オーブリー・パウエル
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Aubrey Powell オーブリー・パウエル | |
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2014年 バーミンガムのギャラリーにて | |
生誕 |
1946年9月23日 イングランド サセックス州 |
国籍 | イギリス |
出身校 | ロンドン・フィルム・スクール |
職業 | |
活動期間 | 1965年 - |
団体 | ヒプノシス |
著名な実績 | カバーアート |
影響を受けたもの | シュルレアリスム |
公式サイト | オーブリー・パウエル 公式サイト |
オーブリー・パウエル(Aubrey Powell, 1946年9月23日 - )は、イングランド出身のグラフィックデザイナー、アートディレクター、映像プロデューサー。アート集団ヒプノシスの元メンバー。
略歴
[編集]1946年9月23日、イングランドのサセックス州生まれ。あだ名は"Po"(ポー)[1]。
ケンブリッジシャー州イーリーのキングズ・スクールを卒業した後、ロンドン・フィルム・スクールで技術を学ぶ。1965年頃からロンドンでテレビ番組などの美術デザイナーとして活動を始め、1968年に友人のストーム・トーガソンとデザイン・チーム「ヒプノシス」を結成する[2]。
主に音楽アルバムのアートワークを主体とし、ピンク・フロイド、レッド・ツェッペリン、ポール・マッカートニーなどのビッグネームから、デビューしたての無名なアーティストまでの多数を手掛け、1970年代に活動の最盛を迎えた。しかし1980年代からミュージック・ビデオなどの映像分野が顕著になり、それに対応した映像会社「グリーンバック・フィルムズ」を設立するため、1983年にチームは解散する。しかし起業が後発であったのも影響して軌道に乗れず、会社は倒産した。
ヒプノシス解散後
[編集]ソーガソンは以前のデザインワークに戻ったが、パウエルはそのまま映像関連の活動を継続し、ビデオや映画の制作に関わる仕事に就く。また、アルバム関連ではアートディレクターを主に務めた。
2013年のトーガソン亡き後、ピンク・フロイド関連の仕事を引き継ぎ、ラストアルバム『永遠/TOWA』のアートディレクターを担当した[3]。
アートワーク作品一覧
[編集]→「ヒプノシスとしての作品は、ヒプノシス」を参照
アルバム
[編集]- バッド・カンパニー
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- 10 from 6(1985)
- Company of Strangers(1995)
- Stories Told & Untold(1996)
- ディープ・パープル
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- Nobody's Perfect(1988)
- レッド・ツェッペリン
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- リマスターズ(1990)
- スコーピオンズ
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- クレイジー・ワールド(1990)
- ポール・マッカートニー
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- オフ・ザ・グラウンド(1996)
- The Law
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- The Law(2002)
- ロバート・プラント
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- Sixty Six to Timbuktu(2003)
- UB40
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- Who You Fighting For?(2005)
ビデオ
[編集]- ビッグ・カントリー
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- Live(1984)
- Live At Barrowland 1983(2009)- DVD盤
- バリー・ギブ
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- Now Voyager(1984)
- ザ・ファーム
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- Five from the Firm(1986)
- ザ・フー
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- The Who Featuring Tommy(1989)
- Tommy Live With Special Guests(2005)
- ザ・キュアー
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- Galore - The Videos 1987 - 1997(1997)
- マッドネス
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- At Madstock(1998)
- Galore - The Videos 1987 - 1997(1997)
- イエス
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- マグニフィケイション(2001)- CD-ROM track
- Symphonic Live(2002)
- ジューダス・プリースト
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- Live In London(2002)
- ライヴ・アット・武道館(2005)
- ナザレス
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- Homecoming - Greatest Hits Live in Glasgow(2002)
- TOTO
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- 25th Anniversary - Live In Amsterdam(2003)
- ジョン・メイオール & ブルースブレイカーズ And フレンズ
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- 70th Birthday Concert(2003)
- シャドウズ
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- Platinum Collection(2006)
- ゲイリー・ムーア
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- One Night In Dublin - A Tribute To Phil Lynott(2006)
- レインボー
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- Live Between The Eyes / The Final Cut(2006)- DVD盤
- ロバート・プラント
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- Nine Lives(2006)
書籍
[編集]※日本の出版のみ記載
- 100ベストアルバムカヴァーズ (2001年11月22日、ミュージック・マガジン社)
- ヒプノシス・アーカイヴズ (2014年11月21日、河出書房新社)
- ヒプノシス全作品集(2018年3月19日、シンコーミュージック)
- ヒプノシス ロック名盤デザイン秘話 (2022年10月28日、シンコーミュージック)
出演
[編集]映画
[編集]- Squaring the Circle (The Story of Hipgnosis) (2023年6月米国公開、アントン・コービン監督)
脚注
[編集]- ^ “U2やボウイを撮った写真家が語る、アーティストの「神話」彩るビジュアルの役割”. Rolling Stone Japan (2023年2月25日). 2023年7月14日閲覧。
- ^ “ヒプノシスのオーブリー・パウエル、ピンク・フロイドのアルバム・カヴァーについて語る”. amass (2021年9月7日). 2023年7月14日閲覧。
- ^ ピンク・フロイド20年振りのニュー・アルバム『永遠(TOWA)』 - SonyMusic