オペル・グランドランド
グランドランド (Grandland) はドイツの自動車メーカーオペル(イギリスではボクスホール)が販売しているCセグメントクロスオーバーSUVである。2015年に販売を終了しているアンタラの事実上の後継車種となる。2021年の改良前までは「グランドランド X (Grandland X)を名乗っていた。
概要
[編集]オペル・グランドランドX Opel Grandland X | |
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オペル・グランドランドX(フロント) | |
オペル・グランドランドX(リア) | |
オペル・グランドランド(フェイスリフト後) | |
概要 | |
製造国 |
フランスの旗 フランス ナミビア[1] |
販売期間 | 2018年 - |
ボディ | |
乗車定員 | 5名 |
ボディタイプ | 5ドアワゴン |
駆動方式 | FWD |
プラットフォーム | PSA・EMP2プラットフォーム |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,675mm |
全長 | 4,477mm |
全幅 | 1,844mm |
全高 | 1,636mm |
系譜 | |
先代 | オペル・アンタラ |
2016年11月17日、オペルはCセグメントクロスオーバーの車名を「グランドランドX」とすることを発表[2]。2017年4月19日に概要が発表された[3][4]。正式公開は9月のフランクフルトモーターショーとなる[5]。
グランドランドXはモッカX、クロスランドXに続くXファミリー(クロスオーバー)の第三の車種であり、クロスランドXに続いて2012年にグループPSAと結んだ業務提携に基いて生まれた車種である。プラットフォームはプジョー・3008、DS 7クロスバック、シトロエン・C5エアクロスなどと共通のPSAのEMP2プラットフォームを使用し、生産はPSAの工場で行われる見込みである。
ドイツ向けの仕様は、1.2L3気筒直噴ターボ、1.6L4気筒直噴ターボ、2.0L4気筒ディーゼル、1.5L4気筒ディーゼルの4種類[6]。トランスミッションは8速ATを組み合わせるが、一部のモデルでは6速MTも選択できる。
2019年5月、プラグインハイブリッド車の「グランドランドX ハイブリッド4」を発表[7]。駆動方式はガソリンモデルと異なり、四輪駆動となる。パワートレインは1.6Lガソリンターボエンジンに2基のモーターを組み合わせ、300psを発揮する。13.2kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載しEV航続距離は50km、燃費性能は45.5km/L(WLTPモード)を達成した。
2021年7月、オペルの新デザイン言語である「OPEL VISOR(オペル・バイザー)」を採用してフェイスリフト。車名から「X」が取れ、単に「グランドランド」と名乗るようになった。
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オペル・グランドランドX ハイブリッド4(フロント)
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オペル・グランドランドX ハイブリッド4(リア)
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オペル・グランドランドX(インテリア)
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ボクスホール・グランドランドX
日本での販売
[編集]2022年に日本市場でオペルブランドを再展開する[8]際に導入が予定されている[6]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “PSAグループがアフリカ・ナミビアに工場進出 プジョーとオペルのSUVを現地生産へ”. Response. (2018年3月13日). 2020年8月12日閲覧。
- ^ “Opel Grandland X: New Crossover Model for the Compact Class”. オペル (2016年11月17日). 2017年4月19日閲覧。
- ^ “The new SUV: Athletic And Adventurous Opel Grandland X”. オペル (2017年4月19日). 2017年4月19日閲覧。
- ^ Adrian Padeanu (2017年4月19日). “Opel Grandland X Does A Good Job At Hiding Its Peugeot 3008 Roots”. Motor1.com. 2017年4月19日閲覧。
- ^ “「フランクフルトショー2017」の会場から(オペル)”. web CG (2017年9月15日). 2020年8月12日閲覧。
- ^ a b “【オペル、日本市場へ再参入】2021年に投入予定の3車種[詳細画像]”. Response. (2020年2月24日). 2020年8月12日閲覧。
- ^ “かつて日本でも正規輸入されていた「オペル」の最新モデル「グランドランド-Xハイブリッド4」がグローバル市場に登場”. MotorFan (2019年5月15日). 2020年8月12日閲覧。
- ^ “オペル、PSA傘下で日本再上陸へ”. 日刊自動車新聞 (2019年12月10日). 2020年8月12日閲覧。