オタワ国際アニメーションフェスティバル
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オタワ国際アニメーション映画祭 | |
---|---|
受賞対象 | アニメーション |
開催日 | 毎年9月 |
国 | カナダ |
主催 | 国際アニメーション映画協会 |
初回 | 1976年度 |
最新回 | 2023年度 |
公式サイト | https://www.animationfestival.ca |
オタワ国際アニメーション映画祭(Ottawa International Animation Festival / OIAF)は、毎年9月にカナダの首都、オタワで開催される北米最大級のアニメーション・フェスティバルである。
国際アニメーション映画協会公認の国際映画祭であり、アヌシー・ザグレブ・広島(2020年終了)と並ぶ世界4大アニメーションフェスティバルとして知られている。
1976年の開催当初は隔年で開催されていたが、2005年より毎年行われている。
部門
[編集]- 長編部門 (Feature Film)
- 45分以上のアニメーションが対象。
- 短編部門 (Independent Short Films Competition)
- 30分以下のアニメーションが対象。
- 学生部門 (Student Animation Competition)
- 学生による作品が対象。
- 広告部門 (Commissioned Films Competition)
- 特定の商業目的・プロモーション目的で制作されたアニメーションが対象。
- 児童向け部門 (Films/Videos Made for Children)
- 0歳から12歳までを対象観客とし、それぞれに向けて制作された作品が対象。
賞
[編集]- 大賞 (Grand Prize)
-
- 長編部門グランプリ
- 短編部門グランプリ
- カテゴリー賞 (CATEGORY AWARDS)
-
- ナラティブ短編アニメーション賞
- 実験・抽象作品賞
- 学生作品賞
- 卒業作品賞
- 広告作品賞
- 児童向け作品賞
- クラフト賞 (CRAFT AWARDS)
-
- 脚本賞
- デザイン賞
- 技術賞
- 音楽賞
短編部門グランプリ
[編集]開催年 | 題名 | 監督 | 製作国 |
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1976年 | ストリート The Street |
キャロライン・リーフ | カナダ |
1978年 | 大西洋横断 La traversée de l'Atlantique à la rame |
ジャン=フランソワ・ラギオニ | フランス |
1980年 | Ubu | ジェフ・ダンバー | イギリス |
1982年 | クラック! | フレデリック・バック | カナダ |
1984年 | Chips | イェジー・クチャ | ポーランド |
1986年 | The Frog, the Dog, and the Devil | ボブ・ステンハウス | ニュージーランド |
1988年 | 木を植えた男 L'homme qui plantait des arbres |
フレデリック・バック | カナダ |
1990年 | 妻は雌鳥 Hen, His Wife |
イゴール・コヴァリョフ | ソビエト連邦 |
1992年 | 姉妹 Two Sisters |
キャロライン・リーフ | カナダ |
1994年 | ペンギンに気をつけろ! The Wrong Trousers |
ニック・パーク | イギリス |
1996年 | 窓辺の鳥 Bird in the Window |
イゴール・コヴァリョフ | ロシア・ アメリカ合衆国 |
1998年 | ニンジン達の夜 The Night of the Carrots |
プリート・パルン | エストニア |
2000年 | 炎の輪 Ring of Fire |
アンドレアス・ヒュカーデ | ドイツ |
2002年 | ホーム・ロード・ムービーズ Home Road Movies |
ロバート・ブラッドブルック | イギリス |
2004年 | ライアン Ryan |
クリス・ランドレス | カナダ |
2005年 | ミルク Milch |
イゴール・コヴァリョフ | アメリカ合衆国 |
2006年 | Dreams & Desires: Family Ties | ジョアンナ・クイン | イギリス |
2007年 | カフカ 田舎医者 | 山村浩二 | 日本 |
2008年 | チェーンソー Chainsaw |
デニス・トゥピコフ | オーストラリア |
2009年 | インヒアレント・オブリゲイション Kaasündinud Kohustused |
ラオ・ヘイドメッツ | エストニア |
2010年 | エクスターナル・ワールド The External World |
デヴィッド・オライリー | アイルランド |
2011年 | Moxie | ステファン・アーウィン | イギリス |
2012年 | ジャンクヤード Junkyard |
Hisko Hulsing | オランダ |
2013年 | ロンリー・ボーンズ Lonely Bones |
ロスト | フランス・ オランダ |
2014年 | ヒポポタミー Hippos (Hipopotamy) |
ピョートル・ドゥマウァ | ポーランド |
2015年 | 帽子をかぶった小さな人々 Small People With Hats |
二瓶紗吏奈 | イギリス |
2016年 | J'aime les filles | ダイアン・オボムサウィン | カナダ |
2017年 | Ugly | ニキータ・ディアクール | ドイツ |
2018年 | Solar Walk | Réka Busic | デンマーク |
2019年 | Don't Know What | トマス・レノルドナー | オーストリア |
2020年 | KKUM | キム・カンミン | 韓国 |
2021年 | 骨嚙み | 矢野ほなみ | 日本 |
2022年 | 半島の鳥 | 和田淳 | 日本 |
2023年 | みじめな奇蹟 | 折笠良 | 日本 |
長編部門グランプリ
[編集]開催年 | 題名 | 監督 | 製作国 |
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2004年 | Raining Cats and Frogs | ジャック=レミ・ジレール | フランス |
2005年 | Nyócker | Áron Gauder | ハンガリー |
2006年 | ザ・クリスティーズ The Christies |
フィル・ムロイ | イギリス |
2007年 | ペルセポリス Persepolis |
ヴァンサン・パロノー マルジャン・サトラピ |
フランス |
2008年 | バトル・フォー・テラ Terra |
アリストメニス・ツルバ | アメリカ合衆国 |
2009年 | メアリー & マックス Mary and Max |
アダム・エリオット | オーストラリア |
2010年 | さよならミスタークリスティー Goodbye, Mister Christie |
フィル・ムロイ | イギリス |
2011年 | 死亡以上埋葬未満 Dead But Not Buried |
フィル・ムロイ | イギリス |
2012年 | しわ Arrugas |
イグナシオ・フェレーラス | スペイン |
2013年 | チトー・オン・アイス Tito on Ice |
マックス・アンダーソン ヘレナ・アホネン |
スウェーデン |
2014年 | Seth’s Dominion | Luc Chamberland | カナダ |
2015年 | オーバー・ザ・ガーデンウォール Over The Garden Wall |
パトリック・マクヘイル | アメリカ合衆国・ 韓国 |
2016年 | Louise en Hiver | ジャン=フランソワ・ラギオニ | フランス・ カナダ |
2017年 | 夜は短し歩けよ乙女 | 湯浅政明 | 日本 |
2018年 | This Magnificent Cake! | マーク・ジェイムス・ロエルズ エマ・ドゥ・スワーフ |
ベルギー・ フランス・ オランダ |
2019年 | 音楽 | 岩井澤健治 | 日本 |
2020年 | Zabij to i wyjedź z tego miasta | マリウシュ・ヴィルチンスキ | ポーランド |
2021年 | Bob Spit | Cesar Cabral | ブラジル |
2022年 | 幾多の北 | 山村浩二 | 日本 |
2023年 | Adam change lentement | Joël Vaudreuil | カナダ |
日本の受賞者および作品
[編集]開催年 | 題名 | 監督 | 部門 | 賞 |
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2007年 | カフカ 田舎医者 | 山村浩二 | 短編部門 | グランプリ |
2015年 | 帽子をかぶった小さな人々 | 二瓶紗吏奈 | 短編部門 | グランプリ[1] |
2016年 | 水準原点 | 折笠良 | - | 実験・抽象作品賞[2] |
2017年 | 夜は短し歩けよ乙女 | 湯浅政明 | 長編部門 | グランプリ[3][4] |
2019年 | 音楽 | 岩井澤健治 | 長編部門 | グランプリ |
2021年 | 骨嚙み | 矢野ほなみ | 短編部門 | グランプリ |
2022年 | 半島の鳥 | 和田淳 | 短編部門 | グランプリ |
2022年 | 幾多の北 | 山村浩二 | 長編部門 | グランプリ |
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “「オタワ国際アニメーションフェスティバル」二瓶さんが短編部門でグランプリ”. SANSPO.COM (2015年9月22日). 2015年9月22日閲覧。
- ^ “折笠良「水準原点」がオタワ国際アニメーション映画祭で最優秀実験・抽象作品賞に”. 映画ナタリー. (2016年9月26日) 2016年9月26日閲覧。
- ^ “Nikita Diakur’s ‘Ugly,’ Masaaki Yuasa’s ‘Night Is Short, Walk On Girl’ Win Grand Prizes at OIAF 2017”. Animation World Network. (2017年9月23日) 2017年9月24日閲覧。
- ^ “湯浅政明監督『夜は短し歩けよ乙女』オタワ映画祭でグランプリ 日本人監督初の快挙”. ORICON NEWS (oricon ME). (2017年9月24日) 2017年9月25日閲覧。