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オルフェウス (小惑星)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オルフェウス
仮符号・別名 1982 HR
小惑星番号 3361
分類 潜在的に危険な小惑星[1]
発見
発見日 1982年4月24日
発見者 カルロス・トーレス
発見場所 セロ・エル・ロブレ天測点
軌道要素と性質
元期:2008年6月13日(JD 2454630.5)[1]
軌道の種類 楕円軌道
軌道長半径 (a) 1.2094天文単位 (180.92 Gm)[1]
近日点距離 (q) 0.81893天文単位 (122.510 Gm)[1]
遠日点距離 (Q) 1.5999天文単位 (239.34 Gm)[1]
離心率 (e) 0.32288[1]
公転周期 (P) 1.33 [1](485.82 [1]
軌道傾斜角 (i) 2.6849°[1]
近点引数 (ω) 301.651°[1]
昇交点黄経 (Ω) 189.602°[1]
平均近点角 (M) 283.408°[1]
最小交差距離 地球:0.0139175天文単位 (2.08203 Gm)[1]
物理的性質
平均直径 0.3 km[1]
自転周期 3.532時間 (0.1472 d)[1]
絶対等級 (H) 19.03[1]
Template (ノート 解説) ■Project

オルフェウス(3361 Orpheus)は、セロ・エル・ロブレ天測点でカルロス・トーレスが1982年4月24日に発見されたアポロ群に属する小惑星である。軌道離心率は大きく、火星地球の軌道と交差し、金星軌道とも接近している。1900年から2100年にかけて、金星11、地球33、火星に30Gm未満で14回通過する。1937年1978年1982年に0.03天文単位 (4.5×10^6 km; 12 LD)の距離で地球の近くを通過し、2021年2025年に再び近くを通過する[1]

オルフェウスは、最小交差距離(MOID)が0.05天文単位 (7.5×10^6 km; 19 LD)未満であり、直径が140メートルを超えるため、潜在的に危険な小惑星(PHA)として分類されている。地球とのMOIDは、0.0139天文単位 (2,080,000 km; 1,290,000 mi)である[1]。観測アークは36年で、軌道は次の数百年の間によく決定されている。

軌道解には非重力が含まれる[1]

ギリシャ神話のオルペウスに因んで命名された。

ミッション

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オルフェウスは、NEARシューメーカーミッションの最初に提案されたターゲットの1つであった。

提案されたAIDAは、小惑星ディディモスへの接近中にオルフェウスへのフライバイ観測を行う可能性がある[2]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s JPL Small-Body Database Browser: 3361 Orpheus (1982 HR)”. ジェット推進研究所. 14 April 2016閲覧。
  2. ^ A.F. Cheng et al., "Asteroid Impact & Deflection Assessment mission: Kinetic impactor," Planetary and Space Science (Available online 4 January 2016)

外部リンク

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