オレネゴールスキイ・ゴルニャーク (大型揚陸艦)
SDK-91 BDK-91 オレネゴールスキイ・ゴルニャーク | ||
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艦歴 | ||
SDK-91 СДК-91 | ||
竣工 | 1976年 北造船所 | |
所属 | ソ連海軍北方艦隊 ロシア海軍北方艦隊 | |
BDK-91 БДК-91 | ||
改称 | 1977年 | |
オレネゴールスキイ・ゴルニャーク Оленегорский Горняк | ||
改称 | 2002年7月27日 | |
所属 | ロシア海軍北方艦隊 | |
要目 | ||
艦種 | 大型揚陸艦 | |
艦型 | ロプーチャ級揚陸艦 | |
工場番号 | 775/5 | |
排水量 | 基準排水量 | 3,450 t |
満載排水量 | 4,080 t | |
全長 | 112.5 m | |
全幅 | 15 m | |
喫水 | 3.6 m | |
機関 | ズゴダ・ズルツェル製16ZVB40/48ディーゼルエンジン2 基 | 9,600 馬力 |
推進 | 2軸推進 | |
電源 | ディーゼル発電機 | 1 基 |
発電量 | 750 kWt | |
速力 | 最大速度 | 17.59 kn |
巡航速度 | 12 kn | |
航続距離 | 6,000 浬/19 kn 3,500 浬/16 kn | |
行動期間 | 30 日間 | |
乗員 | 87 名 | |
武装 | 個艦防空用艦対空ミサイル9K38イグラ」連装発射機 | 2 基(9M39ミサイル32 発) |
57 mm連装両用砲AK-725 | 2 基(弾数1,100 発) | |
122 mm20連装ロケット発射システムA-215「グラートM」 | 2 基(弾数320 発) | |
機雷 | 90 個 | |
レーダー | 対空・対水上捜索照準レーダーMR-302「ループカ」 | 1 基 |
水上捜索照準レーダーMR-352「ポジチーフ」 | 1 基 | |
射撃管制レーダー | MR-103「バールス」(主砲用) | 1 基 |
積載物搭載量 | 総量 | 500 t |
貨物室寸法 | 95 x 4.5 x 4.5 m | |
兵士 | 340 名 | |
主力戦車 または装甲戦闘車両 |
10 両 12 両 | |
搭載機 | なし |
オレネゴールスキイ・ゴルニャーク(ロシア語:Оленегорский Горнякアリニゴールスキイ・ガルニャーク)は、ロシア連邦の大型揚陸艦(Большой десантный корабль)である。艦名はムールマンスク州の都市の労働者に因む「オレネゴールスクの鉱山労働者」という意味。
概要
[編集]ゲオールギイ・ポベドノーセツは、ポーランド人民共和国で開発された775号計画型中型揚陸艦の5番艦SDK-91(СДК-91エーズデーカー・ヂヴィチソート・アヂーン)として、グダニスクの「ヴェステルプラッテの英雄記念」北造船所(現株式会社「北造船所」)で建造された。1976年に竣工すると、ソ連海軍に引き渡され北方艦隊に配備された。1977年には775号計画型は大型揚陸艦に艦種変えされ、これに伴いSDK-91もBDK-91(БДК-91エームデーカー・ヂヴィチソート・アヂーン)とその名を改められた。
1991年末にソ連が崩壊すると、BDK-91の所属もロシア海軍に移ることとなった。1992年には、BDK-91はそれまでのソ連海軍旗を降ろし、ロシア海軍の伝統的な旗である聖アンドレイ旗を掲げた。
2000年5月7日には、艦名は地元の労働者に因み、オレネゴールスキイ・ゴルニャークに改められた。2007年時点で現役である。
オレネゴールスキイ・ゴルニャークの物資搭載量は500 tまでとなっており、内訳は兵士340 名と41 tまでの主力戦車10 両、または兵士340 名と装甲戦闘車両12 両、または兵士313 名と主力戦車3 両および2S9自走砲3 両、MT-LB5 両、トラック4 両となっている。
2023年8月4日、ウクライナはノボロシスク港で同艦を無人機で攻撃、損傷を与えたとする映像を公開した[1]。
脚注
[編集]- ^ “ロシア軍艦船への攻撃は保安局、海軍の合同作戦”. CNN (2023年8月5日). 2023年8月5日閲覧。