オレノココロ
この記事は「新馬齢表記」で統一されています。 |
オレノココロ | |
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品種 | 日輓[1] |
性別 | 牡[1] |
毛色 | 青毛[1] |
生誕 | 2010年3月22日[1] |
死没 | 2022年7月19日(満12歳没)[2] |
父 | (半血)ウンカイ[1] |
母 | (日輓)富士姫[1] |
母の父 | (半血)クリフジ[1] |
生国 | 日本(北海道士幌町)[1] |
生産者 | 六車實子[1][3] |
馬主 | 大森勝廣[3] |
調教師 |
谷あゆみ(ばんえい)[4] →槻舘重人(ばんえい)[4] |
競走成績 | |
生涯成績 | 173戦52勝[3] |
獲得賞金 | 7720万4000円[3] |
オレノココロは、ばんえい競馬の元競走馬・種牡馬である。ばんえい競馬の重賞を25勝し、重賞勝利数歴代最多記録を保持している[5]ほか、NARグランプリばんえい最優秀馬も3度(2017年[6]、2018年[7]、2020年[8])受賞した。
経歴
[編集]以下の競走距離は、すべて200m。
谷あゆみ厩舎に所属したオレノココロは2012年5月6日、帯広競馬第4競走(2歳新馬)でデビュー。2着馬に37秒の差をつけ勝利[4]。8月5日の帯広第5競走(2歳A-1)出走後に槻舘重人厩舎へ転厩。その後も勝ち星を積み重ね、格付を上げていった[4]。
2013年度は、ばんえい競馬の3歳三冠競走にすべて出走。8月のばんえい大賞典はコウシュハクイーン、11月のばんえい菊花賞はコウシュハウンカイに敗れたが、12月のばんえいダービーで重賞初勝利を挙げた。明けて4歳になった2014年3月、4・5歳限定のポプラ賞も勝ち、2013年度のシーズンを終えた[4]。
2014年度も世代限定戦を中心に重賞へ出走し、9月の銀河賞を勝利。明けて5歳になった2015年正月の天馬賞を勝ったほか、3月のチャンピオンカップも勝利し、古馬混合重賞で初勝利した[4]。
2015年度は開幕早々にばんえい十勝オッズパーク杯で勝利するが、夏場は重賞で勝ちきれない競走が続いた。11月のドリームエイジカップを勝つと、明けて6歳になった2016年正月の帯広記念も勝利。チャンピオンカップも2連覇し、2015年度シーズンを終えた[4]。
2016年度もばんえい十勝オッズパーク杯を連覇したほか、ばんえいグランプリでも勝利[9]。明けて7歳になった2017年正月の帯広記念も連覇し、3月のばんえい記念に出走。初の1000kg挑戦となったが、2着のキタノタイショウに24秒差をつけ、ばんえい記念初制覇[4][10]。
2017年度も旭川記念と岩見沢記念を勝利し、明けて8歳になった2018年はチャンピオンカップを優勝すると、ばんえい記念も連覇を果たした[4][11]。
2018年度は旭川記念を2連覇すると、ばんえいグランプリ・ドリームエイジカップをそれぞれ2度目の勝利。明けて9歳になった2019年正月の帯広記念で3度目の勝利を挙げたが、3月のばんえい記念は帯広記念で負かしたセンゴクエースに敗れ、3連覇を逃した[4][12]。
2019年度はばんえい十勝オッズパーク杯を3度目の優勝、旭川記念を3連覇。その後は重賞で勝てない時期が続いたが、明けて10歳になった2020年3月のばんえい記念で3度目の優勝を果たした[4][13]。
2020年度は重賞に出走するも勝ちきれない時期が続いたが、明けて11歳になった2021年正月の帯広記念で4度目の優勝を決め、引退レースとなるばんえい記念に出走。前夜からの雪で軽くなった馬場に苦戦しホクショウマサルの4着に敗れ、4度目のばんえい記念制覇はならなかった[4][14]。
引退後はばんえい牧場十勝(帯広市)にて種雄馬(種牡馬)となり、2022年3月に最初の初年度産駒が誕生した。同年7月18日に疝痛を発症し治療を受けていたが、19日未明にヘルニアによる機能不全のため死亡(12歳没)[2][15]。
重賞勝利
[編集]- 2013年:ばんえいダービー
- 2014年:ポプラ賞、銀河賞
- 2015年:天馬賞、チャンピオンカップ、ばんえい十勝オッズパーク杯、ドリームエイジカップ
- 2016年:帯広記念、チャンピオンカップ、ばんえい十勝オッズパーク杯、ばんえいグランプリ
- 2017年:帯広記念、ばんえい記念、旭川記念、岩見沢記念
- 2018年:チャンピオンカップ、ばんえい記念、旭川記念、ばんえいグランプリ、ドリームエイジカップ
- 2019年:帯広記念、ばんえい十勝オッズパーク杯、旭川記念
- 2020年:ばんえい記念
- 2021年:帯広記念
血統
[編集]表内の「ペル」はペルシュロン、「ブル」はブルトン、「ベルジ」はベルジアンを表す。
オレノココロの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父 半血 ウンカイ |
父の父 半血 マツノコトブキ
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ペル 二世ロツシーニ | ペル ロツシーニ | |
ペル 明雪 | ||||
半血 初姫 | 半血 アンリユー | |||
半血 姫桜 | ||||
父の母 半血 ミハル
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ベルジ マルゼンストロングホース | ベルジ コントリビユター | ||
ベルジ ジャネツトスプレムドフアルクール | ||||
ペル 強礼 | ペル アプレス | |||
ペル 礼旦 | ||||
母 日輓 富士姫 |
半血 クリフジ | 半血 オークマタロー | ベルジ ジアンデユマレイ | |
半血 芳春 | ||||
半血 栄姫 | ペル系 バートホーシヨー | |||
半血 栄桜 | ||||
母の母 半血 ノースランドトップ
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半血 ノースランド | ブル系 キタノテンリユウ | ||
半血 豊吉 | ||||
半血 銀花 | 半血 ナイエホウシユ | |||
半血 呂栄 | ||||
出典 |
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父ウンカイは、1997年のばんえい4歳(現・3歳)三冠馬[16]。祖父マツノコトブキの産駒には、トモエパワーやアンローズがいる[17]。
脚注
[編集]
出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i 登録馬情報(詳細)(オレノココロ、登録名:千代富士、血統登録番号:22201 0745) - 日本馬事協会、2021年3月25日閲覧
- ^ a b オレノココロ 訃報 - ばんえい牧場十勝、2022年7月20日配信・閲覧
- ^ a b c d 馬登録情報(オレノココロ) - 地方競馬全国協会、2021年3月25日閲覧
- ^ a b c d e f g h i j k l 出走履歴(オレノココロ) - 地方競馬全国協会、2021年3月25日閲覧
- ^ "あの名勝負忘れない オレノココロなど3頭の引退セレモニー". 十勝毎日新聞電子版. 十勝毎日新聞社. 21 March 2021. 2021年4月8日閲覧。
- ^ “『NARグランプリ2017』表彰馬・表彰者決定”. 地方競馬全国協会 (2018年1月15日). 2018年1月15日閲覧。
- ^ NARグランプリ2018 表彰者・表彰馬一覧 - 地方競馬全国協会、2019年1月16日発表、同日閲覧
- ^ 『「NARグランプリ2020」表彰馬・表彰者決定!!~年度代表馬はサブノジュニア~』(プレスリリース)地方競馬全国協会、2021年1月13日 。2021年1月13日閲覧。
- ^ “web Furlong 2016【レースハイライト】第28回ばんえいグランプリ”. 地方競馬全国協会. 2021年3月25日閲覧。
- ^ “web Furlong 2016【レースハイライト】第49回ばんえい記念”. 地方競馬全国協会. 2021年3月25日閲覧。
- ^ “web Furlong 2017【レースハイライト】第50回ばんえい記念”. 地方競馬全国協会. 2021年3月25日閲覧。
- ^ “web Furlong 2018【レースハイライト】第51回ばんえい記念”. 地方競馬全国協会. 2021年3月25日閲覧。
- ^ “web Furlong 2019【レースハイライト】第52回ばんえい記念”. 地方競馬全国協会. 2021年3月25日閲覧。
- ^ “web Furlong 2020【レースハイライト】第53回ばんえい記念”. 地方競馬全国協会. 2021年3月25日閲覧。
- ^ ばんえい牧場十勝(Facebook) - ばんえい牧場十勝、2022年7月20日配信・閲覧
- ^ 出走履歴(ウンカイ) - 地方競馬全国協会、2021年3月25日閲覧
- ^ 成績情報 種雄馬別産駒競走成績(マツノコトブキ) - 家畜改良データバンク(日本馬事協会)、2021年3月25日閲覧
外部リンク
[編集]- 競走馬成績と情報 KEIBA.GO.JP