オンシジウム・オブリザタム
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オンシジウム・オブリザタム | ||||||||||||||||||||||||||||||
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オンシジウム・オブリザタム
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分類(APG III) | ||||||||||||||||||||||||||||||
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オンシジウム・オブリザタム Oncidium obryzatum Rchb. f. はオンシジウム属のラン科植物の1種。小型の花を多数つける。
特徴
[編集]常緑性の多年生草本で着生植物[1]。偽鱗茎は扁平な卵形で縁に稜があり、長さは5-10cm。偽鱗茎の先端には1枚の葉があり、長さ10-35cmで蝶楕円状舌形で革質。
開花期は春で、花茎は長く直立して伸びて長さ50-100cmに達する。花茎はよく分枝して多数の花をつける。花は小さくて径2cmほど、花弁も細く、新弁は扇形だがさほど広がらない。花の地色は淡黄色でその上に栗褐色の斑紋が入る。
分布
[編集]コスタリカ、パナマからコロンビア、ペルーに分布。
利用
[編集]洋ランとして栽培される。本種は花が小さくて色も形も地味であり、個々の花の観賞価値は高くない。だが細かな花が多数着く姿はカスミソウにも似ており、園芸的に評価が高い。また香りもあり、花が咲いている期間も長いので鉢物としてもよく[2]、また切り花にも向いている[3]。そのため実生でもクローンでも繁殖が行われ、よく普及している。栽培も容易である[4]。
出典
[編集]参考文献
[編集]- 土橋豊、『洋ラン図鑑』、(1993)、光村推古書院
- 大場良一監修、『失敗しない洋ラン入門』、(2010)、主婦の友社(主婦の友生活シリーズ)
- 岡田弘、『咲かせ方がよくわかる はじめての洋ランの育て方』、(2011),主婦の友社