブラバンガールズの約束』(2017年、学研プラス)
  • 『あるある吹奏楽部の逆襲!』(2017年、新紀元社、編著)
  • 『吹部ノート3』(2017年、ベストセラーズ)
  • 『一球入魂!一音入魂! 甲子園に響け!熱援ブラバン・ダイアリー』(2018年、学研プラス)
  • 『最強!大阪桐蔭高校吹奏楽部 梅田先生と部員170名の青春ラプソディ』(2019年、学研プラス)
  • 『吹奏楽部アナザーストーリー』上巻・下巻(2019年、ベストセラーズ)
  • 『新・吹部ノート 私たちの負けられない想い』(2019年、ベストセラーズ)
  • 『青春サプリ。なりたい自分になれる』(2020年、ポプラ社、共著)
  • 『青春サプリ。乗り越えられない試練なんてない』(2020年、ポプラ社、共著)
  • しゅんPの病院あるある』(2020年、マキノ出版、構成)[12]
  • 『美爆音!ぼくらの青春シンフォニー 習志野高校吹奏楽部の仲間たち』(2020年、岩崎書店)
  • 『吹奏楽部バンザイ!! コロナに負けない』(2021年、ポプラ社)
  • 『今日からはじめる! すぐできる! 吹奏楽新時代の指導メソッド』(2021年、学研プラス)
  • 『青春サプリ。好きだから負けたくない』(2022年、ポプラ社、共著)
  • 旭川商業高校吹奏楽部のキセキ 熱血先生と部員たちの「夜明け」』(2022年、学研プラス)
  • 『青春サプリ。この一瞬にすべてを』(2022年、ポプラ社、共著)
  • 『青春サプリ。夢をあきらめない』(2023年、ポプラ社)
  • 『空とラッパと小倉トースト』(2023年、学研プラス)
  • 『いちゅんどー!西原高校マーチングバンド 〜沖縄の高校がマーチング世界一になった話〜』(2024年、新紀元社)
  • 『とびたて!みんなのドラゴン 難病ALSの先生と日明小合唱部の冒険』(2024年、岩崎書店)

上記のほか、全日本吹奏楽コンクールの年刊ムック『吹奏楽の星』(朝日新聞出版)にも寄稿している。

CD

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  • 王様の箱 吹奏楽名曲集(キングレコード、2016年) - 選曲・ライナーノーツ
  • ゴールド、金賞! 全日本吹奏楽コンクール人気曲ベスト(キングレコード、2017年) - 選曲・ライナーノーツ
  • オザワ部長presents全日本吹奏楽コンクール名演ベスト(キングレコード、2018年) - 選曲・ライナーノーツ

ラジオ

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  • TBSラジオ たまむすび(TBSラジオ、2014年3月5日) - ゲスト出演[13]
  • コンテンポラリー・クラシック・ステーションOTTAVA OTTAVA Salone(OTTAVA株式会社、2015年3月13日 - 2016年11月8日) - コーナー「Bravo Brass ブラバンピープル集まれ!オザワ部長のLet’s吹奏楽部」にレギュラー出演
  • NHK-FM 今日は一日“ブラバン”三昧(日本放送協会、2015年11月3日)[14]
  • NHK-FM 今日は一日“吹奏楽”三昧リターンズ(日本放送協会、2016年11月3日)[15][16]
  • コンテンポラリー・クラシック・ステーションOTTAVA OTTAVA Bravo Brass ブラバンピープル集まれ!オザワ部長のLet’s吹奏楽部[17](OTTAVA株式会社、2016年11月19日 - 2019年3月30日) - プレゼンター[18]
  • コンテンポラリー・クラシック・ステーションOTTAVA OTTAVA Mall[19](OTTAVA株式会社、2017年2月8日 - ) - プレゼンター[20][21]
  • JFN オザワ部長の青春RADIO吹奏楽部(全国FM放送協議会の特別番組、2017年6月17日以降全国の加盟局で放送)[22]
  • JFN オザワ部長の青春RADIO吹奏楽部 歓喜と涙のコンクール編(全国FM放送協議会の特別番組、2017年12月31日以降全国の加盟局で放送)[23]
  • JFN OTOBAKO〜いつも心に音楽を〜(全国FM放送協議会、2018年7月30日以降全国の加盟局で放送) - ゲスト出演[24]
  • コンテンポラリー・クラシック・ステーションOTTAVA・JFN Bravo Brass〜集まれ!ブラバンピープル〜(OTTAVA株式会社・全国FM放送協議会、2019年4月6日 - 2022年1月29日) - プレゼンター
  • エフエム長崎 JOY BRASS(エフエム長崎、2019年10月25日) - ゲスト出演[25]
  • J-WAVE JUST A LITTLE LOVIN’(J-WAVE、2024年8月7日)- ゲスト出演[26]

テレビ

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連載

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  • 朝日新聞デジタル 奏でるコトバ、響くココロ(朝日新聞社、2017年7月12日 - 2022年3月23日)[29][30]
  • 月刊誌『ぶらあぼ』 OTTAVAへようこそ!(東京MDE、2018年6月号 - 2019年2月号) - コラムそのものは斎藤茂が担当。2018年6月号に初登場[31]、7月号より「オザワ部長の"コラム in コラム"」として掲載開始[32]
  • 朝日新聞デジタル My吹部Seasons(朝日新聞社、2022年4月12日 - )[33]
  • eぶらあぼ ガンバレ!吹奏楽部!ぶらあぼブラス!(ぶらあぼホールディングス、2022年5月 - )[34]

その他

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  • 「吹奏楽部の部長」という設定。一時期、OTTAVAのコンサートや公開生中継、吹奏楽のイベントには学ランを着用して出演していた[35]
  • 『Bravo Brass』が『OTTAVA Salone』内のコーナーだった時期、番組ページにはプレゼンター(一般のラジオ局におけるディスクジョッキーパーソナリティにあたる)としての紹介はなかった。しかし、ともにコーナーを進行していた森雄一は、番組内で「ゲストではなく、私と一緒にやっているパーソナリティ」(2015年11月13日)、「(吹奏楽分野では)OTTAVAを代表するプレゼンター」(2016年1月8日)と説明していた。『OTTAVA Bravo Brass』の番組ページ[36]にはちゃんと紹介が掲載されている。
  • 現役当時はアルト・テナー・バリトンの3種のサックスを担当。現在はソプラノサックスとアルトサックスを吹く。所有するソプラノサックス(ヤマハ YSS-875)の名前「ヤマ和(お)」を命名したのはSKE48古畑奈和[1]。ほかに、セルマーのサックス「セル夫」[37]を所有。『OTTAVA Bravo Brass』(2017年7月15日)にゲスト出演した本多俊之と『マルサの女』テーマ曲を合奏した際は、本多のアルトサックスを借りて演奏した[38]
  • 好きな吹奏楽曲は内藤淳一『吹奏楽のためのインヴェンション第1番』、フィリップ・スパーク宇宙の音楽』とのこと[36]
  • 2017年9月17日、トーク&交流イベント「オザワ部長のあるある吹奏楽部〜吹奏楽ファン交流会〜」に出演した[39][40]
  • 著書『吹奏楽部バンザイ!! コロナに負けない』の中の水戸女子高等学校吹奏楽部の章が2023年7月に『ファンファーレ!! 〜響き続けた吹奏楽部の物語〜』として水戸市民会館で舞台化された。(演出・深作健太、脚本・井上桂、出演・荻沼栄音、黒河内りく、田代明桜井木穂、鈴木咲人心ほか)
  • 小説『空とラッパと小倉トースト』が立命館慶祥中学校、長野県公立高等学校、徳島県公立高等学校の国語の入試問題に採用された(2024年度入試)。

脚注

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  1. ^ a b c d 自身の吹奏楽情報サイト「ある吹net」掲載のプロフィール
  2. ^ Twitterへの投稿(2018年10月2日)
  3. ^ Twitterへの投稿(2018年8月19日)”. 2018年8月23日閲覧。
  4. ^ 『いちゅんどー!西原高校マーチングバンド 〜沖縄の高校がマーチング世界一になった話〜』新紀元社、2024年。 
  5. ^ 『とびたて!みんなのドラゴン 難病ALSの先生と日明小合唱部の冒険』2024年、岩崎書店。
  6. ^ 『青春サプリ。 夢をあきらめない』収録「恋する五・七・五」2023年、ポプラ社。
  7. ^ 『青春サプリ。 挑戦する気持ち』収録「無口な私の「挑戦」」2023年、ポプラ社。
  8. ^ ある吹net(2016年7月7日)”. 2016年12月10日閲覧。
  9. ^ ある吹net(2016年12月8日)”. 2016年12月10日閲覧。
  10. ^ 『中学生ブラバン天国 オザワ部長のあるある吹部訪問』著者紹介。
  11. ^ 部活指導者向けDVD|吹奏楽|ジャパンライム”. 2017年1月1日閲覧。
  12. ^ ブラボー吹奏楽部(2020年8月20日)”. 2020年9月17日閲覧。
  13. ^ 番組ブログ(2014年3月5日)”. 2016年11月1日閲覧。
  14. ^ ある吹net(2015年11月5日)”. 2016年11月1日閲覧。
  15. ^ ある吹net(2016年10月1日)”. 2016年11月1日閲覧。
  16. ^ NHK大阪放送局ブログ(2016年11月2日)”. 2016年11月1日閲覧。
  17. ^ 現役の吹奏楽部員を応援し、リスナーに吹奏楽の楽しさを伝える番組。吹奏楽の最新情報、オザワ部長の吹奏楽活動(=吹活)レポートや、吹奏楽部・楽団からエントリーされた音源などを紹介する。OTTAVA Bravo Brass~ブラバンピープル集まれ!オザワ部長のLet’s吹奏楽部(OTTAVA公式サイト)”. 2016年11月18日閲覧。
  18. ^ ある吹net(2016年11月18日)”. 2017年2月8日閲覧。
  19. ^ 音楽やライフスタイルについての情報を雑誌感覚で紹介する録音番組。無料で24時間視聴可能。YouTubeで配信される。
  20. ^ OTTAVA Mall「芸劇ウインド・オーケストラ第3回演奏会~バッハから新垣隆まで~」(OTTAVA公式サイト)”. 2017年2月8日閲覧。
  21. ^ ある吹net(2017年2月8日)”. 2017年2月8日閲覧。
  22. ^ ある吹net(2017年6月15日)”. 2017年6月15日閲覧。
  23. ^ Facebookへの投稿(2017年12月30日)”. 2018年2月1日閲覧。
  24. ^ Facebookへの投稿(2018年7月29日)”. 2018年7月30日閲覧。
  25. ^ Facebookへの投稿(2019年10月25日)”. 2019年11月1日閲覧。
  26. ^ 青春ブラボー吹奏楽部”. 2024年10月4日参照閲覧。
  27. ^ 番組公式ページ”. 2019年3月26日閲覧。
  28. ^ 番組公式ページ”. 2020年11月7日閲覧。
  29. ^ 『奏でるコトバ、響くココロ』一覧ページ(朝日新聞デジタル)”. 2017年7月22日閲覧。
  30. ^ ある吹net(2017年7月12日)”. 2017年7月22日閲覧。
  31. ^ OTTAVAへようこそ! Vol.4(『ぶらあぼ』2018年6月号)”. 2018年7月12日閲覧。
  32. ^ OTTAVAへようこそ! Vol.5(『ぶらあぼ』2018年7月号)”. 2018年7月12日閲覧。
  33. ^ 『My吹部Seasons』第1回(朝日新聞デジタル)”. 2022年4月13日閲覧。
  34. ^ ガンバレ!吹奏楽部!ぶらあぼブラス! vol.1 さいたま市立浦和高等学校 吹奏楽部(eぶらあぼ)”. 2022年10月26日閲覧。
  35. ^ Facebook「Ottava LFJ 2016 Special」アカウントの投稿(2016年5月5日)”. 2016年11月1日閲覧。
  36. ^ a b OTTAVA Bravo Brass~ブラバンピープル集まれ!オザワ部長のLet’s吹奏楽部(OTTAVA公式サイト)”. 2016年11月18日閲覧。
  37. ^ ブログ「【あるある吹奏楽部】オザワ部長ブログ!」のプロフィール”. 2016年11月1日閲覧。
  38. ^ ある吹net(2017年7月12日)”. 2017年7月22日閲覧。
  39. ^ ある吹net(2017年7月12日)”. 2017年8月2日閲覧。
  40. ^ オザワ部長のあるある吹奏楽部 〜吹奏楽ファン交流会〜 #あるある吹奏楽 #カルカル(Togetter、2017年9月17日)”. 2017年9月18日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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